10月例会 蘇武岳・大杉山の紅葉を訪ねて
神鍋山野草を愛でる会の10月例会は、紅葉を求めて蘇武岳と妙見山を訪れました。
どちらも1000mを越す高峰で、麓と較べて一足早い紅葉が見られるはずです。
とはいうものの「神鍋山野草を愛でる会」は山登りの会ではないので、兵庫県森林基幹道、妙見・蘇武線を利用します。
林道横の登山口から10分程度で蘇武岳山頂1074mまで登れます。
山頂付近もシカ食害で丸裸状態 少し急な登り
紅葉が進む蘇武周辺 山頂から周囲の山を望む
山頂からの眺めは、北から新温泉町浜坂港、久斗山・三川山~来日岳~磯砂山・高竜寺岳・法沢山・東里ヶ岳・東西床尾山、須留岐山・進美寺山・御祓山・須留ヶ峰と続きます。
西方向の扇ノ山・瀞川山・鉢伏山・氷ノ山は雲がかかっていて山頂が見えません。
林道の先 三川山 アキノキリンソウ
コナスビ ヒカゲカズラにシカの糞
ナナカマド(実) サワフタギ(実)
山頂もシカの糞があちこちに、僅か1~2輪残ったアキノキリンソウ、コナスビの黄色い花が寂しげに咲いていました。
引き続き林道を北に進んで大杉山1007mに向かいます。
林道途中から登山道へのとりつきまで急坂を登ること20分、大杉山山頂に到着します。
ブナの紅葉 北西方向:神鍋高原
大杉山からパノラマ写真
山名の由来となった大杉 大杉をバックに記念写真
紅葉と絶景を楽しんだのち、林道を南下し起点となる但馬妙見名草神社へ向かいます。
出雲大社から譲り受けた名草神社三重塔と本殿・拝殿が国の重要文化財に指定されています。
ちょうど拝殿が曳き家工事で移動し、基礎部分の修復が行われていました。
お聞きしたところ熊本地震による熊本城崩落の教訓を生かして、基礎杭を18本追加されたそうです。
三重の塔 修復工事中の名草神社拝殿
普段は観測点周辺で野草や樹木を愛でる例会ですが、基幹林道妙見蘇武線をワイドに活用し一足早い紅葉と但馬の山々の'景色を堪能しました。
今年の夏に雨が多いかったのと気温が高い影響か紅葉が不十分で、カエデやヌルデ・ナナカマドなど赤が少ないような気がします。
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コメント
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眺めが最高ですね。
きれいです。
植物も。
投稿: 栄治 | 2016年10月27日 (木) 07時25分