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二人世帯のためもともとゴミはあまり出ません。
お隣の上郷に予定されたゴミ処理場建設問題に関わったこともあって、分別は徹底するようにしています。
分別箱 コンポスター
ひょうご在来種保存会顧問の山根重人さんの講演会が八鹿で行われます。
山根さんは長年会長を務められ、今も顧問として消えつつある在来種の野菜や穀物の保存活動を進めておられます。
案内チラシ(クリックで拡大します)
いきなり余談ですが、伊佐屋三木のblogではできるだけ西暦を使うようにしています。
和暦(元号)が天皇歴であり、国際標準の西暦と絶えず変換計算が求められる不便さが嫌だからです。
ダブルスタンダードは歴史だけでなく生活の上でもややこしいことこの上ないのと、皇位継承の度に変わるという天皇中心制度が民主主義に反するとも思います。
公文書は外交文書のほかは和暦を使用していていますが、当然ですが国民に使用を義務づけてはいません。
大手新聞も西暦表示が多く、タイトルだけ( )で和暦を加えていますが、天皇崇拝、右派の独自性を強調したいサンケイ新聞だけは和暦中心で表示しています。
一方天皇制に批判的な「しんぶん赤旗」は当然元号を使用していません。
2月16日から始まった確定申告も時期をいう「2016年確定申告」、対象期間をいう「昭和27年分確定申告」と使い分けています。
だれでも税金を払うのは好きでないでしょうが、払わなくてもよいとなると、寂しいやら社会に対し申し訳ないやら複雑な気持ちです。
還付は通常3月上旬に口座振り込みされます。
当初は臨時収入扱いだった還付金も今やアテにする生活になってしまいました。
わが家から150mほど歩くと上郷橋、円山川にかかる橋で国府地区の北東(国道312号)と南東(国道482号)に繋がる橋として利用されています。
子供の頃の川遊びや釣りはこの橋付近が中心でした。
昔はすべて木造で今よりずっと低い位置の両岸をつないでいて、路面に穴が空くと川面がすぐ下に見えるほどでした。
鉄筋コンクリート以上の強度を持つPS桁橋(プレストレスト・コンクリート橋)に架け替えられたのが65年前の昭和36年でした。
全長180m、幅4.7m当時「永久橋」と呼ばれました。
上郷橋南側 昭和36年架設
老朽化した路面と防護柵 台風被害の橋桁も補強
節分頃がもっとも寒く、この時期に餅をつきます。
太平洋側と違い湿気が少ないわけではないのですが、寒さでよく乾きカビが生えないことやかき餅は子供達のおやつになります。
タイトルだけでわかる人は中高年です。
昨日のニュースで、文部科学省が新小学生らを対象に行われてきた寄生虫卵検査(ぎょう虫検査)を、新年度から学校での健康診断の必須項目から外すことが報道されました。
昭和中期、府中小学校正門と校舎(小山 譲)
団塊世代にとって小学時代の怖い・嫌な経験は「まくり」の思い出でしょう。
飲みにくかった脱脂粉乳の思い出などの比ではありません。
当時は回虫検査と呼び、虫下しの薬を全校児童が飲むことが義務づけられました。
時間は朝御飯を抜いてお腹をすかせた昼前、場所は小使い室(校務員室)横の手洗い場でした。
原料の海草を煎じて作る「まくり」は吐き気を催すほど独特なきつい匂いがします。
先生が金杓でお汁茶碗に注いだものを一気に飲み干すのです。
上手にこぼして減らす奥の手も使いましたが、すぐに見つかり注ぎ足されてしまいます。
昭和20年代から30年代の野菜作りの大事な肥料は下肥で、畑に穴を掘って下肥を保存する家もありました。
(さすがに裸足のゲンにあったような下肥集めの仕事はありませんでした)
トイレもすべてくみ取り式で、充分に熟成?させた糞尿を肥桶で背負い畑の野菜にかけていて、畑には新聞紙や紙くずがあちこちに残っていたのを覚えています。
糞尿に紛れ込んだ回虫の卵が野菜を通じて口に入り、また畑に戻るという循環サイクルが繰り返されるのです。
あとで下肥を使わないで化学肥料だけで育てたものを清浄野菜と呼ぶようになりました。
回虫が腸に寄生すると食べた栄養分が吸収され、身につかず青びょうたんの体になるといわれました。
「まくり」を飲むと翌日には消化器に寄生しているミミズに似た白い回虫が肛門から排泄されたのでしょうが、怖くて覚えていません。
昭和の後期になると対象は回虫からぎょう虫に変わり、娘達は「青色パッチ」を肛門に貼って検査して陽性だった子だけ、医者に薬を処方してもらうようになりました。
時は移って平成28年、平成12年から行われた下水道の整備も進みシャワートイレが普及し衛生環境が変化しました。
経済成長にともなって衛生環境も農業環境も大きく変わったことで、寄生虫検査も終わりを告げることになります。
立春は暦のうえのことで雪国但馬では一番寒い時期ですが、暖冬の今年はさにあらず。
里にはまったく雪が無く、周りの山は高さに応じた雪を積んでいるだけ、朝から暖かい日差しが降り注いでいます。
自宅近くを流れる円山川の上郷橋から西芝水門までの堤防2kmが絶好の散歩コースで、ここから眺める景色が大好きです。
6月に「楽しみな グレートトラバース2」を記事にしました。
その後日本アルプスから北陸・関西、中国・四国と旅を続け、九州8座を踏破し2016元旦に鹿児島県佐田岬に到達し旅を終えました。
この様子は1月30日(土)にNHKBSで放送されました。
我が家は昨年の百名山からの陽希ファンなので楽しみにしていました。