2016北アルプス白馬岳 Ⅱ
白馬大池山荘も半分の入り、テントも10張り程度でした。
午後6時の就寝は初体験、晴れの予報を信じ切って雨具もザックの奥深くしまいました。
さにあらず早朝の白馬大池は霧雨、麓の白馬村のお天気とは違いました。
大池山荘での悩みはトイレで、北アルプスの山小屋は改善が進み、洋式が主流の小屋が増え膝の悪い私には救いです。
小屋のトイレには「おつりがきます」との表示があります。
南アルプスの小屋では普通でそれは有りとしても、女性トイレには1箇所ある洋式トイレが男性側にはありません。
小屋の外のトイレは洋式とのこと、小雨の中戸外に出るのは苦痛でしかありません。
そんな悩みも贅沢なのかも知れません。
雨の大池 徐々に晴れ間
白馬大池山荘付近はハクサンコザクラの群生地だそうですが、深まる秋に姿を見せてくれたのは綿毛に変わったチングルマでした。
折角乾いた雨具を身につけ、昨日登った大岩ゴロゴロの急斜面を膝を気にしながら下ります。
折角乾いた雨具を身につけ、昨日登った大岩ゴロゴロの急斜面を膝を気にしながら下ります。
明け方の霧雨も止み、雲の切れ間から天狗原が、北西方向に妙高山があらわれます。
眼下に天狗原 北西には絶景
天狗原 栂池平の紅葉祭り
ロープウエイで下りながら見上げると白馬連峰が、やっと顔を出してくれました。
小蓮華山~白馬岳が、健脚組が縦走している杓子岳~白馬鑓ヶ岳と繋がります。
この時期の栂池平は紅葉真っ盛り、祭りも行われています。
今年の夏に雨が多いかった影響で紅葉が不十分と言われました。
そういえばハイマツの緑は常緑のままですが、ダケカンバの黄葉、ナナカマドの紅葉がさほど目立ちませんでした。
紅葉の白馬連峰
下界の栂池・白馬
白馬連峰タオル(橙はショート、紺は健脚組)
三山縦走に向かった5人に聞くと、白馬山頂も縦走中も雲が多く、さほどの眺望も得られなかったそうです。
途中で見えるはずの大雪渓も見られなかったと残念がっていました。
ただ、ご褒美として標高2100mからわき出す「雲上の露天風呂」と言われる鑓温泉入浴が叶ったとか。
猿倉で7人が合流し、帰り道の栂池温泉で汗を流し、糸魚川ICから北陸自動車道~北近畿自動車道を乗り継ぐ480kmの道で、家に着くと日付が替わっていました。
チームF1Bの遠征登山は2010年の槍ヶ岳をスタートに、涸沢・奧穂高岳、立山、白山、常念岳、槍ヶ岳と続き今回の白馬岳で7年目を迎えました。
個々の体力や力量の差が広がってきたいま、山やコース選定に知恵を使わなければなりません。
« 2016北アルプス白馬岳 Ⅰ | トップページ | 第2回浜坂三山縦走大会 »
「山歩き」カテゴリの記事
- 御岳山噴火から10年(2024.09.29)
- 2024 チームF1B初登り(明神山)(2024.01.03)
- 5年ぶりの氷ノ山(2023.11.08)
- 竹野猫崎半島 賀嶋山(2023.03.08)
- 2023 チームF1B初登り(2023.01.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント