但馬の自然を考える事例発表会
但馬の自然を考える事例発表会が30日豊岡市民会館で開催されました。
3団体による事例発表と香住・豊岡総合の2校の高校生による「ラムサール条約湿地の調査・保全活動」の発表もあって、参加者が100人弱とほぼ満員の盛況でした。
昨年に続き「神鍋山野草を愛でる会」の泉会長が大岡山を中心とする観察で出会った花々の紹介、蘇武・神鍋や阿瀬渓谷での鹿被害の現状、特定外来植物除去、希少種を守る活動を報告しました。
活動の中心だった大岡山はバブル期にゴルフ場や別荘開発が進みましたが、阿瀬や神鍋高原に較べてシカ被害が少ないとされていて、未だ多様な自然が残っています。
今後被害の拡大が予想される中、実態を調査し保全活動に役立てればとの願いもありました。
「環境ネット出石」と「桃池の自然を守る会」の事例発表に続き、「高校生によるラムサール湿地の保全調査活動」として、香住高等学校の戸島湿地魚類の調査、豊岡総合高校の湿地生物のモニタリング調査や保全活、豊岡総合高校のインターアクトクラブからは他高校と連携した環境保全活動が報告されました。
香住高校湿地魚類調査 豊岡総合高校インターアクトクラブ
いずれも生き物の現場調査を通じて外来種の繁殖や環境の悪化に気づき、保全活動に進んでいることはすばらしいことです。
早くから但馬の自然に触れ、保全活動に参加する高校生には頼もしさを感じました。
早くから但馬の自然に触れ、保全活動に参加する高校生には頼もしさを感じました。
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