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2015年10月27日 (火)

神鍋山野草を愛でる会 10月例会 巨木巡り

10月後半の例会は「神鍋高原の巨木を巡る」をテーマに25人が集まりました。
神鍋渓谷、大岡山、万場・山宮の3班に分かれて巨木を訪ね、それぞれ計測して報告しあうことになりました。

但馬巨木保存会の資料によると、巨木と巨樹の区分けは次のようになっています。

・巨木:胸高・幹回り3m以上のもの
・巨樹:胸高・幹回り5m以上のもの 
万劫(まんごう)大カツラ案内板       沢筋を登る
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計測開始                 県下第2位の勇姿
                     
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万劫の大カツラ(町指定天然記念物) 「幹周りが9mあり、兵庫県では第2位の大カツラと言われ、(中略)、昔の人は、カツラの木が水を生むと思って大切にしてきた」と資料に書かれています。

キャラメルに似た落ち葉の香り
Pa270015またカツラの巨木に近づくと涸れ落葉がキャラメルに似た甘い香りがします。

朝日新聞但馬版の記事で紹介された但馬高原植物園の田丸さんによると、「カツラは光合成をしてでんぷんを葉に蓄える。その葉が枯れることで化学反応を起こし、一種のブドウ糖に変わる。それが甘い香りのもとになっている。」「カツラは落ち葉になってブドウ糖を再び根から吸収して栄養にしていること、土に溶けたそのブドウ糖は周りの植物にも分け与えている。すごいと思いませんか。」 山歩きを趣味としているのでこの香りは知っていましたが、これを聞いて合点がいくと同時に「すごい」と思いました。

もう1ヶ所は近くの
東河内区、向拝の彫刻が立派な松尾神社の大杉を訪ねました。
計測では524cm、5mを越えているので巨樹となります。

東河内 松尾神社                杉の巨木

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観察結果の報告

Pa270031観察を終えて、道の駅に集合し、各所の巨木巨樹の紹介と計測結果を報告し合いました。

午後からは大杉山1007mの山頂付近に屹立する大杉の観察が行われました。

次回11月10日が最終例会、観察終了後お昼に懇親会が計画されています。

 

 

 

 

 

 

   


      

 

 

 

2015年10月25日 (日)

2015 但馬山友会 蘇武岳・大杉山

秋も深まり、山の紅葉も目立ってきました。
但馬山友会10月例会後半の部は豊岡市日高町と香美町村岡区を東西に分ける、蘇武岳(1074m)・大杉山(1007m)コースです。

案内には「アップダウンがあり変化に富んだタフなルートです。カツラ、トチ、ブナの巨木群を縫って上るとブナ林が広がります。これらの紅葉が楽しみです・・・・・」コースレートは(やや上級)と書かれています。
一昨年6月例会で登った際はトチやブナ林の緑が印象的で、今回は紅葉を求めた秋バージョンとなりました。

ルートは万場スキー場から中の滝分岐を巨樹の谷→蘇武岳→四ツ山越え→大杉山→万場スキー場へもどる設定です。
秋行事が重なっているのと、「やや上級」の設定が効いたのか、参加者は少し少なめの28人でした。

中央が大杉山 、蘇武はその奧     登山口

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夫婦カツラがお出迎え         カツラの親分
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カツラの巨木に近づくと涸れ落葉がキャラメルに似た甘い香りがします。
朝日新聞但馬版の記事で紹介されたように但馬高原植物園の田丸さんによると、「カツラは光合成をしてでんぷんを葉に蓄える。その葉が枯れることで化学反応を起こし、一種のブドウ糖に変わる。それが甘い香りのもとになっている」そうです。

トチの巨木                 よく熟れたヤマブドウも賞味
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巨樹の谷の急登             尾根筋に続くブナの紅葉
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最後の登り              山頂到着
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北には三川山               東は豊岡市街地
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西方向:氷ノ山・鉢伏山・瀞川山・扇ノ山と香美町村岡区の町並み
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山頂から市内が見渡せるのだから豊岡市側から蘇武岳の山頂が見えるのはずですが、900m超の四ツ山や大杉山に遮られ僅かに山頂付近が見えるだけで、麓から蘇武岳を視認できる人は多くありません。
絶景を眺めながら昼食タイム     下山開始
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下山は備前山コースとの分岐を北へ、「四ツ山越え」のアップダウンを繰り返して、大杉山山頂(1007m)で神鍋高原全体を見下ろすビュースポットで休憩です。
山名の由来となった大杉を見上げます。
四ツ山越え                  巨木 大杉
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大杉山から神鍋高原、北東へ大岡山・矢次山・来日岳が連なる景色
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ただひたすら下る
Pa250089_2大杉山からは平地がなく、尾根に沿ってブナ林をひたすら下ります。
足元がすこし悪い谷沿いの道を登りに、しっかりした尾根沿いの道を下りに使う選択は正解でした。
前夜の雨のあと気温が下がり、朝のうちは雲が出ましたが徐々に回復に向かい、山頂から下山までは秋晴れの穏やかなお天気でした。

登りタイムは3時間、1時間の昼食タイムから下りは2時間50分、快適な秋の気候にペース配分も適当で、予定よりも少し早い下山でした。
<コースタイム>

万場スキー場駐車場 → 蘇武岳山頂 → 大杉山 → 万場駐車場
8:00            11:00 12:00   13:10    14:50

2年前に地元の有志によって整備されたルートですが、その後豊岡市のお奨めコースに紹介されたり、神鍋観光協会のパンフ(夏やま登山と秋やま登山の二種類)が発行されたりして、利用者も増えています。
また、西側の村岡区から登る大糠ルートも4年前に整備され、年2回の登山大会が企画されています。
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登山者も増え道も踏み固められてきており、鹿の食害のお陰?で登山道も含めて山全体の見透しがよくなりました。
コース内の案内板や目印も随所に設けられていますが、タフなコースなので上級者以外の単独登山は避け、複数人での登山がお奨めです。
なお、このコースは12月~3月は入山禁止とされています。

次回は最終例会、11月8日(日)に丹後と但馬の県境にある大江山が予定されています。
  
 

2015年10月23日 (金)

2015 秋 朝来山 757m

10月始めから続く秋晴れに、気になっていた朝来山の別ルートを登ってきました。
南但馬自然学校から動物の名がついたコースを山頂まで登り別コースを下る周回コース。

以前は竹田城跡を展望する西側立雲峡から登ったのですが、自然学校の子供達が利用する東からのコースを選びました。

竹田城跡が大ブレークする前のマイブログ記事 → 「天空の城 秋の竹田城跡」

朝来山 757m              南但馬自然学校案内板
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自然学校の敷地なので一般利用者は事務室で受付をするよう案内があります。
受付で入山許可証とイラストマップ・ポイント記録表が頂けます。

コースイラスト →  「sizengakkou_asagoyama.pdf」をダウンロード

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展望の丘 371m             北西に竹田城跡
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センブリ                  雲海展望台 555m
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     雲海展望台から180度のパノラマ
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くまコースの終点尾根筋       朝来山展望台 720m
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北方向:但馬の山々           南方向:丹波・播磨の山々
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朝来山展望台から10分で山頂に到着します。
ここでは展望はまったくきかず、すぐに展望台に帰ります。
途中で南方に青倉山、西方向は逆光の中、段ケ峰や三国岳・千ケ峰が望めます。

朝来山山頂 757m          むささびコースを下山
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登りはきつねコース・くまコースを経て山頂に到着、下山はむささびコースをむささび展望台を経て、途中でしかコース、うさぎコースを選び出発点に戻りました。

  むささび展望台から和田山市街地を望む
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竹田城跡・城下の展望ポイント     しかコースに合流
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自然学校のキャンプ場
Pa210137このコースは各所に展望台が置かれ、北方向竹田城・竹田城下・大倉部山・室尾山・西東の床尾山から、962mの粟鹿山、南は逆光ですが青倉山・三国岳・千ケ峰・笠形山・段ヶ峰が見渡せます。
平日でもあり途中でお会いしたのは男女5人のグループだけでした。

南但馬の山は鹿が多く生息し、ヤマビル被害で知られていて、大人の世界では春先や秋深い時期を除いて敬遠されています。

事務室で自然学校の生徒の山ヒル対策は?とお聞きしたら、「全員塩を持ちます」との返事でした。
どうやらヤマビルが付いたら塩で撃退するようです。

これは予防法ではなく対処法ですが、北但馬への被害が広がっている中いつまでも避けているのではなく、忌避スプレーを活用したり服装に気をつけるなどの対策をして山を楽しみたいものです。
山頂までの登りが約2時間、下りは1時間、道も整備され変化に富み展望もよく、初級コースとしてお奨めのコースです。

入山の際は事務室への届けをお忘れなく!

  

2015年10月22日 (木)

2015 10月の家庭菜園

10月も半ばを過ぎると、夏野菜の片付け、秋冬野菜の収穫、越年野菜の苗植えなど忙しくなります。
10月始めから秋晴れの晴天が続き、ありがたい反面一雨欲しいところです。
作物を育てることは、中耕・施肥・除草だけでなく、虫と病気との斗いでもあります。

アズキ               セロリ
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キャベツ・ブロッコリー          ダイコン
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ホウレンソウ・キクナ・カブ       ハクサイ
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レタス                    タカナ
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ニンニク                    ラッキョウ
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アスパラガス                イチゴ
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ネギ                サトイモ
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ショウガ                   サラダ野菜たち
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ダイコンも青首、宮重のほか聖護院ダイコンと紅心ダイコンも作っていて、少量多品種の畑を見るとなかなか賑やかです。
リタイアして主たる業務が家庭菜園となってから、従来買っていた「キャベツ・ブロッコリー
セロリ・ハクサイ・レタス・タマネギ・キョウナ」のすべてを種から育てるようになりました。

これから育てたタマネギ苗を定植し、莢・スナック・実のエンドウ三種の種を播き、秋仕舞いを迎えます。
あわせて冬野菜の収穫が始まります。

  
 

 

 

2015年10月21日 (水)

ジュッテンニイイチ

<国際反戦デー>と<学徒出陣の日>10月21日、「ジュッテンニイイチ」の意味が分かる方は少なくなりました。
団塊世代でかつ60年後半から70年にかけて学生時代を経験したものとして、この日は特別な意味がありました。
70年以上が経過し「戦争法案」が成立し、戦争法に変わった今あらためて思い起こしてみます。

72年前の1943年10月21日、東京の明治神宮外苑競技場(現在の国立競技場技場跡地)で「出陣学徒壮行会」が行われました。秋雨が降るなか東京近辺の学徒2万5千人が行進し、女子学生や家族が見守りました。日本の敗戦が色濃くなったなか、学生・生徒の徴兵猶予を停止し、訓練も不十分なまま多くの若者を戦場に送り込みました。

いつの世も周辺国との軍事的脅威を煽り、平和・安全・防衛の名の下に法律を作り、宗教・教育から始まって、言論・マスコミが制限され徐々に国民総動員体制が整えられました。

大学の学問や教育を国家の都合で左右し、学徒の多数がろくに訓練もされない「にわか将校」として7~8割が戦死することになりました。
「国を守る」「国民を守る」意味を、「学徒出陣の歴史」の反省や教訓を生かして考えなければなりません。

5年前の2010年の伊佐屋三木blog記事「ジュッテンニイイチ」 ← クリックでどうぞ

   

 

2015年10月19日 (月)

府市場キツネ

犬のハルを連れた散歩でたまに見かけるキツネです。

家裏から高生平野を東西に走る市道でキツネが二匹、カメラを向けると一匹が逃げ込み度胸のある方がやっと撮らせてくれました。
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圃場整備で1.5ヘクタールの田んぼが広がっているのですが、減反で稲はほとんどなく大豆やそば畑となっています。
夏頃から農道に出てひなたぼっこをしていて、50mくらいに近づくと大豆畑に逃げ込みます。

住んでいるのは結構広い平野の真ん中で、山からは2km以上離れています。
稲刈りも終わり、大豆やそばも11月になると刈り取りされます。
身を隠すところがなくなったらどこに居を構えるのか、他人事ながら気になるつがいキツネの動向です。

 




  

2015年10月17日 (土)

2015 秋仕舞い風景

毎日秋晴れの好天が続きますね。
農作業場で昨年から籾摺りで残った籾殻を蒸し焼きにして燻炭づくりが始まりました。

籾殻の山                  燻炭づくり
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近くにカントリーがあったのが移転で遠くなったのと刈り取りの籾を持ち込むだけでは
単価が上がりません。
そこで刈り取った籾を農作業場に持ち込み、乾燥・籾摺りした玄米を紙袋に入れて出荷する農家が増えました。

問題は籾殻の処理ですが、昨年から燻炭にして販売しています。
今年はさらに燻す時に出るタール分を集めて、木酢液ならぬ「籾酢液」としての利用を考えているようです。
昔から農業者は稲作の副産物として稻藁も籾殻も使えるものはなんでも生活に利用してきました。
「籾酢液」も希釈し自然農薬にして害虫駆除などに使うのでしょう。

煙突で煙を誘導               タール分
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主に作業しているのは農会長のB君ですが、連日の秋晴れに田んぼで煙がたなびくさまは風情が感じられますが、籾の山が消えるにはまだまだ先のようです。

私もほぼ毎年作っているのですが、在庫があるので今年は見送りました。
伊佐屋の燻炭づくりは ← クリックでどうぞ。

 

2015年10月13日 (火)

神鍋山野草を愛でる会 10月例会

秋も深まり紅葉が始まっています。
愛でる会10月例会は、今年一年かけて観察している大岡山です。
ゴルフ場近くから大岡山中腹を周回するコースで、秋の野草・樹花を楽しみます。

山あり沢ありの観察
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リンドウ                  センブリ

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           アケボノソウ
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           ダイモンジソウ(「大」の字)
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           ジンジソウ(「人」の字)
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          タンナトリカブト
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          サラシナショウマ
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          キチジョウソウ
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春や夏に較べ種類は少なくなりましたが、花から実になったものや花芽をつけて春の準備をしているものなど別の楽しみもありました。
次回の例会は27日(火)9時半から「神鍋高原の巨木」の観察会が行われます。


  
 

2015年10月12日 (月)

2015 但馬山友会 堂山・捨ヶ鼻灯台

10月例会の第一弾、「豊岡市の田結(たい)地区の堂山(230m)に整備された八十八ヶ所巡りのハイキングコースがあります。今回はこの堂山から少し藪気味の尾根を利用して捨ヶ鼻灯台まで脚を伸ばします。コンパスでポイントを確かめながら歩いてみませんか!!」の案内です。

テントが並ぶ気比の浜         ウオーミングアップはラジオ体操
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従来は筋を伸ばすストレッチ中心のウオーミングアップでしたが、最近のスポーツ科学で、ウオーミングアップには筋をゆるめる「ぶらぶら運動」がよいとの提起もあってラジオ体操が採用されたようです。

浜沿いの道を進む           田結公民館横登山口      登山道入り口   

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但震災記念碑           ハイキングコース案内図
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登る!                  展望デッキから気比の浜と来日岳
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堂山山頂                 東は丹後の海
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例会テーマの一つは「コンパスの使い方」、国土地理院の1:25,000の”城崎”の地形図が配布され、地図とコンパスを使った目的地の設定方法の説明がありました。
私もコンパスを持っていましたが、単なる方位確認としてしか使っていませんでした。
コンパスと地図を使い目的地と方位など3ステップで設定すると常に進む方向が明らかになることを知りました。
山歩きを始めアウトドアを楽しむものとして身につけておくべき知識ですね。

地形図にコンパスをセット        途中ポイント
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           尾根伝いに灯台へ
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昭和37年建造の灯台      西に日和山遊園・右前の島は竜宮城

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竹野猫崎半島方向           記念写真
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心配された午後の一時雨もほとんどなく、全員快適な山歩きを楽しみました。
豊岡市というか兵庫最県最北地から眺める西部には気比の浜と日和山海岸と竹野に続く海、東には久美浜小天橋から箱石に続く丹後の海の眺めを楽しむことができました。

コースレートは初級、連休最終日でシーズン後半かつ近場ということもあってか、参加者は63名の大盛況。
新しいメンバーも紹介されて、和やかな雰囲気でした。

世話役の皆さんの重複を避け変化をつけたコース設定もさることながら、コンパスと地図の活用法を教えられた有意義な例会でした。
横たわる樹木の整理や滑りやすい下りのステップづけなどの登山道の整備にも気を配っていただいたのが感じられました。

次回例会は10月25日(日)、蘇武岳(1,074m)・大杉山(1,007m)登山が予定されています。
「やや上級」の設定ですが、新緑とは違ったブナの紅葉が楽しみです。

 

2015年10月11日 (日)

2015 府市場秋祭り 本宮

11日(日)は本宮。
伊智神社ご神体を神輿に移して区内を渡御し、小学生以下と中学生によるだんじり二基がお供します。
神事                     ご神体を神輿に
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お供衆                   神輿の出立   
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お旅所                   未来の府市場衆
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神輿に供奉する子供だんじり      左に小学生、右は中学生のだんじり
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参道を帰着             恒例の奉納相撲
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                餅まき風景
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昼過ぎに雲が出て少し危ぶまれましたが、雨もなく区内二ヶ所のお旅所でご祈祷を受け滞りなく区内巡行が終わりました。
普段は主役の子供だんじり二基も、この日ばかりは神輿の脇役としてお供に励みました。

馬子にも衣装
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不肖私のお役は白丁代表として神社旗を掲げて輿の先頭に立ち誘導するお役目、私の白丁姿もこれで納めとなります。

振り返れば宮総代3期6年、副区長2期4年、当番隣保のお 世話役の時もあって白丁役を務めたのは過去2回だけ、3度目のお勤めはしっかり果たしたつもりです。

府市場伊智神社の護持の歴史は 伊佐屋三木のblogに6回にわたって纏めています                         

                     ↓ 
http://izayamiki.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-1594.html  クリックでどうぞ。

2015年10月10日 (土)

2015 府市場秋祭り 宵宮

一年の収穫に感謝し、区内安全を願う秋祭りがこの時期各地で行われます。
府市場区でもかっては10月15日、その後旧日高町で10日体育の日に、三連休法案で体育の日の前日と変わっています。
昔から「正月三日、盆二日、祭り一日、こと日中(ひなか)」と言いますが、宵宮と合わせて二日分楽しみます。
子供だんじり               大人だんじり
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青壮年中心のだんじりは、区三役、隣保長、宮総代や各部役員宅を回り接待を受けます。
ほかに少なくなったものの商店が残っていて、それぞれのお店から接待やご祝儀を受けるのでその数20軒を越します。

子供会はだんじりを引き太鼓を叩いて、祭りの祝儀をもらいに戸別訪問します。
相場は1戸あたり1000円、祭りだけでなく子供会の運営資金ともなります。
どういう口上をするのか興味があり、私が応対しました。
「こんにちは子供会です!」と子供が二人、「ああご苦労さん、どころで何の用?」と応えるえる私です。
予定してない対応に、「えーとえーと・・・・・・、お金ください!!」
「ああ、祭りのご祝儀ね、ご苦労さま ハイどうぞ!」 と用意のものを渡します。
照れくさそうに「ありがとうございました」と大きな声で礼を言って帰りました。

私が子供の頃は、「ろうそく代をお願いします」と言って回りました。
今どきろうそく代はないでしょうが、行き着くところ「お金ください」と直截な表現になった昨今です。

普段はだんじりが区内を練り歩くだけですが、今年は神輿のお旅(区内巡行)行われる三年に一度の大祭りにあたります。。
伊智神社のご神体を神輿に移し奉って、白装束に烏帽子をつけた30人の白丁が担ぐ巡行が行われます。
昔と違って肩に荷を負う経験もなく、飾り付けられた神輿はずっしりと肩に食い込みます。
昭和51年には台車を造って、目立たないところは乗せて歩くようになりました。

私は伊智神社の旗を持って行列の先頭を歩く役を仰せつかりました。
聞こえはいいのですが、槍持ち、先箱担ぎなど行列のお供と同様に、神輿担ぎからの引退を自他共に認める役柄なのです。

 

2015年10月 8日 (木)

山の記憶と記録

山の会に所属していて年間約14回の例会のうち10回程度、その他個人やグループでの山行が7回から8回。
歳を重ねると記憶力がどんどん低下し、どんな山だったか思い出せないことがあります。
そんな時この{伊佐屋三木のblog}のカテゴリー「山歩き」が助けてくれます。

もともと必ずカメラを携帯しブログに記録を残すことにしていますが、2012年の「剣山・石鎚山」と2013年の「白山」がありません。
理由は何となく書きそびれてしまっただけですが、ブログに記録すると復習したことになり、記憶に役立ちます。

山小屋泊まりの遠征となると、事前に地図やガイドブックで調べる「机上登山」が大切です。
チームF1Bでは参加者が集まって、コース地図と行程などの資料をもとにビデオを観ながらイメージをふくらませます。
帰ってくれば写真データ集と音楽入りダイジェスト版を作成し、それを観ながら反省会を行うのが、年に一度のスタイルです。
草食動物に代表される一度飲み込んだものを「反芻(かみ砕く)」行為で、これを経て「腑に落ちる」のです。

写真データ集                音楽入りダイジェスト版(10分)
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先日も府市場公民館なごみの部屋で、山の歌をバックに流れる画像と槍ヶ岳の思い出話を肴にお酒を頂きました。
今回登山に参加できなかった人にも配布し、情報を共有することにしています。
さっそく来年が話題になり、山小屋一泊の候補地が数点あげられました。

予習復習の徹底、子供の頃この根気があればもっと成績が上がったことでしょう。
趣味の世界なのと気のおけない仲間がいるからできるのでしょうね。

 

2015年10月 7日 (水)

庭の草花 2015 10月編 Ⅱ

ブルワリア                                    アゲラタム
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スーパーベルスター(鉢)        ダリア
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ツワブキ                   ハクチョウソウ(ガウラ)
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ヒオウギ                                  シオン
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ヤエザキシュウメイギク        カキ
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ミニバラ(鉢)               シンビジウム(鉢)
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2015年10月 6日 (火)

庭の草花 2015 10月編 Ⅰ

彼岸を過ぎると、挨拶も”暑い”から”涼しい”に変わって、徐々に秋めいてきました。
今回はドアップでお送りします。
ヒャクニチソウ               フヨウ
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キバナコスモス              ハナトラノオ
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フジバカマ                 オミナエシ
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トレニア                  タマスダレ
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ミニトマト                  ダリア
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シュウメイギク            ホトトギス
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2015年10月 4日 (日)

我が家の報恩講

我が家の宗旨は「浄土真宗本願寺派」、いわゆる門徒と呼び、本山は西本願寺、寺は出石町福成寺に所属しています。
報恩講(ほうおんこう)は、開祖・親鸞聖人の命日11月28日を中心にして、聖人の徳をたたえ、「恩 」 に報いる法要で、浄土真宗寺院及び門信徒において最も大切な行事とされています。

住職による読経              真宗のお経本
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本山や各寺院で開催されるほか、個人宅にも住職が訪れ一緒にお勤めします。
唱えるのは親鸞の著書『教行信証』の末尾に書かれている「正信偈(しょうしんげ)」。
子供の頃からお盆には父が導師となり、これが終わらないとご飯を食べさせてもらえなかったこともあって意味はともかく長年親しんできました。
お経が終わると簡単な法話があります。
今回は浄土真宗中興の祖である蓮如上人が各地の門信人に宛てた手紙、『御文章』から「末代無知の章」を取り上げられました。

同じ『御文章』に「白骨の章」があります。

こちらは原爆を扱った中沢啓治氏のマンガ「はだしのゲン」にも登場していました。
食を得るためにゲンがニセ僧侶となって、これを読み上げます。
内容は無常について書かれていて、「朝には紅顔ありて 夕べには白骨となりぬべき身なり・・・」。

人はいつか死ぬことは誰も分かっています。
でも、その死がいつ来るのかが分からないのです。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀阿仏。

 

2015年10月 1日 (木)

飛騨槍ヶ岳紀行 Ⅲ

4時前に外に出てみると空には満天の星、大槍に目を向けるとご来光組のヘッドライトが少しずつ上に動いています。
早朝登頂組も合わせてこれからも大槍は大混雑するのでしょう。
早朝登頂組                ご来光
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太陽が真東から登る春分の日前のご来光は、空に雲もなく周囲も遮るものがないなかで荘厳な感じさえします。
時刻は午前5時44分頃、過去経験したご来光の中で、もっとも印象深いものでした。
左:槍ヶ岳大槍と中央:常念岳の間にある浅間山付近からご来光
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           ご来光を迎える宿泊登山者
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左が富士山、右へ南アルプス     大喰岳~前穂高岳
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左:笠ヶ岳から黒部五郎岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳の山並み
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中央:焼岳・奧に乗鞍岳さらに御嶽    笠ヶ岳越しに白山も
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飛騨乗越                 飛騨沢を下る
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飛騨乗越からの飛騨沢下りはジグザグのザレ場の急斜面をくだるので、浮き石を踏んだり石車に乗らぬよう気を遣います。

西鎌尾根で越えた仙丈乗越との分岐が広くなっていて休憩します。
まだ鎗と小屋が見える地点です。
鎗のシルエットが写る西方向の峰々
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正面に笠ヶ岳を望みながら飛騨沢添いの樹林帯の道に入り、3時間弱で中継地鎗平小屋
に到着しました。
夏場なら山野草が楽しめるコースですが、サンカヨウ、キヌガサソウなどなど実になってい
るものも多く、ほとんど撮影できませんでした。
途中鎗平小屋に泊まって朝出発の人とすれ違いますが、急登で息を切らせ挨拶もしんどうそうに見えます。
我々は下りなので新穂高温泉まで十分可能ですが、登りは鎗平小屋に宿泊しないとこのタフなコースは無理でしょうね。
               紅葉も中ほど
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穂高連峰                 鎗平小屋
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小屋からは沢沿いの道ですが、樹林帯が多いもののほとんどが下りなので、三日目の疲れもなんとか我慢できます。
滝谷出合から滝谷ドーム       白出沢出合
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北穂と奧穂の鞍部に穂高岳山荘    下山終了
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白出沢出合からは1時間半の林道歩き、やっと新穂高温泉に到着。
登山指導センターに下山届けを提出し、3日間の行程が終了しました。
21日早朝出発して帰着が22日11時15分、シルバーウイークとあって小屋は大混雑でしたが、登り下りのすれ違いにはさほ時間もとられず、快適な山歩きを楽しむことができました。

我がチームF1Bには冒険家の血統を受け継ぎ、大学山岳部でならしたUさんがリーダーを務めてくれます。
最年長の私の体力不足や経験の浅いメンバーもいて、追い越すよりも追い越されるのが多かったように感じられますが、コースタイムに準ずることができました。
無理のないコース設定やペース配分に気を配ってもらえたお陰と感謝しています。

2週間後には写真データや資料を基に他のメンバーとともに報告会兼反省会を開催します。
チームF1Bの高地トレーニングの6年目、来年は本来の山小屋1泊で登れる山、かつ「百名山」を考えています。
もうすぐ古希を迎える私ですが、体力の続く限り企画兼記録兼報告係の任を果たすつもりです。 

槍ヶ岳登山 新穂高周回コース タイム   「yari-time.xlsx」をダウンロード


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