ピースナイター
明日8月6日は70年前、広島に原爆が投下された日です。
一発の原子爆弾爆により焦土と化した広島では、一日で何万という罪なき市民の命が絶たれ、その年のうちに14万人が亡くなりました。
当日は広島市主催の平和記念式典や原水爆禁止日本評議会などの平和団体による諸行事も行われます。
被爆70年を迎えプロ野球界でも地元球団広島カープが「ピースナイター 」として、監督・コーチ・全選手が「86」のユニフォームを着用し試合を行います。
<広島カープ公式ホームページ ニュース >からの引用です。
今年広島は未曽有の惨事から70年を迎えます。
原爆で壊滅した街の復興を旗印に産声を上げたカープ球団。
地域の力添えによりさまざまな困難を乗り越え、被爆地の復興とともに歩んできました。
球団の歴史は広島の復興の歴史でもあります。 試合開催にあたり、慰霊の意を表すとともに「8月6日」に対する多くの方々の想いや記憶の歴史を継承し、次世代に引き継ぐきっかけになる事を願っております。
広島では5年前衝撃的な調査結果が出ました。
広島市の小中学校に、広島への原爆投下日時をたずねたところ、正解率は小学校で33%、中学校で55.7%までに低下していると言う事実です。
被爆の惨状を継承するうえで最も基本的な知識が被爆地、広島市の小中学生ですら欠如しており全国となるとどのような結果となるのでしょうか。
被爆70年の8月6日に広島で開催される試合で、私たちが継承して行かなければならない70年前の記憶、8月6日という特別な日を、グランドに立つ選手の背番号「86」を通じて全国に伝えたいと思います。
また、ユニフォームの片袖には今年度までに慰霊碑に奉納された原爆死没者数を刻印しております。
犠牲者の冥福をお祈りいたします。
過去に米国でも放映された話題のドキュメンタリー映画「ヒロシマナガサキ」の冒頭シーン、東京の繁華街で日本の若者たちに「1945年8月6日に何が起こったか?」との問いかけに、「わからない」「知らない」「歴史は苦手だから」と答える場面がありました。
そして皆が同じ背番号でプレーするので有名なのは大リーグ「ジャッキーロビンソンズデー」です。
こちらは最初は希望者だけがつけていた「42」が全球団に広がり、使用したユニフォームはオークションにかけて基金に充当されます。
今後も8月6日にゲームがあるとは限りませんが、この催しは全球団に広がって欲しいものです。
「不幸で悲惨な歴史を忘れないで未来に生かす」ために・・・・。
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コメント
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テレビでも言ってました。
カープ全員が86番をつけるとのこと。
広島もですが、かみさんの故郷、長崎は9日です。
投稿: 栄治 | 2015年8月 6日 (木) 07時30分