飛騨槍ヶ岳紀行 Ⅰ
地元の若手と中高年による「チームF1B」も活動を始めて6年になります。
当初はランニングが主で、各市町のマラソン大会参加から駅伝参加・山登りなどアウトドア全般に広がってきました。
山歩きのメイン行事である今年の遠征は槍ヶ岳、5年前は上高地から槍沢を登る上高地ルートを往復しましたが、今回は岐阜県側新穂高温泉から小池新道を登り、双六小屋で一泊、西鎌尾根を通って槍ヶ岳山頂に登ったあと槍ヶ岳山荘で一泊。
三日目は槍ヶ岳と大喰岳の鞍部で日本最高所の峠である飛騨乗越から飛騨沢→右俣谷を下り新穂高温泉に戻る「新穂高コース」を選びました。
新穂高コース:鏡平経由双六小屋(泊)、西鎌尾根経由槍ヶ岳山荘(泊)
シルバーウイーク始まりの19日(土)夜但馬を出発、明け方3時過ぎに新穂高温泉に到着するも無料・有料とも駐車場は満杯、なんとか都合して駐車したものの登山口の新穂高登山指導センターまで1時間歩き、登山届けを出し3時40分登山開始です。
駐車場は満車 登山指導センター
登山口 スタンバイする荷揚げヘリ
わさび平小屋 イブキトラノオ
シシウド ミヤマシャジン
弓折岳 焼岳と雲がかかる乗鞍岳
秩父沢の岩場歩き 木道歩き
上高地コースでは槍ヶ岳が見えるのが2日目ですが、今回のコースは4時間歩くと槍が顔を見せてくれます。
その後は右手に槍ヶ岳・穂高連峰を左手には抜戸岳・笠ヶ岳、振り返ると南に焼岳とさらに乗鞍岳が望めます。
鏡池越しに槍・穂連峰
槍穂高連峰の絶好展望地 鏡平山荘近くの鏡池
鏡平小屋から弓折岳・双六岳 弓折乗越から鏡平小屋を見下ろす
鏡平山荘まで登ると、双六小屋までは少し急な登りも、弓折乗越ではいままでたどってきた道を振り替える余裕も出てきます。
森林限界を過ぎると高木がなく、ハイマツ越しに槍や穂高の峰峰を眺めながら尾根歩きが楽しめます。
森林限界を超えて稜線歩き 双六小屋と鷲羽岳
双六小屋は双六岳と樅沢岳の鞍部2,600Mに位置し、双六岳、黒部五郎岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳、鷲羽岳、雲ノ平への基点として、収容人員200人、テント60張りを受け入れる収容力のある小屋です。
一泊目の双六小屋
小屋越しに双六岳 小屋飲みスタート
鷲羽岳左に三俣蓮華岳 テント場越しに抜戸岳と笠ヶ岳
夕食は4時半 天ぷら(ご飯と汁はおかわりOK)
小屋のたそがれ 明日の天気は晴れのち曇り
新穂高温泉登山口からわさび平小屋、左俣谷添いの小池新道を鏡平小屋経由で8時間かけて双六小屋到着。
双六岳山頂は往復2時間強かかるので当初から予定には入れず、寝場所を確保すると夕食まで小屋飲みスタートです。
缶ビール550円也も高く感じることなく、MUさんとIUさんの二人が頑張ってボッカしてくれた芋焼酎がなんと2.7リットル!!
荷を軽くしたいこともあってコンロで沸かしたお湯でぐいぐい頂きました。
シルバーウイークで連日の好天の予報、予想どおり小屋は満員で布団1枚に枕が二つ並んでいました。
夜通し走って仮眠する間もなく、8時間の長丁場を登り切った疲れと、心地よい酔いとが相まってすぐに眠りにつきました。
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