2024 庭の紅葉

家を建て替えてから40数年、玄関と南周りに庭木を、裏庭には果樹を中心に植えてそれなりに馴染んできました。

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ドウダンツツジ & モミジ
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ロウバイ & マユミ
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クレマチス(穂) & ツツジ
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植木は生き物、すべての木々が成長し、自由に枝葉を伸ばします。庭は一定の空間の中に、人工的に自然を閉じ込めることといわれます。
自由に伸びようとするものを、周りとの調和を考えつつ人間のコントロール下に置きます。

新年になると、ロウバイの膨らんだ蕾が色の花をつけます。春先に紅梅が花をつけ、紅カナメモチの新芽がく色づきます。春にドウダンツツジやスモモがい花をつけ、ツツジやサツキが赤や白の花をつけ、秋が進むとドウダンツツジが葉し、モクセイが香り、マユミの実がく色づき、カエデがに染まり、サザンカのい花咲きだします。

 

   

2024年12月 4日 (水)

中村哲氏の死から5年 百の診療所より一本の用水路

Img_20241205_0001 豊岡市で開かれた「憲法カフェ映画会」に参加してきました。

~医師・中村哲 現地活動35年の軌跡~
「彼が遺した文章と記録映像をもとに、現地活動の実践と思索をひも解く

アフガニスタンで長年、人道支援に携わってきた医師の中村哲さんが銃撃されて亡くなってから12月4日で5年になります。
当初は医師として現地で診療を行っていた中村医師ですが、途中で水路建設に方針変更しました。

「百の診療所より、一本の用水路が必要である」
「飢えと貧困が病気を生む」と白衣を作業着に変えて、干ばつに苦しむこの地に井戸を掘り、川の水を引いて水路を作る事業を進め、砂漠を穀倉地へと変える取り組みを続けました。




PMS/ペシャワール会提供動画

 

 

 

    

 

2024年12月 3日 (火)

2024 豆類の収穫

秋じまいの作業も終わり、収穫が残っています。特に豆類は、枝から莢を離す、乾燥させる、莢から実を取り出す、乾燥させる、選別するの5工程を経て初めて収穫が終わります。手間暇がかかる仕事で、田舎ではジジババの冬仕事と言われます。

豆は栄養価も高く大好物で年中作ります。

春はインゲンと枝豆の早生種、夏はエダマメの中生種、秋は七夕豆・小豆・黒鶴(在来種)です。黒鶴は若取りしてエダマメで食べます。
ということは小豆を除いて、春夏秋の3シーズン、ビールのつまみを作っていることになります。  o(^o^)o

天日干し作業 & 黒鶴(クロツル)

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小豆 & 七夕豆(種用)
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伊佐屋菜園すぐ横の公民館の犬走をお借りして、小豆の赤、黒豆の黒、七夕豆の白を並べます。

黒鶴は枝豆として食べて残ったものです。干して煮豆や豆餅に使い、小豆は餡餅や赤飯に欠かせません。七夕豆は来年の種に使います。今年の豆類の出来は、猛暑で苦戦した七夕豆以外、順調だった落花生も含めてまずまずでした。
どれも乾燥のあと選別してペットボトルに保存します。長年の経験でペットボトルに入れると虫がわかないのです。
来年になると、この中から大きくて艶があるものを種とします。こうして在来種栽培が繰り返されるのです。






 

 

2024年11月24日 (日)

2024 伊佐屋菜園 秋じまい編

11月も半ばを過ぎると冬の訪れを感じます。最低気温が10度を切ってくるとエアコンやストーブの出番です。
伊佐屋菜園も夏に播き苗を育てた、秋冬野菜の収穫が始まりました。
菜園A芝寺271㎡)は、円山川堤防近くで国道や県道に囲まれています。土手外の名の通り堆積土で水はけのよい肥沃な土地です。(石は全くありません)

1月初旬にタマネギ苗を植え、中旬にエンドウの種まきをして、畑仕事が終える「秋じまい」となります。

菜園A(芝寺271㎡) 全景
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タマネギ & ニンニク
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エンドウ(発芽前) & イチゴ
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イチゴはこのまま雪と寒さにさらし、2月になると2回目の肥料を施し、マルチをかけます。
マルチを使うと雑草を抑え、地温を上げ、水分と肥料分を保持することができます。
使ったものは、できるだけ再利用します。

ダイコン & セロリ・ハクサイ
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ノラボウ菜、奥にホウレンソウ & ブロッコリー・ミズナ・カブ・ネギ・キクナ
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例によって自家消費のため少量多品種の作付けです。
使ったマルチは、雑草防止のため来年の作付けまで置いておきます。

菜園B(芝寺271㎡)「岩津ネギ」が残るだけ
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菜園B(芝寺271㎡)は、菜園(C)と同じ芝寺に位置し、集合墓地周辺を取り囲んでいます。
メインとなるクロツルとサツマイモは収穫済みなので、残るのはこれから鍋物に合う「岩津ネギ(注)」です。本場の岩津ネギとは言えませんが、同じ苗から種を採っています。雪が積もる北但では、葉折れを防ぐため積雪前に収穫します。

(注)朝来市岩津地区で栽培される岩津ネギは23日に出荷解禁されました。関東などに流通している白ネギと比べて、青葉の部分まで柔らかく、すべて食べられるのが特長です。 特に冬の冷え込みが厳しくなると、甘さと柔らかさが一段と増し、肉厚の青い葉にとろりとした水分が含まれてさらに美味しくなります。白い部分が25㎝以上という規格があり、何回かの土寄せが行われます。

昔からほかの農家さんに貸していた菜園C(芝寺954㎡) は、 耕作主が亡くなりました。
返されても広すぎて、伊佐屋君の手に合わないので府市場農産に無償で貸しています。
昨年に続いて手辺ソバを植え、収穫もまずまずだそうです。
           
    ソバを刈り終えた 菜園C(芝寺954㎡)
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2024年11月21日 (木)

兵庫知事選挙結果 驚きと心配

17日投票の兵庫知事選挙で、議会で不信任を受けた斎藤前知事が当選しました。選挙前や中盤の選挙情勢をひっくり返した驚きの結果でした。

この選挙でかってない異例現象が起きました。N党候補者の立花氏が、自分の当選を望まず、斎藤候補が当選するための運動をしたことです。演説で「僕に(票を)入れないでくださいね」強調しています。
立花氏のポスターが張られていたのは、旧日高町内で市役所日高支所前だけ、「元明石市長のパワハラを思い出せ」の文字だけでした。
斎藤候補は他候補と違い、2丁の拳銃を手に入れたのです。

豊岡市では選挙戦も以前のまま、候補者の宣伝カーも滅多に来ませんでした。大都市中心に起こった「SNS選挙」が理解できません。若者だけでなく、広い年齢層が選挙情報にSNSを利用しているのも信じられませんでした。
NHK出口調査で30パーセントが「SNSや動画サイト」を参考にしていて、この70%が斎藤候補に投票したと回答しています。
期間中に立花氏の動画アップが100本、再生が1500万回とされています。

そういえば今はスマホを誰でも持っている時代です。他のマスメディアと違い、SNS発信は「中立」の立場をとる必要はありません。
「中立」を装う既存のマスコミを尻目に、シンプルで大量に繰り返されるフェイク情報がリアルと混ざりあい斎藤氏への投票につながったのでした。投票率は55.7%。2021年の前回選41.1%を大幅に上回りました。
SNSで「斎藤氏ははめられた」「斎藤氏は公益通報違反にあたらない」などが繰り返し流され、自死した元県民局長や他候補への中傷が行われ、斎藤氏の当選に大きな役割を果たしました。

早速当選した斎藤知事は会見で、「公益通報への対応は法的に問題ない」、パワハラとされる県市職員への行為も「業務上必要な指示だった」と信任を盾に居直る姿勢を見せています。

この動きは形を変えて今後広がるでしょう。マスメディアを否定し、ネットで対立と分断をあおる手法は、すべては8年前の「トランプ戦略」から始まりました。
これに味を占めたで輩も出るけど、同じ手は何度も通用させてはなりません。人も組織も学習するでしょう。

インターネット情報の真偽を見極めること。ネットの脅威やルールを理解し、一方的な意見にとらわれない複眼的視点をもつこと
ネット情報を、適切に判断・運用できる能力(ネットリテラシー)も大切です。
それができないとなるとこの国はどうなるか心配です。

 

 

 

    

2024年11月14日 (木)

2024 庭師伊佐屋の冬仕事 Ⅱ

8日から始まった庭仕事は13日に終わりました。
これだけにかかっているわけではなく、半日程度の仕事をつづけました。

植木は生き物、すべての木々が成長し、自由に枝葉を伸ばします。庭は一定の空間の中に、人工的に自然を閉じ込めることといいます。
自由に伸びようとするものを、人間のコントロール下に置く大事な仕事が剪定作業です。

新年一番に、ロウバイの黄色が咲きます。春先に紅梅が花をつけ、紅カナメモチの新芽が赤く色づきます。春にドウダンツツジやスモモが花をつけ、秋が進むとドウダンツツジが黄葉し、マユミ実が赤く色づき、カエデが朱に染まり、サザンカが咲きだします。
とはいうものの土地に余裕がある田舎でも、手入れが面倒なこともあって最近庭を造る家が少なくなりました。
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もっとも手がかかる松も、何とか格好がつきました。庭に松を植えるのは「植木屋さんの作戦」だとよく言われます。
植えた後の剪定で相当な手間賃が見込まれるからだそうです。

主木の松:剪定前と剪定後
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モミジはこれから紅葉し、ドウダンツツジの黄葉とともに彩となるので、葉が落ちてから剪定します。
次は裏庭の果樹の剪定にかかるとします。今年実がならなかったスモモ・スダチ・柿を、きつーくお仕置きしてやります。 

 

 

       

2024年11月12日 (火)

2024 神鍋山野草を愛でる会 納会

11月に入って木々の色づきも目立ってきました。
納会に先立って、会が管理する希少種保護地の整備を行いました。枯れ枝や枯れ葉・ツルなどを取り除く作業です。年2回の作業で、他では見られない野草が順調に育ち増えてきました。
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作業後、近場で秋の野草や残り花を観察しました。

半日陰を作り出す落葉樹 & 順調に増えるタジマタムラソウ
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シャクナゲの残り花とつぼみ
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サネカズラ(ビナンカズラ)の実
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トリカブトの残り花 & キチジョウソウ
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キッコウハグマの穂と閉鎖花
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ムカゴニンジン & オトコエシ
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リンドウ
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オヤマボクチ & アキノキリンソウ
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食事処かんなべの特製ランチ & 納会風景
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会が発足したのが2009年、以後15年間神鍋高原を中心とした山野草を観察してきました。
今年の例会活動は、14回のうち3回が大雨や台風のため中止となりました。

①メンバー(25人)が固定され、班分けによる例会分担も定着した
②グループlineの活用で意思の疎通と情報の共有が進んだ
③愛でる会公式ブログによる活動報告と情報発信を継続することができた
④「神鍋の自然の恵みを愛おしみ、自然環境を保護する」実践として、神鍋山周辺のクリーン活動、特定外来生物のオオキンケイギクの駆除を継続して実施した
⑤管理地の希少種が増え、但馬ドーム森林浴ウオーク地へ移植など連携が始った

一方、役員の固定化、会員の高齢化による課題も見えてきて、分担と交代を基本に会の運営を行なうことが確認されました。

①観察場所は神鍋高原を中心とする但馬北部の近場とする
②公式ブログの新規記事掲載を止める。活動の記録としてブログと記事は残す
③報告や発信はlineグループを活用し各自で行う

ブログを楽しみにしていただいた皆さんには、誠に申し訳なく思います。諸事情をご賢察ください。
例会報告だけ個人ブログ「伊佐屋三木のblog2」の右サイドバー「神鍋山野草を愛でる会」でリンクさせます。

 

 

    

 

2024年11月 8日 (金)

2024 庭師伊佐屋の冬仕事 Ⅰ

8日から14日まで晴れ間が続くと予報されています。夏から冬へ切り替えを行う貴重な晴れ間です。扇風機や網戸を掃除して片付け、ストーブや毛布を出したりして山陰の寒い冬に備えます。温暖化で積雪が減った近年の雪対策は、12月半ば過ぎに行います。

家を新築して庭を造ったのが40数年前でした。旧屋は菓子屋を営んでいたこともあって、中庭として植木と井戸や池を設けていました。
玄関から南に回り込む庭に変え、当初は専門の植木屋さんに任せしていました。雪が多い但馬でもあり、枝の雪折れ対策の雪吊りまで設けた時期もありました。

剪定費用の支払いに対し、減る収入と増えるマイ時間の分岐点を考慮して自前ですることに決め、刈り込みばさみや剪定ばさみ、高枝切りばさみ、ヘッジトリマーも購入しました。
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伸びすぎた生垣や槙は、とりあえず夏時期に簡単に剪定して、冬前に全体を整えます。
厄介なのは主木の松で、見様見真似の素人仕事でも1日半かかります。古葉を揉み落とし、伸びた枝を収め、芽を生かしながら樹形を保つことを考えます。

剪定前の写真(玄関側)
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剪定前の写真(内部側)
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不安定な築山での作業に、植木屋さんが使う3脚10段の大脚立も購入しましたが、ひざを痛めてから危険なので人に譲りました。
素人でも安全な作業ができるように、槙・松・山茶花・木犀の高木類は、格好を気にせずすべて先端を切り落として樹背を低く小ぶりにします。膝腰に難点がある老庭師でも、小脚立を立てたり梯子にして剪定できるようにしました。




 

 

2024年11月 7日 (木)

異常現象?(カメムシ編)

11月に入ってもカメムシの大量発生は出ていません。
カメムシは成虫のまま越冬するため、秋が深まり気温が下がるとより暖かいところに避難します。それで洗濯物やカーテン、納屋やガレージの奥にある袋や布などに逃げ込むのです。 昨年の11月4日の記事「カメムシの大量発生」← クリック してご覧ください。
異常だった昨年が記憶に刷り込まれているのです。

ほかに柿やすもも・スダチが全く成らないのも特異な年です。多少の成り不成りはよくあることです。これほどまでとは初めての経験です。
そういえば、富士山の初冠雪がいまだに記録されないのも、異常な現象です。

富士山の山頂付近が6日、雪で覆われた。朝日新聞社機で上空から確認した。例年、「初冠雪」は甲府地方気象台が目視で確認しているが、この日は山頂付近が雲で見えず、発表は見送りとなった。
1894年の観測開始以降、最も遅い観測は1955年と2016年に記録した10月26日。発表されれば、最も遅い観測となることは確実で、気象台は「地球温暖化が一因」とみている。(朝日新聞11月7日朝刊)

夏が長い分秋が短く感じられます。といっても冬が厳しく長いわけでなく、地球温暖化の影響で北兵庫も年々雪が少なくなっています。

 

 

 

   

2024年11月 6日 (水)

スマホカーナビ

3年前に購入するとき、カーナビをやめてDVDオーディオにしました。近場中心の運転で必要性が少なく、車載ナビは費用がかさむこと情報の更新が必要なことがネックです。
更新が遅れて道がないところを車が走っている軌跡を見て笑うことがあります。おまけに値段がばかになりません。ナビに比べて半額程度のDVDパネルは、後進時のバックモニターにも使えます。

我が家のカーナビはスマホを利用します。車載ナビほどの情報量はなくとも、必要最小限の道路情報がリアルタイムで得られます。おまけに費用が掛かりません。

パネルに張り付けたスマホ(アプリはグーグルマップ)


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パネルとスマホにマジックテープを張り付け
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夏には松江で開催された島根大学「運動部OB会」、先日は京都市内の娘の家への小旅行に活躍してくれました。

 

 

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神鍋山野草を愛でる会

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