神鍋山野草を愛でる会 10月例会 巨木巡り
10月後半の例会は「神鍋高原の巨木を巡る」をテーマに25人が集まりました。
神鍋渓谷、大岡山、万場・山宮の3班に分かれて巨木を訪ね、それぞれ計測して報告しあうことになりました。
・巨木:胸高・幹回り3m以上のもの
・巨樹:胸高・幹回り5m以上のもの
計測開始 県下第2位の勇姿
万劫の大カツラ(町指定天然記念物) 「幹周りが9mあり、兵庫県では第2位の大カツラと言われ、(中略)、昔の人は、カツラの木が水を生むと思って大切にしてきた」と資料に書かれています。
キャラメルに似た落ち葉の香り
朝日新聞但馬版の記事で紹介された但馬高原植物園の田丸さんによると、「カツラは光合成をしてでんぷんを葉に蓄える。その葉が枯れることで化学反応を起こし、一種のブドウ糖に変わる。それが甘い香りのもとになっている。」「カツラは落ち葉になってブドウ糖を再び根から吸収して栄養にしていること、土に溶けたそのブドウ糖は周りの植物にも分け与えている。すごいと思いませんか。」 山歩きを趣味としているのでこの香りは知っていましたが、これを聞いて合点がいくと同時に「すごい」と思いました。
もう1ヶ所は近くの東河内区、向拝の彫刻が立派な松尾神社の大杉を訪ねました。
計測では524cm、5mを越えているので巨樹となります。
東河内 松尾神社 杉の巨木
観察結果の報告
観察を終えて、道の駅に集合し、各所の巨木巨樹の紹介と計測結果を報告し合いました。
午後からは大杉山1007mの山頂付近に屹立する大杉の観察が行われました。
次回11月10日が最終例会、観察終了後お昼に懇親会が計画されています。