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2016年6月26日 (日)

2016 但馬山友会 高山

6月の後半例会は京丹後市の高山(702m)、丹後半島の最高峰です。
標高は低いものの、場所柄府内屈指の豪雪地帯で、大規模なブナ林が見られます。

小野小町像           小町公園
P6260005  P6260003
 
                スイレン
P6260012 P6260011

アサザ                  コウホネ
P6260013 P6260009
梅雨まっただ中で心配しましたが、CL&SLの心がけと運で、曇りながら時折晴れ間ものぞきます。
丹後北部の遠方にもかかわらず参加者は50人、役員も驚く盛況ぶりです。
 
ウオームアップ             ネムの花
P6260016 P6260019
 
 ホタルブクロ               ヤマアジサイ
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登りは小町公園から、狭い舗装路を80分歩いて内山ブナハウスへ。
驚いたのは但馬の山と様相が違い、登山道には下草やササが生い茂っています。
鹿が繁殖していないことは、電気柵の低い通電線の位置を見てもわかります。
その代わりに猪が幅をきかせあちこちに土を掘り起こしているのが見られます。
鹿がいないということはヤマビルも気にする必要がありませんでした。

イノシシのヌタ場            ブナハウス内山
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内山集落跡              ブナ林
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内山地区は当初16戸あった農家が昭和初期には7戸に、昭和10年には1戸になり、碑にあるように昭和48年に最後の1戸も下山したとあります。
我が町の阿瀬金山廃村の状況と似ています。
 
ちょっと急登            樹林帯の尾根道
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少し先の内山集落跡から駒倉峠へ、クサリとロープ場からブナの林と笹や下草が生い茂る尾根道を登ります。
途中に少がし拓けた場所から市街地の展望が得られものの、高山山頂も北方向に金剛童子山が望めるもののさほど眺めのよいところはありませんでした。

山頂標識                金剛童子山
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50人の集合写真            竹の花
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山頂から少しそれたところに京都府下最大の大ブナがあり、幹周り3.65m、高さが23mとのこと。
氷ノ山や蘇武岳・扇ノ山の大ブナを見慣れているのでさほどの感動も生まれません。
 
府下最大の大ブナ
P6260068_2 P6260061
 
東谷ブナ林分岐             あちこちにロープ
P6260069   P6260071

20度を示す温度計
P6260051気温は20度とさほどではありませんが、湿度が高く暑がりの私は例によって大汗をかいてしまいました。
小町公園を出発したのが9時40分、ブナハウス到着が11時、山頂着が12時の適切なペース配分でした。
登山道を隠すほどの下草が茂り、久しぶりに山らしい山を歩いた感じがしました。
 
小町公園横には小野小町の墓があり、丹後には数奇な運命の美人・貴人の女性伝説が多く残っています。
丹後に伝わる丹後七姫伝説 ← をクリックでどうぞ。
 
次回例会は7月10日(日)に扇ノ山(1310m)、「深緑のブナの原生林を歩きましょう」として、登り3時間、下り2時間の行程が予定されています。
また遠征参加者の訓練登山の場として設定されています。
今日がいっぱいいっぱいだった私には無理かも・・・・。
 

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コメント

お疲れ様でした。
僕も行ったことのある山で、大変懐かしく読ませて頂きました。
その通りの山でした。
鹿は、京都もたくさんいます。
防護柵が低いのは、お金がなくて、高い柵が作れないのです。
その点、兵庫県のフトコロは豊かです。
うらやましかった。
兵庫県が山の上まで、立派な林道を造っているのを見ると、農林部予算の差を思い知らされました。
今後もご健康で山歩きをしてください。
じゃがいも、美味しそうですね。
農家なら何でもないことなのですが、こちらではうらやましい。

兵庫県は県民緑税があり、年一人当たり800円です。これで防災、環境改善、森林ボランティア活動等に活用されています。税というと腰が引けますが、この税は納得どころかもっと多くても文句は言いません。兵庫県の森林保護で特徴的なことに、県立大学の服部教授が提唱されている「兵庫方式」があります。荒れた森林を整備するやり方なのですが、常緑樹のみを伐採する(落葉樹は切らない)、伐採する木の太さはビール瓶程度までとする(これならプロでなくてもできる)、切った木は適度な長さに丸切りし、残した木の根元に引っかかるように置くだけ(これなら運び出す必要がない)。これだけで荒山に日が届くようになり、下草や落葉樹が増えて大いに環境が改善されます。兵庫の誇りと思います。

県民でありながら県民緑税があるとは知りませんでした。
山歩きをすると特に森と緑の大切さを感じます。

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