ジュッテンニイイチ
<国際反戦デー>と<学徒出陣の日>10月21日、「ジュッテンニイイチ」の意味が分かる方は少なくなりました。
団塊世代でかつ60年後半から70年にかけて学生時代を経験したものとして、この日は特別な意味がありました。
70年以上が経過し「戦争法案」が成立し、戦争法に変わった今あらためて思い起こしてみます。
72年前の1943年10月21日、東京の明治神宮外苑競技場(現在の国立競技場技場跡地)で「出陣学徒壮行会」が行われました。秋雨が降るなか東京近辺の学徒2万5千人が行進し、女子学生や家族が見守りました。日本の敗戦が色濃くなったなか、学生・生徒の徴兵猶予を停止し、訓練も不十分なまま多くの若者を戦場に送り込みました。
いつの世も周辺国との軍事的脅威を煽り、平和・安全・防衛の名の下に法律を作り、宗教・教育から始まって、言論・マスコミが制限され徐々に国民総動員体制が整えられました。
大学の学問や教育を国家の都合で左右し、学徒の多数がろくに訓練もされない「にわか将校」として7~8割が戦死することになりました。
「国を守る」「国民を守る」意味を、「学徒出陣の歴史」の反省や教訓を生かして考えなければなりません。
5年前の2010年の伊佐屋三木blog記事「ジュッテンニイイチ」 ← クリックでどうぞ
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