3月末に植えたジャガイモの収穫期です。花が咲き終え茎が倒れ枯れ始めるのが掘りごろサインです。
昨年からマルチを使ったら追肥や土寄せが不要な栽培に替えました。黒マルチシートも昨年のものをそのまま利用しています。
男爵系のキタアカリ、メークインをそれぞれ2㎏の種イモを購入して植えました。昨年との違いは、キタアカリの大きいものの一部に縦に割れ目が入ることです。食べたり保存するには問題ありませんが、体裁が悪いだけのようです。
ネットで調べると「急激な水分吸収や肥料の過多などが原因として考えられる」とあります。芋の成長が早く皮の成長が追い付かないとき、皮の薄いキタアカリに起きるようです。条件が同じにも関わらずメークインにはこの症状は出ません。
手前メークイン奥がキタアカリ & 割れ目が入ったキタアカリ
<マルチ栽培の効用>
①追肥・土寄せが要らない(省力効果)
②地温が高い効果か茎がよく茂る(温熱効果)
③葉を食べ、卵を産み付けるテントウムシダマシが全くいない(防虫効果)
④マルチシートが陽を遮って、土寄せしなくとも芋が緑化しない(遮光効果)
⑤芋づる式に持ち上がって収穫が楽である(省力効果)
毎年悩まされるテントウムシダマシがほとんどいない理由は、マルチ使用に起因するのか不明です。これが発生するとジャガイモが終わると他のナス科&ウリ科野菜(ナス・トマト・ピーマン・キュウリ)に移り、葉を食べてレース状にしてしまいます。