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2015年6月30日 (火)

三川山 登山ルート調査 ①

三川山888mは「ふるさと兵庫50山(のちに100山)」に選ばれていて、ブナ林やシャクナゲの大群落やカタクリの花など豊かな自然で知られています。
三川山登山口の三川区の区長さんで町会議員でもあるMさんから山友会会長に依頼があり、メンバー4人と香美町観光商工課の職員さんの7名で登山道ルートの確認と調査に出かけました。
 
近年遭難事故が相次いでいて、2012年には9人の中高年グループが県警のヘリコプターなどで救出されたり、今年4月にも男性がヘリで救助されました。
事故のほとんどが下山途中の道迷いのため夕刻を迎え救助を要請したものです。

三川権現からの「シャクナゲコース」、「奧の院コース」ともども、重なる台風や大雨被害のため登山ルートが荒れているのと、登山道を示す標識や目印が少ないのが指摘されていました。
今回は標識や登山ルートの整備のための調査に同道し助言を依頼されたものです。

権現社前の看板             両コース登山口分岐    
       
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当の香美町のホームページにも、三川山の記述で・・・・

氷ノ山・後山・那岐山国定公園の一峰、香住の屋根「三川山」は標高887.8mでシャクナゲやヒメコマツが群生し、ブナなどの原生林があります。また、近くを流れる佐津川周辺には多くの鳥や魚、昆虫が生息し、貴重な自然環境が残っており、ハイキングコースとしても人気があります。近年、遭難事故が発生しておりますので、登山される場合は十分ご注意ください。』 と書かれています。(太字は伊佐屋にて)

これで対策済みということではないので、今回の調査となったのでしょう。

 

 

 

2015年6月29日 (月)

伊佐屋ファームの獣被害2

先日記事にした伊佐屋ファームの獣被害の下手人はどうやらアライグマのようです。
その後すぐ近くの溝で猫くらいの大きさの獣を二度、溝蓋の上に猫にしては大振りな糞があるのも見かけました。
過去ヌートリア・ハクビシン・キツネ・タヌキ・アナグマが候補に挙げられました。
伊佐屋ファームもカラスによる空襲だけだったのが、いまや地上軍が主敵になってきたのです。
アライグマに関する記事が「伊佐屋三木のblog」にあります。

2010年7月 「 アライグマ騒動 捕獲作戦 」  ← をクリック。

無住の家や倉庫もあることから昼はそこに住み、夜は菜園で餌をあさるパターンでしょう。

さてどうしたものやら。
 

2015年6月27日 (土)

但馬を学ぼう

但馬ふるさとづくり協会から「但馬ファンクラブ」会員宛に手紙が来ました。

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9月20日の但馬検定受験のお誘いです。
但馬検定も10回を数え、資料を見ると全9回の受験者が1,448名、合格者が783人、54パーセントの合格率です。

但馬地域は、海と山に育まれた豊かな自然が残されています。
そして自然環境を背景に私達の暮らしや文化歴史があります。
その自然歴史・文化など但馬に関する多くの知識を楽しみながら学び、魅力を再発見するとともに、但馬を訪れる人々に対するおもてなしの向上につなげることを期待しているそうです。

検定案内パンフ            実施概要と受験者データ
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私もふるさとづくり大学を受講していた時に実施された第1回から受験して、3級→2級→1級と合格しました。
運がよかったこともありますが、ともかくテキストを勉強し、新聞各紙の但馬版記事に目を通し、出かけるときは必ず寄り道をして自然や歴史文化に触れる努力をしました。


合格後は、地元のふるさと研究、城郭探訪・社寺建築研究、山歩きや山野草の観察など趣味が広がりました。
但馬検定受検は、広い但馬の豊かな自然と人が作り上げてきた歴史と文化を学ぶきっかけになることでしょう。
皆さんもチャンレンジして但馬の魅力を発見・再発見してみませんか?

伊佐屋ファームの獣被害

我が家の近くにある伊佐屋フォームは国道と県道・円山川に囲まれて人通りも多いので、カラス被害のほかは特に気を遣うことはありませんでした。
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食べ散らかしたスイートコーン    上と横を網で囲い込む
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平和だった伊佐屋ファームにも近年、イチゴ・スイカ・メロン・トマト・ スイートコーンが狙われ出しました。
下手人がカラスなら網や糸を張ってなんとか防ぎます。
問題は地上から網をめくって入り込み野菜を食べる雑食性の動物と思われます。
どうやらヌートリアかキツネか狸の類でしょう。
対策は網の裾を地面に固定しめくられるのを防ぐか、地上部50CMくらいを電気柵で囲うのが効果的なようです。
スイートコーンはトンネル育苗で早生を育て、もうすぐ食べられるものが狙われました。
被害は数日でおよそ半数の36本。
作物を育てるだけでも大変なのに、獣被害対策も考えざるを得ない難しい時代となりました。
 
 

2015年6月24日 (水)

鹿角ストラップ

近年シカの増殖によって神鍋山周辺も生物を始め自然環境が破壊されつつあります。
神鍋山野草を愛でる会の有志メンバーがワナ猟免許を取得し、45頭を捕獲したものの継続かつ広範囲な取り組みが求められます。

田畑の作物被害だけでなく、山や森の自然環境も破壊する鹿被害に対し、新たに「神鍋鹿山の会」を立ち上げ、調査や捕獲・有効利用などに取り組みかなされています。
  道の駅神鍋高原カウンター
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鹿角ストラップ            協力のお願い
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捕獲したシカの肉は素早く衛生的に処理して、ジビエとして部内活用されています。
角もこのようにストラップに加工、道の駅神鍋高原内のカウンターで販売されています。
利益は活動資金として使用されます。

2015年6月23日 (火)

神鍋山野草を愛でる会 6月例会 大岡コース

6月例会は大岡山です。
前回は北コースでしたが、大岡寺跡から日高町八代地区 大岡へ下る旧参道コースです。
小学校の遠足で、学校から歩いてこの参道を登ったことを思い出しました。
当時は寺も集落もありましたが、今はすべて里に降り跡地が残っているだけです。

<どの写真もクリックで拡大し、写真右上の×ボタンで元に戻ります>

 ツチアケビ(蕾)
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ウメガサソウ

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ギボウシ(蕾)

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ササユリ

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キキョウ(開花した雄花と中の白い雌花)

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沖縄戦「終結」の日に思う

1945年の6月23日、沖縄戦で組織的な戦闘が「終結」したとされる「慰霊の日」です。
80日にもおよぶ地上戦で、住民の4人に1人およそ20万人もの犠牲者を出しました。
南方各地の占領地を失った日本に、アメリカ軍が沖縄に上陸し地上戦が行われました。
沖縄に配置された第32軍は、本土侵攻を遅らせるため住民を強制的に徴用し、多くの犠牲者を出しました。

すでに長年の徴兵で残されたのは中高年・女性・子供など非戦闘員でした。
沖縄県民にとって、日本軍は守ってもらえるどこるか攻めてくる敵に対して全面協力を強制され、投降は許されませんでした。
本土も東京を始めとする大空襲や広島長崎への原爆投下で大きな被害を出しましたが、沖縄戦で住民が追い込まれたむごい「時間稼ぎ」の使命と悲惨な被害を知るにつけ、それを命じ実行させた罪の大きさは決して許されるものではありません。

その後アメリカの統治下に置かれ、「施政返還」後も基地に囲まれて生きる沖縄は過酷な状況に置かれます。


今審議中の安倍内閣が進める「安全保障関連法案」、一括という出し方も中味もすべて異常としか考えられません。
集団的自衛権の行使とは、他国への攻撃に対し、自国が直接攻撃されていなくとも実力を行使するものです。
もちろん憲法9条第2項によって他国を攻撃する交戦権は認められていません。
また集団自衛権の行使とは、ある意味で軍事同盟の要素を持ち、戦争に巻き込まれることを現実のものとします。
法案が通過し米軍への「支援」の状況が生まれれば、真っ先に狙われるのは米軍基地が集中する沖縄です。
昨年の沖縄知事選・地方選挙・衆議院選で党派を超えた「オール沖縄」が勝利したのは、平和と安全を願う県民自らが意思と行動を示したものでした。


<昭和20年6月6日、沖縄の海軍陸戦隊司令官大田実少将の海軍次官あて電報>

(電文は文語のため口語訳を引用)

「沖縄県民かく戦えり!」

「県民に対し後世特別の御高配を賜らんことを!」

沖縄県民の実情に関して、報告は本来県知事より報告すべき事だが、県には既に通信力はなく、第三十二軍指令部(牛島中将の最高司令部)も通信余力がない。
県知事の依頼を受けたわけではないが、沖縄の現状を見過ごすに忍びないので、私大田司令官が知事に代わってご緊急に報告する。

敵が沖縄に攻撃開始以来、陸海軍とも防衛戦闘に精一杯で、県民を顧みる余裕は殆どなかった。
しかし、私の知る限り県民は青壮年の全てを防衛召集に捧げた。
残りの老幼婦女子は、相次ぐ砲爆撃で家屋と全財産を焼き出され、軍の作戦の邪魔にならない小防空壕に避難、しかも爆撃、風雨に晒される窮乏生活にあまんじた。
しかも若い婦人は率先して軍に協力し、看護婦、炊事婦はもとより、砲弾運び、斬り込み隊をを申し出る者すらあった。

所詮、敵が来たら老人子供は殺され、婦女子は拉致され毒牙にかかってしまうと、親子生き別れになり娘を軍営門に捨てる親もいる。
看護婦に至っては、軍移動に際し、衛生兵は既に出発した後なのに、身寄りのない重傷者を助けて、その行動は真面目で一時の感情で動いているとは思われない。更に軍の作戦大転換があり遠隔の住民地区が指定されると、輸送力がないのにもかかわらず、夜間、雨の中を自給自足しながら移動するものもいた。

要するに、陸海軍が沖縄に進駐して以来、県民は終始一貫して物資節約を強要され、ご奉公の心を抱き、遂に勝利する事無く、戦闘末期には沖縄島は形状が変わるほど砲撃され草木の一本に至るまで焦土と化した。
食料は六月一杯を支えるだけしかないという。

沖縄県民はこのように戦った。

沖縄県民に対して後世になっても特別の配慮をお願いする。


沖縄では正午前から安倍首相やケネディ駐日大使も出席して追悼式が行われます。
玉砕前に沖縄県民に対して『沖縄県民斯ク戦ヘリ』の電文で
「県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」を願った海軍陸戦隊司令官大田実少将その後の政治はこの言葉に応えているとはとうてい思えません。

 

2015年6月21日 (日)

2015 但馬山友会 青葉山例会中止です

6月21日(日)若狭富士として知られている高浜町青葉山登山が予定されていました。
お世話する側のサブリーダーとなっていて下見のほか打ち合に気を揉んでいました。
特に梅雨時期の天候には悩まされ、毎日の予報に一喜一憂していました。
梅雨前線は南下していたにもかかわらず、強い寒気によって大気が不安定な状態、雨とともに雷注意の予報です。
 
今朝3時頃から稲光とゴロゴロ音で、雷が大嫌いな犬のハルはけたたましくSOSを発信します。
いつものように車があるガレージの狭い空間に移すと、安心するのか鎮まります。
一寝入りして出発準備を始まる5時半前頃でしたか、雷鳴と土砂降りに見舞われました。雷は平地でも危ないのに避ける場所が限られている登山の大敵で、時には事故を引き起こします。
急遽リーダーほか世話人が相談して中止を決め、手分けして参加者に連絡しました。
集合場所から離れた人は、「今玄関を出るところ」など、なんとか間一髪で間に合いました。

バスによる山旅で若狭富士を楽しみにしていただいた皆さんに申し訳ないのと、下見など準備した我々にとっても悔しい思いはありますが、敢えて決断させてもらいました。
結果として、バス会社や参加者の皆さんに大変なご迷惑をおかけすることになりました。
考えられるリスクに対し、事前準備できず場当たり対応になったのが反省材料です。

この日は「神鍋高原マラソン」が予定されていて、4,000人を超えるランナーと1,000人近いボランティアの皆さんがスタンバイされていました。
それでも最初のスタート8:20分頃にはおさまっていて、特に影響はなかったようです。

青葉山は魅力的な山、来年以降に実施されるとしたら、リベンジとして世話役に立候補するとしましょう。

青葉山に関しては伊佐屋三木のblog 「青葉山 693m 下見編」 をどうぞ  http://izayamiki.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-5231.html

 

父の日プレゼント

私には娘が2人いて、それぞれ嫁いで家庭を持っています。
結婚・出産を通じて親のありがたさが分かったのか、母の日や父の日にプレゼントをくれます。
事前に「今年は何がいい?」との打診があり、好きなものをリクエストします。
父のお気に入りはアウトドア用品が多く、今年もトレッキングポールが届きました。

アメリカ ブラックダイアモンド社のトレッキングポール
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若いときの無理がたたったのか、腰は脊柱管狭窄症で痛みと痺れ、膝は変形性関節症で正座どころかあぐらでも疲れるようになりました。
それでも昨年は南八ヶ岳縦走南アルプス白峰三山縦走北アルプス常念岳の山旅ができたのだから不思議です。
「杖の力を借りる」ことに若干抵抗感がありますが、先日の氷ノ山で女性の山友に「格好を気にする歳ではないでしょう」といわれやっと吹っ切れました。
好きな山歩きも両手ポールがあれば負担が軽くなるはずです。
子供達の気配りに感謝しつつ、道具の力も借りながら元気に山歩きを楽しみます。
 
 
 

2015年6月20日 (土)

6月の菜園

今日の収穫です。

梅雨時期を迎え雨も多く、水と光と熱に土中の栄養分が相まって一気に成長が進みました。
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さすがにトマトやナスはまだですが、キュウリ・キャベツ・インゲン・レタス・ニンジンはいち早く収穫期を迎えました。
タマネギ・ニンニク・ラッキョウの取り入れも終わり、ジャガイモも花が落ち蔓が枯れてきて収穫間近となりました。
 
 

2015年6月19日 (金)

楽しみな グレートトラバース2

2014年山歩きファンを夢中にさせたのは、「日本百名山ひと筆書き~グレートトラバース」の田中陽希君でした。
NHKBSプレミアムで昨年5月から12月まで5集にわたって放映され、今年に入っても百山ごとに15分番組に纏めて放映されました。
その陽希君が今度は2百名山を踏破するアドベンチャーを決めました。

「日本2百名山ひと筆書き」の概要 → 「200meizan-gaiyou.pdf」をダウンロード

日本2百名山ひと筆書き~グレートトラバース2」には、『随筆「日本百名山」を著した深田久弥氏が百名山を選定するにあたって厳選した日本の山146座のうち、百名山に入らなかった46座と、その深田久弥氏の遺志を継ぎ、1974年に発足した愛好会「深田クラブ」によって1984年に選定された54座を、日本2百名山と呼ぶ。』とあります。
 
私が所属する但馬山友会でも百名山踏破者が数人いて、中には2百名山にチャレンジ中の方もいらっしゃいます。
百や2百の頂きはそれぞれ魅力的ですが、極めるには「体力と気力、そして時間とお金と運」の5要素が必要で、いまの私に「時間」しかなく陽希君に委ねるとしましょう。
 
2百名山には私の登る氷ノ山(1,510m)も入っていて、予定では11月とされています。
自分の足だけを頼りにひたすら歩き走り登る体力もさることながら、彼の笑顔も魅力です。
彼の負担や迷惑にならないよう配慮しながら、氷ノ山のどこかでお会いしたいですね。

<グレートトラバース2 二百名山完全踏破関連の放送予定>
■6月19日(金)NHK 0:20分~ 「BSコンシェ」新たな旅を決断した田中さんへの出発直前のインタビューに加え、登山家の田部井淳子さんをゲストに迎え、二百名山の魅力や見どころを伺う
■6月27日(土)NHKBSプレミアム 夜9時~ 「グレートトラバーズ2・プロローグ 田中陽希・日本二百名山へ!新たな旅立ち」を紹介する。
   
 
 

2015年6月17日 (水)

「戦争法案」反対です

平和や安全保障の名をかたる「戦争法案」は許しません。

九条の会 集団的自衛権行使容認反対ポスター
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九条の会ホームページ → http://www.9-jo.jp/

 



 

2015年6月14日 (日)

氷ノ山 高地トレ 楽々コース

所属するランニングチーム「チームF1B」では、各種マラソン大会出場の旁ら高地トレーニングと称して山歩きを楽しんでいます。
1月の新年登山と6月の氷ノ山、秋は北アルプスの3回が定番です。

今回選んだ氷ノ山登山は、殿下コースを三の丸経由で登って大段ヶ平へ下る標高差が一番少ないルートを選びました。

氷ノ山登山マップ ↓ (クリックで拡大)
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私は但馬山友会6月例会仙谷・三の丸周回コースを登ったので、2週連続の氷ノ山です。
来週神鍋マラソンに出場したり、山友会青葉山登山に参加するメンバーもいて、事前トレーニングとしても考えました。
        2011チームF1B「高地トレーニング報告」もクリックでどうぞ

殿下コース登山口         ブナ林
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ネマガリ竹の笹原           リョウブ・ナナカマドなどトンネル
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山開きも終わりシーズンインしたものの、梅雨時期で天気予報も変わるので、登山者はまずまずでした。
目だったのは太子町の小学5年生の団体で、自然学校で鉢伏に金曜から泊まっていて、今日登ってきたそうです。

三の丸から氷ノ山山頂     メンバー5人
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昼食を済ませ物足りなさそうなので、山頂から尾根伝いに北西へ少しくだったところに「甑(こしき)岩」があり、眺めもよいので向かうことにしました。

甑(こしき)岩               岩場から絶景を望む
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自然学校の生徒達            ユキザサ
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マイズルソウ               ツマトリソウ
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ツクバネソウ(花後)          タニギキョウ
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大屋町横行渓谷から大段ヶ平登山口へ車をデポし、もう一台で殿下コース登山口へ向かい、下山後デポした車でまた車を取りに帰る楽ちん方法をとりました。
ブナ林を始め自然林の腐葉土が濾過し、長い年月をかけて中腹からわき出した銘水をいただき、反省会で焼酎の水割りに使ったことは言うまでもありませんね。         

        山麓に湧きでる「ブナのしずく」    
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県下最高峰氷ノ山は養父市・宍粟市・鳥取県若桜町からなどなど登山ルートがバリュエーションに富んでいる魅力的な山です。
また標高や環境から高山植物も見られますが、今回のメンバーはさして興味があるようには見えませんでした。
来年は甑岩から見た氷の越から赤倉山・高丸山を経由して鉢伏山に登る健脚コースにチャレンジすることなりました。

 

2015年6月13日 (土)

丹波黒と丹近(におう)黒

黒豆の播種時期となりました。
貸していた菜園が戻ってきて場所があるので、今まで作らなかった丹波黒豆(丹波黒)を植えることにしました。
合わせて今まで作っていたちび黒豆(丹近黒)も一緒に苗作りを始めました。

黒豆の苗作りは →    JA丹波ひかみの黒大豆


左:丹波黒豆、右:ちび黒豆      苗作り
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丹波黒は丹波地方特に丹波市や篠山市が本場ですが、種は朝来市で採れたものを使い、ちび黒豆は氷ノ山の麓の民宿に泊まったとき、わけていただいたものを毎年作っています。

黒豆を生育するには防虫対策や倒伏処置、収穫時期には乾燥→マメかちなどけっこう手間がかかります。
豆餅に入れたりお正月の煮豆にしたり用途は広いのですが、丹波黒は10月の秋祭り時期に若取りして枝豆で食べると絶品です。
虫に食われないようにするのと私のビールのアテに消えてしまわないよう、嫁さんの監視も必要です。
 
 
 

2015年6月10日 (水)

オオキンケイギク退治作戦

5~7月にかけて豊岡市内の国道沿いや河川敷に黄色の花が目立ちます。
たしか1994年(平成6年)に開催された「たじまの祭典」に緑化植物として植えられたと記憶していますが、いまは空き地や家庭にまで進出しています。
2006年(平成18年)に環境省特定外来生物に指定され、繁殖力の強さから既存の植物に悪影響を与えるので防除の必要があるとされています。

       豊岡市国道沿いのオオキンケイギク             
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(6月10日 神戸新聞但馬版) (クリックで拡大) 

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神鍋山野草を愛でる会の大岡山北コース観察例会(9日)のあと、会員有志が駆除に参加したことが新聞報道されました。

花はきれいなのでつい植えたりするのですが、特定外来種に指定されていて、河原などから持ち帰り、庭などに植えることは禁止されていることを知ってもらうのに有効な活動でした。




<特定外来生物オオキンケイギクの防除について> (鳥取市ホームページから)

○特定外来生物とは?

 外来生物法により、飼育・栽培・保管・運搬・生息域を広げることが禁止されている動物 や植物です。 オオキンケイギクは、きれいな花ですが、河原などから持ち帰り、庭などに植えることは禁止されています。

○なぜ防除しなくてはいけないの?

 オオキンケイギクは、かつて緑化のために積極的に散布されていました。しかし、その繁殖力の強さのため、日本古来の植物の生息域を奪っており、河原に生息する稀少植物などを絶滅させる恐れを持っています。そのため環境省は平成18 年2 月にオオキンケイギクを特定外来生物に指定しました。

○防除方法について

 オオキンケイギクは、花が枯れた後も根が地中に残り、翌年同じ場所に生えてきます。そのため、防除法法は抜き取りが理想です。また、防除は種子が実る前に行うとより効果的です。抜き取った後天日にさらし、枯死させたうえでビニール袋などで梱包して運んでください。ご協力よろしくお願いします。

 

 

2015年6月 9日 (火)

神鍋山野草を愛でる会 6月例会 大岡北コース

1ヶ月ぶりの大岡山観察ですが、ゴルフ場手前から北へ入って周回する新しいコースが選ばれました。
昨日の雨も朝には何とかやんで、重い雲が垂れ込めながらも回復が期待されます。
晴天よりこんな環境のほうが花や木が引き立って見えるかもしれません。

キツネがお迎え
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タジマタムラソウ

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シライトソウ
 
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ウリノキ
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ハンショズル
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ササユリ
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ギンリョウソウ

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2015年6月 7日 (日)

2015 但馬山友会 氷ノ山 

但馬山友会6月例会前半の部は氷ノ山1,510mです。
会では<年に一度は登る山>と位置づけ、私が入会してからも兵庫県側から福定親水公園コース、東尾根コース、ブン回しコース、殿下コース、坂の谷コースと登ってきました。

今回は鳥取県若桜町に回り込んで、健脚向きとされる仙谷コースから尾根筋に合流する仙谷分岐から山頂へいたるコースタイム約2時間。
下りは、三の丸経由スキー場リフト最高所からブナ林、ワサビ山を経由して登山口に帰る周回コース、標高差680m、歩行時間は6時間を予定しています。
 
途中、道の駅「ようか但馬蔵」に集合し、車を整理して60km先の登山口に向かいます。
案内にあった持ち物の「軽アイゼン(雪渓あり)」は雪解けが進んで要らなくなったのですが、「健脚」と「軽アイゼン持参」の脅し?も聞いたのか参加者は29名と例会にしては少なめでした。
 
氷ノ山スキー場登山口      山頂まで2.4km
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コース案内板
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仙谷の沢筋をひたすら登る
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フタリシズカ              クルマバソウ
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エンレイソウ              ネコノメソウの一種?  
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仙谷コースは距離は比較的短いものの大石がごろごろしていて沢を渡るのとクサリ場がある急登コースで、雪解けが遅く春があちこちに残っています。
おかげでサンカヨウやニリンソウなど春の野草に出会うことができました。
沢筋に残る雪渓
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サンカヨウ群落           満開のサンカヨウ
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ニリンソウ              ヤグルマソウ
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ユキザサ               仙谷分岐 尾根合流点
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半数はこしき岩へ          もうすぐ山頂
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氷ノ山山頂              賑わう山頂
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今日は氷ノ山夏山開きの日、地元若桜町や養父市の関係者、各地から登山者が集まり山頂は超満員でした。
昨年参加した「鳥取・兵庫両県往来・交流登山ツアー」も開催されていて、両県からの参加で賑わっていました。
鳥取市内・湖山池         アップで大山も
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鉢伏高原側              東方向の山並み
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山開き神事             玉串を奉る
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山開きに参加した後、南方向三の丸に向かう途中で、宍粟の3グループに出会い、鳥取・但馬・宍粟の各地から山頂を目指していることが分かります。
向かう三の丸1,464m
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三の丸から氷ノ山山頂      三室山・後山など
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宍粟の連山
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三の丸からネマガリ竹の笹原や灌木林を抜け、ブナの自然林やスギやヒノキの人工林を抜け、さらに急な階段を下るとスキー場のリフトトップに出ます。
若桜町ふれあいの里       リフト最高点から
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急階段の下り            雪で曲がった杉林
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ブナ林                ワサビ谷
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氷ノ山カタバミ(花後)       山の日バッジ
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曇りがちながら展望も得られ、寒くも熱くもないコンディションでした。
雪渓が残る谷筋でサンカヨウを始め春の花々に出会うことができ、山頂ではすばらしい眺めを楽しみ、山開き神事にも参加できました。
 
昨日も昼過ぎまで雨模様、明日も午後から雨の予報で、まさに間隙を縫った一日でした。
折から登山道横にスズコ(ネマガリ竹のタケノコ)が顔を出していて、植物採集を兼ねる余裕の方もありました。
リーダー始め役員の皆さんのお陰で、仙谷・三の丸周回コースを最後まで楽しむことができました。
「やはり兵庫県最高峰、氷ノ山は懐が広い」ことをあらためて感じました。
 
 
 

2015年6月 6日 (土)

我が家の減塩グッズ

高齢者の仲間入りしてはや4年、豊岡市の健診を毎年受けたとき血圧が要注意とされ、朝だけ薬を服用しています。

ほかに自分ができる血圧治療には体重を減らすことと塩分を控えることとされます。
リタイアすると自宅での食事が多く比較的コントロールしやすいので、半年前から減塩グッズを購入しました。
 
スプレー醤油
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スプレー機能により、醤油が細かい霧状に出てくることで、 かけ過ぎによる余分な塩分を抑えることができます。
ワンプッシュで約0.1cc噴霧され匂いが広がるのと、食材に万遍なくかけることができ、味が均一になじむそうです。
 
塩分濃度計
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健康塩分計、 塩分濃度をひと目で簡単チェックできます。
味噌汁や麺類のスープを測るといままでは1.1~1.3でした。
いまではいちいち測らなくともほぼ数値が分かるようになりました。
お湯を入れたりして、0.7程度に収めるようにしているのと残った汁はできるだけ飲まないようにしています。
 
また朝のストレッチを約20分、その後の測定でほぼ基準内に治まるようになりました。
血圧は父も母も高く、母も母の兄弟衆も糖尿の持病がありました。
今の時代、身内の誰かが三大疾病を患っているのは同じですが、リスクがより高いことを自覚して健康に留意するとしましょう。
 
 

2015年6月 4日 (木)

悠友山荘 雲の上の音楽会

春秋開催で第29回なら15年前から始まったことになりますね。

山好き・音楽好き・人好きがそれぞれ集まって楽しんでいる感じです。
山荘到着と同時に、布テープに名前を書いて、ビアジョッキと胸に貼り付け「身分」を明らかにします。
ビア樽の数を数えると10㍑の樽が8本用意してありました。

音楽会ポスター       973m 山荘からの景色
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飲物やおつまみ・食事でお腹を満たしながら、3時になると第1部の開演です。
1部は屋外のテラスで、夜の2部、山荘の広間をぶち抜きで行われます。
会場のテラス             番人田中さんの開会挨拶          
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第1部のプログラム    
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熱唱と熱演が続く
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Tシャツ 新バージョン       全員集合  
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セミプロ級のジャズバンドやボサノバデュオ・家族バンドの面々が、ジャズやフォーク、ボサノバ、唱歌を熱演します。
聞く方も演奏する方もフリースタイルで肩のこらない音楽会です。

「今日は空くのがはやいなぁ」の声に「ドキッ」としながら、夕方には生ビールも底をつき、缶ビールや焼酎などがどこからとも無く現れてくる不思議な集まりです。

7時前になると辺りも暗くなり、山荘で第2部が始まりました。
2部のプログラム      大谷オーナーの挨拶
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オーナーに誕生祝いの花束   フォークソング
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ボサノバ               ネパール&タイ舞踊
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山の絵本読み聞かせ        ジャズ
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フォークあり、ボサノバあり、タイ舞踊あり、紙芝居、絵本の読み聞かせ、全盲の青年のピアノ弾き語り、カントリーミュージックそしてジャズと続き、1部の勢いそのままの盛り上がりです。

多少の持ち込みもあるのでしょうが、飲物の他つまみや食事も切れ間無く提供していただく飲み放題食べ放題状態で、さすがの私も10時に部屋に帰ってダウン、聞けば0時過ぎまで続いたそうです。
最後には山の会メンバーによる「加藤文太郎の歌」を皆で歌ったようですが、お役に立てなかったことを反省しています。
 
話しには聞いていましたが、山が好き・音楽が好き・人が好き、そしてお酒とおしゃべりが好き、そんな「好き者」たちの集まりでした。
 
次ぎは11月、第30回記念の会となります。
973mの千町峠にある悠友山荘で、薪の燃える暖炉やストーブを囲みながら、音楽と山談義を楽しみたいと思います。

  
 
 
 
 
 
 

2015年6月 3日 (水)

段ヶ峰縦走登山

取り込み事があって遅くなりました。

5月23日~24日、加藤文太郎山の会主催「段ヶ峰縦走&“雲の上の音楽会”」参加の報告です。
段ヶ峰山頂付近の「悠友山荘」では春と秋の2回、“雲の上の音楽会”を実施され、今回が29回を数えます。
山荘で行われる音楽会に合わせて、段ヶ峰周辺の登山が企画され、今回は生野高原登山口→達磨ヶ峰→フトウガ峰→段ヶ峰→杉山からクジラ岩を経由し山荘のある千町峠にくだる縦走コースです。
段ヶ峰トレッキングマップ 
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登山参加者は12名、このコースはトレッキングマップの標高図にあるように、達磨ヶ峰912mまでの40分が急登となりますが、それ以降はアップダウンはあるもののなだらかな尾根歩き、草原歩きが楽しめます。
タニウツギ               ミズキ
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生野の町並み            達磨ヶ峰912m
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自然林の尾根歩き         笹原とアセビの大群落
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前方にフトウガ峰と段ヶ峰     フトウガ峰1,082m
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チゴユリ               段ヶ峰山頂が間近
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段ヶ峰山頂1,103m       フトウガ峰・達磨ヶ峰
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少し雲があり暑さが和らぐお天気で、山頂には数組の登山者が昼食を食べていました。
北西方向には氷ノ山を中心とする但馬の山々が、西には1,000mを超す宍粟の山々、南には千町ヶ峰がならび、東方向は千ヶ峰・笠形山が並んでいます。
氷ノ山と但馬の山          多可町方向
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山荘はここからすぐなのですが、西に並んでいる杉山山頂1,085mから回り込んで山荘に向かいます。
ギンリョウソウ            杉山山頂
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ここからの眺めは段ヶ峰が真横に見える位で、ほぼ同じですが宍粟の山々がより近くに見えます。
   宍粟の山並み
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自然林を下る            山上庭園
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「総合作業施設」がある側の下りには巨岩がごろごろしていて、自然の庭園ができていたりクジラそっくりの岩があったり楽しませてくれます。
クジラ岩(マッコウクジラ?)   岩塊流の説明板
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さらに下ると林道「千町段ヶ峰線」に出て山荘まで歩きます。
悠友山荘(千町峠)        音楽会ステージのテラス
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音楽会は午後3時開演の1部、7時開演の2部の2回開かれますが、早々と到着した組から生ビールを片手にジビエも混じった野趣あふれるつまみを囓っています。
今晩は山荘泊まりなので、遠慮無くカンパーイに合流しました。

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“雲の上の音楽会”の様子は次の記事で報告します。
 
 
 

2015年6月 1日 (月)

旧ブログも残っています

続編を開設した後も前ブログをそのまま残しました。

大げさに言うと自分のデータベースとして活用したいからです。

もし過去記事をご覧になりたいときは、このブログ右の「伊佐屋三木のblog」をクリックして

いただくと旧ブログにアクセスにアクセスできます。

<旧ブログ 過去記事の利用法>

1.記事は左側に並んでいるカテゴリーごとに整理しているので、興味のあるカテゴリーをクリックしてご覧ください。

2. 右側3段目の 「サイト内検索」の下に(検索語を入力)という窓があります。
そこにキーワードを入れて「検索」を押すと「伊佐屋三木のblog」の全記事からそのキーワードが入った記事が表示されます。
例えば山の名前や「府中小学校」「豊岡高校」、「歌声」「9条」「豊劇」などなんでも入れて検索してみてください。
キーワードに対応する過去記事が閲覧できデータベースとして使えます。

新しい記事とともに、過去記事も自分の記憶の手助けをしてくれます。

団塊世代の皆さんや山仲間・友人の皆さんにとって、共有した良き時代を思い出すよすが

となれば幸いです。

「伊佐屋三木のblog2」(続編)にようこそ!

2007年4月に開設した「伊佐屋三木のblog」ですが、ココログフリープランの容量が一杯

になりました。

過去記事や写真を順次削除してもさほどの容量が増えないのと、愛着があり自分のデー

タベースとして残したいいので、新たに続編として「伊佐屋三木のblog2」を開設しました。

併せて、ブログテーマ(背景)を赤から青基調に変えました。

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