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2017年2月24日 (金)

山岳保険の点検

但馬山友会も前身の「但馬自然保護協会」から数えて40数年となります。
会員に入れ替わりもあるものの年々歳を重ね、一方で新入会員にも中高年の方が増えてきました。
例会出席の顔ぶれを拝見しても会もメンバーも歳を重ねてきたことに気づきます。
今まで大きな事故は無かったものの、リスクは年々高まってきます。
会として事故やケガの責任を負わない旨規約に明示していて、個々の登山スタイルに合わせて傷害や遭難に対応しなければなりません。
 
「事故責任は自己責任」ということで自分を再点検してみました。
 
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会員になることが求められ、年会費1,000円が要ります。
ほとんどの方は「ハイキングコース」で対応できます。
本格的な冬山やロッククライミングをやる人は「登山コース」を選ぶ必要があります。

JRO「JRO(日本山岳救助機構合同会社)」山岳保険
   
国内の山であれば、フィールドや季節、道具の有無などを問わず、どんな登山スタイルでも補償されますが、レスキュー保険に特化しています。
 
 
遭難事故に遭った際、捜索・救助に要した費用のみを対象としています。②と同様レスキューに 特化しています。
 
   
私が現在加入しているのはシンプルプラン「F033」です。
 
私の登山スタイルは、団体では但馬山友会・加藤文太郎山の会のほか小グループや個人の山行もあります。
低山ばかりでなく、北や南アルプスの高山も登るので、捜索・救助費用も必要です。
(団体で登る遠征登山は、費用に保険料が含まれています)
ただピッケルやアイゼン利用やザイル等本格的な登山用具を使うことはありません。
 
ということで、①の「ハイキングコース」タイプⅡのコスパが良さそうです。
山岳事故だけでなく、保障は少額ながらも一般傷害にも適用されます。
年会費は1,000円、今期の保険料は6,430円、さっそく申込手続きしました。
● 傷害死亡・後遺障害  300万円
● 救援者費用       500万円
● 個人賠償責任      1億円
● 傷害入院保険金    3,000円
● 傷害手術保険金    規定におうじて
● 傷害通院保険日額  1,500円
 
年度初めの切り替え時期です。
まずは資料請求して検討をお奨めします。
 

2017年2月22日 (水)

平成28年分還付申告

西暦がわかりやすいのですが、役所は元号にこだわりますね。

確定申告をする対象ではないのですが、今日16日(木)から確定申告の受け付けが始まり、公的年金以外の収入や手当が若干あるので、還付のための申告を行いました。
国税庁お薦めの電子申告納税システム「e-tax」は使わず、国税庁ホームページの所得税確定申告書等作成コーナーで作成し、諸資料を添付して税務署に出向くことにしています。
 
豊岡税務署
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除雪で寄せた雪が残る税務署正門には交通整理の方がいて、あまり混雑していませんした。
さしたる収入があるわけでなく、5年前から確定税額ゼロとなって、源泉済みの税がすべて還付されるようになりました。
だれでも税金を払うのは好きでないでしょうが、払わなくてもよいとなると、寂しいやら社会に対し申し訳ないやら複雑な気持ちです。
 
昨年と変わったことは、マイナンバーの記入と証明書のコピーが必要なことでした。
以前トラブルがあってから毎回税務署に直接出かけていますが、これからは郵送か豊岡市役所日高支所で提出することにします。
 

2017年2月20日 (月)

硬派番組 アナザーストーリーズ

「アナザーストーリーズ運命の分岐点」、毎週水曜午後9時、NHKBSプレミアム番組です。

先週15日は「誕生!日本国憲法~焼け跡に秘められた3つのドラマ~」見応えのある内容でした。
今年、施行70周年を迎える日本国憲法。その成り立ちは実に複雑である。GHQが作成した草案がベースになったが、実は、日本の民間人が作った草案もGHQ案に影響を与えた可能性があること。また当時世界でもまれな「男女平等」を実現し、その背後に若き女性の献身的な努力があったことなど、あまり知られていないことも多い。さらに伊豆大島には島民が作った幻の憲法も存在した…。
 
内容は、以下の3つのドラマです。
①GHQの憲法草案作りに参加し、日本国憲法に女性の権利盛り込ませた女性
②終戦後いち早く民間の憲法草案作りに取り組んだ「憲法研究会」の草案
③伊豆大島の「大島暫定憲法」
 
①と②は知っていて、特に鈴木安蔵ほか有識者7人が1945年11月に結成した「憲法研究会」による草案で、主権在民や平和主義、表現の自由、男女平等などをうたっていたことは、マイブログ「日本の青空Ⅱ 日本国憲法を考える」で記事にしました。
GHQ草案の1ヶ月以上前にすでに日本の民間人による独自の憲法草案が存在し、その草案が逆にGHQ草案に影響を与えた可能性を指摘しています。
日本国憲法はGHQの強い意向を反映しつつも、中味は「メイドインジャパン」なのです。
 
びっくりしたのは、伊豆大島の「大島暫定憲法」。
日本からの分離を突如言い渡された村人たちが自らの手で作り上げたものです。
日本国憲法が公布される9か月前に作られた暫定憲法には「大島ノ統治権ハ島民二在リ」として、主権在民・平和主義・議会制民主主義の考えが定められています。
すぐにGHQの指示は撤回され忘れられた存在でしたが、20年前に原文が行政文書を保管していた倉庫から、偶然発見されたそうです。
先人の英知と島民の誇り「幻の大島憲法」を、伊豆大島の中学校の歴史授業で教えている様子も映っています。
 
NHKの籾井前会長は「政府が『右』と言っているのに我々が『左』と言うわけにはいかない」との問題発言や慰安婦問題で「今のモラルでは悪いことだが、戦争地域ではどこにでもあった。逆に、ほかの国になかった証拠はあるのか」など、「不偏不党」のメディアの基本姿勢を忘れて政権よりの発言が目立ちました。
また、民放と見まごうばかりのバラエティ番組も増え、公共放送として見識を疑うところもあります。
一方で意欲的な取材や問題意識を反映した硬派番組にNHKらしさを感じさせます。
 
「アナザーストーリーズ運命の分岐点」は明日21日(火曜)午後11時45分BSプレミアムで再放送されます。
夜更かしの値打ちがあります。
 
日本国憲法 誕生の真相 ~ 映画「日本の青空」(30分ダイジェスト)  ↓
ブログで紹介した映画のダイジェスト版、You Tube でご覧ください。
 

2017年2月19日 (日)

プリンターが壊れました

ワープロから始まってパソコンに引き継ぎ、数々のプリンターのお世話になってきました。

現役はCANON PIXUS MG6330で、このシリーズのミドルレンジモデル(中位機)で、
購入後4年半が経過しながらもなんとか使ってきました。
 
             故障したMG6330
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名刺用紙で印刷中のところ端がめくれて紙詰まりとなり、取り除いたものの「プリンタートラブルが発生しました。・・・・・・」、いろいろ手を尽くしましたがとうとう諦めて買い換えることにしました。
 
やむなく買ったのが同じPIXUSのMG6930、2015年発売の同じモデルの後継機です。
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最新モデルではありませんが、人気ランクは16位、通常24,800円が年が明け決算特価税込みで11,772円でした。
価格比較サイト「カカクコム」で調べると、12,499円(税込み)が最安値で、但馬の量販店もなかなか頑張っています。
ただインクの共通性がないので在庫のインクが無駄になるのが残念です。
<プリンターの不思議>
 
①本体に較べてインクが異常に高いこと。(6色セットで税込み7,538円)
②機種変更を繰り返し、同じ6色でもインクに互換性がなくなること。
③修理期限は5年、修理代金は故障内容に関係なく、定額14,040円(税込み)と高額。
 
プリンター代を安くして、消耗品のインクで稼ぐ」のです。
 
さすがにユーザーも考えて、「純正品を使えばきれいで安心、他のメーカー品は故障の元となります」との脅しもなんのその、価格が3分の1となる格安インクを買います。
特に使用量が多い人が格安インクメーカーに頼ります。
肝心の品質はどうか聞かれますが、写真にしても文書にしても遜色は無いと思います。
 
本体の保障期間は1年、それ以後故障したら定額修理となれば・・・
①インクは純正にこだわらない。
②修理するなら、型落ち品を買った方が安い。(ユーザー評価も定まり、値段も格安)
 
プリンターメーカーとコバンザメに徹する互換インクメーカーを天秤にかけながらユーザーはお得な方法を探しているのです。
ところで、格安インク6色セットがあるので、使える方は無料でお譲りします。
※キャノン用互換インクカートリッジ BCI-351XL+350XL(6色マルチパック) 3セットです。
 

2017年2月17日 (金)

2016「植村直己冒険賞」の受賞者が決まりました

第21回受賞者が発表され、登山家かつ山岳カメラマン「平出和也(ひらいでかずや)」さんが選ばれました。

私の住む町で植村直己さんの出身地である豊岡市がふるさとの兵庫県豊岡市が世界を舞台に活躍する冒険家に毎年贈っていて、植村さんさんがマッキンリーで消息を絶った2月に発表されます。
植村直己冒険館の「2016植村直己冒険賞について をクリックでご覧ください。 
 
平出さんは「登山のアカデミー賞」とも呼ばれる「ピオレドール(黄金のピッケル)賞」を日本人で始めて受賞されています。
一方、カメラスタッフとして「グレートトラバース」「グレートトラバース2」にも参加されていて、わたしの好きだった「BSフジ絶景百名山」の撮影も彼の仕事です。
 
クライマー平出和也に関する情報は、彼が所属している「石井スポーツグループ 平出和也の部屋」 ← クリックでご覧ください。
受賞理由は、登山家として未踏峰や未踏ルートを登頂された一方、山岳カメラマンとして、著名な登山家に同行し、凧やドローンによる空中撮影に挑戦されたことが評価されました。
 
現在NHK総合テレビで「グレートトラバース2」が月曜と火曜日正午に再放送されていて、嫁さんともども田中陽希に会えるのを楽しみにしています。
山番組を見て感心するのが、登る人も凄いけど、それをカメラに収める人はもっと凄いと思えるシーンが多いことです。
撮影に使われるのは主に超小型カメラで重さは1.2kg、登山者本人のヘルメットにもつけて撮影もされます。
 
平出さんは「自分のために登山を始めたが、受賞理由を聞き、人のためになっていたんだなと嬉しく思いました」と語ったそうです。
我々が登山家と同じ目線や感覚で楽しめるのも、撮影に関するスタッフの技術と努力のたまものといつも感謝しています。
9月30日に豊岡市でおこなわれる授賞式を楽しみにしています。
 
 

2017年2月13日 (月)

2017 但馬山友会総会

新しい年度の始まりとなる第17回但馬山友会総会が開催されました。

10日から降り続いた雪が数十センチ積もり、JRの上下線は不通、バスも打ち切りの路線も出ています。
会場は豊岡駅前ですが、出席を予定していた新入会員や役員からやむなく欠席との電話がかかってきます。
電車は不通、駐車場から道路までの雪かきしているが間に合わず、道路に出られたとしても圧雪によるのろのろ運転で到着時間が読めないのです。
総会に集まったのは豊岡市とその周辺に住む31人、「この雪の中よくぞ集まっていただきました」と驚きしかありません。
議事に入る前に、「2016遠征登山尾瀬・至仏山の山旅と出会った花たち」のDVDを観賞し、改めて尾瀬の自然と仲間のすばらしさを感じました。

総会議事                     皆勤賞表彰
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議事はまず2016年の例会実績と会計報告です。
行事は年間18回、うち1回だけが雨天のため中止、対象の14回を皆勤したのはNさんただお一人だけ、初級・中級・健脚の全コース参加は立派です。
因みに私は11勝2敗1中途脱落で、入会以来の好成績でした。
 
                    山の歌を歌おう
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2017年の活動は17回、但馬を中心に丹後・丹波・宍粟・播磨をまんべんなく登り、バス利用で京都滋賀、2泊3日の遠征登山は日本百名山の谷川岳と決まりました。
 
集合写真                        救急処置講習
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前身の「但馬自然保護協会」が発足したのが1972年(昭和47年)、2001年(平成13年)に但馬山友会に移行し、40数年を数えます。
会員に入れ替わりもあるものの年々歳を重ね、一方で新入会員にも中高年の方が増えて、活動中の事故や急病のリスクが軽視できなくなりました。
中上級者対象の日本百名山を目指す遠征登山も、今回の谷川岳では往復ロープウエイ利用の初級コースも併せて計画されます。
 
ピークを目指しながらも、森の息吹を感じ野鳥や山野草を愛で、景色を楽しむスタイルも楽しいもので、会には野鳥や山野草に詳しい方が大勢いらっしゃいます。
「安全に留意し、楽しく山を登る」こと、やはりこれが基本ですね。
 
 

2017年2月12日 (日)

雪に埋もれてきました

今朝のテレビで、鳥取市約90cm、兵庫県豊岡市約80cmと報道されていました。

北陸や東北など雪国でこの程度ではニュースになりませんが、山陰では○○年ぶりがつきます。
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全国放送なので、また有名になりました。
どうやら32年ぶりの「59豪雪」、いや「38豪雪」に並ぶかも知れません。
気圧配置や季節風の関係で、山陰に雪雲が次々と来襲しているといいます。
鳥取にはお気の毒ですが、「一番でなくて二番でよかった」のです。
 
               二階からの雪景色
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台所屋根から             北側の細間
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ガレージ前               隣接する遊び場
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昨日山の会議の帰りに豊岡市内で渋滞に捕まりました。
ガス会社に補充するタンクローリー車が圧雪でハンドルをとられたのか道を完全にふさいでいました。
時折対向車が来るので一方通行と勘違いしますが、降りて現場に行くとUターンしている
車でした。
迷惑な話ですが、すべての物流がトラックに依存しているのが分かります。
 
列車はほとんど運転取りやめとなっています。
雪は今日も降り続くそうで、一日雪かきに追われそうです。
 
 

2017年2月 3日 (金)

すずさんのありがとう

アニメ映画「この世界の片隅に」が話題を呼んでいます。

 

原作者はマンガ家 こうの史代さん。

 

大手映画会社ではなく「この世界の片隅に」製作員会による「クラウドファンディング」で製作されました。

 

但馬唯一の映画館豊岡劇場で28日から上映されていて、嫁さんと二人で見に行ってきました。

 

一般料金は1,800円ですが、60歳以上なら1,000円、但馬で数少ない高齢者特典です。

 

 

 

 

レトロな雰囲気豊岡劇場             劇場窓口

 

 

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昭和の戦争始めから広島と呉を舞台にした映画で、主人公すずとその家族の、ささやかで幸せな暮らしが戦火に飲み込まれてゆく様子が描かれています。

 

 

 

 

 

映画については、公式サイト「この世界の片隅に」 ← をクリックでご覧ください。

 

 

 

 

 

広島市の海辺の村と軍港呉市が舞台で、全編の言語「広島弁」オンリーがすばらしい。

 

主人公すずの声を担当したのは能年玲奈改め「のん」、のんびりとしてほんわかした雰囲気は周囲を明るくし、戦時中の苦難と戦争の悲惨さを少しだけ和らげてくれます。
今は主流となっているCGを駆使した動きの速いアニメ映画と違って、詳細を描きすぎないようにして、ゆったりと時が流れる昔を思わせてくれます。

 

 

 

 

映画のエンドロールに製作に関わったすべての個人や団体などスタッフが紹介されますが、一番最後に「クラウドファンディング」に応じた個人・団体も流れます。

 

少し長めのエンドロールになりましたが、映画の余韻を感じつつ最後まで席を立てませんでした。

 

 

 

 

豊岡劇場での上映は2月17日(金)までなのでお早めに。

 

 

 

 

 

そういえば、上映館の豊岡劇場も再建時には、「クラウドファンディング」を活用し、伊佐屋も出資者の一員となりました。

 

 

伊佐屋三木のblog記事、豊劇新生プロジェクト ← クリックでご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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