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2015年9月 8日 (火)

伊佐屋菓子店のお菓子 Ⅰ

東京都に住む父の妹である叔母さんが91歳で亡くなりました。
菓子店を営んでいた祖父秀蔵の子供9人の末っ子で、昭和24年に嫁に行くまでの10年間、兄二人の戦死と結核によって病死したもう一人の兄、そして自分の母と父の5人を自宅で見送った苦労人でした。

昭和20年に店を閉めた伊佐屋菓子店を知る生き証人で、2000年に当時の話を聞く機会がありました。
当時甥が纏めてくれたものが出てきたので、2回に分けて記録しておきます。
            
伊佐屋菓子店(虫籠窓にうだつ)    軒下にぶら下がっていた看板
Scn_0001_31_4  P1040530

《《《 伊佐屋の売れ筋・三大商品 》》》

◎松露糖(ショウロトウ)
〈作り方〉
1.こした小豆の餡に少し水飴をよく練る。
2.小さく切ったものを、手で丸める。
3.乾かしたものに、砂糖・ハッカを混ぜて液状にした物をつける。
4.ホイロ
(焙炉)下から炭をたいて、乾かして出来上がり。
  ホイロとは、簀(スノコ)でできた木枠の棚のこと。

ちょっとデベソのような形の、この菓子が大変よく売れたとか。

◎羊羹(ヨウカン)
〈作り方〉
1.寒天をよく溶かす。
2.ビルマから取り寄せた豆(白色でささげまめに似ている)を
  食紅で色をつけよく煮る。(その他材料は不明)
3.【ここがポイント】混ぜ合わせた材料をよく火を通しよく練る。
  すくってみて、材料が垂れるようになったら火を止める。  
4.おおよそ、横26cm×縦75cm×高さ3.5cmのブリキ製の
  流し箱をあらかじめ菜種油に馴染ませておき、材料を入れる。
5.できあがった羊羹は、その都度切って計り売りにし、
  モウソウ竹の皮で包む。
  このモウソウ竹の皮は砂糖と物物交換によって入手し、
  いつもは三つ折りで乾かしてあるが、使うときに濡らして
  広げて使う。
  包み方は、1枚の竹の皮に羊羹を載せる。
  初めに長い方の両端を折り返し、次に残った弧の部分を
  内側に織り込む。
  そして竹の皮でできた紐でぐるっと結び、紐の間に商標を
  表面と裏面に入れる。
  表面は「練り羊羹」と書かれていたものと思われる。
  裏面は「但馬の国 府中 三木精栄堂」と書かれていた。

よく火を通してあるので、カビが来なかったとか。
遠くブラジルやアメリカへ移民していった人達への贈り物として、
届けられたりもした。

飴が1銭で買えるのに対し、羊羹は50銭もする高級品だったが、
秀蔵曾爺さんは時々子供たちに食べさせることを許したとか。
そんな時秀子おばさんは、わざと斜めに包丁を入れ「真っ直ぐに
する為に」ともう一度包丁を入れて、より大きく羊羹をもらうのが
いつもの作戦だった。
もちろん、秀蔵さんはそれがわざとである事は知っていたが、
目をつぶっていたそうだ。

ちなみに秀子おばさん曰く、東京で有名な「とらや」の羊羹が
よく似ていて、とらやの羊羹より美味しかったそうだ。

◎巻き煎餅
〈作り方〉
1、生地を焼く。
2、生地に泡が出てきたら飴を載せる。
3、手早くクルッ巻いて、生地で飴を包み込んだらできあがり。


   

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