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2017年3月30日 (木)

2017 家庭菜園 3月下旬編

冬越しして育ったエンドウ除草、中耕、施肥のあと、竹で支柱を作ってやります。
品種を絞りたいと思いながらそれぞれが捨てがたく、少量ながら莢・スナック・実エンドウの三種を作ります。
イチゴは除草が大変で、これも肥料(米糠、油粕、化成肥料)を与えて鍬ですき込み、雨に当てた後、黒マルチをかけて地温の上昇を助けます。
有機肥料をしっかり与えると、甘くて美味しくなると言います。
どちらもGWの後半から食べられるようになります。
 
エンドウ3種          イチゴ(宝幸早生)
20170330_154413_3   20170330_151732
 
ジャガイモ植
20170330_151630_2 一方春植え野菜のトップはジャガイモ。
芽が出る頃に霜にあうとダメージを受けるので早植えを控えるのですが、メークインとキタアカリ(男爵系)を植え終わりました。
芽が出ると芽欠きや土寄せ追肥がいるのと、テントウムシダマシを見つけ次第捕殺する作業が要ります。
 
種芋は園芸店で購入し、縁側などに広げて催芽のあと30g程度にカットして乾かしたあと植え付けます。
半分にカットしたものが3ヶ月後には、8から10個の芋がつきます。
水稲ほどではないものの、コスパにすぐれた優れものです。
芋は根につくのではなく、地下茎が肥大して芋となります。
ナス科であることと同じく、案外知られていません。
 
スイートコーン・エダマメ・インゲンは早生品種をトレーに播いて、トンネルで保温して苗を育てます。
順調にいけば5月中旬には移植できるでしょう。
同時にカボチャも育苗し、小野芋(サトイモの地元種)もトンネルで芽だしをします。
春先に畑の準備ができないときに育苗しておくと便利です。
 
トレーやポットに種まき     トンネルで保温
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2017年3月28日 (火)

2017 神鍋山野草を愛でる会 活動開始

春の訪れとともに、「神鍋山野草を愛でる会」が今年の活動を開始しま した。
3月28日事務局のある「道の駅神鍋高原」で、新会員のお2人も含めて29人が参加し一年の活動を話し合いました。

総会風景                       資料
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念願だった神鍋高原の野草を載せたパンフレットも製作中です。
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今年度は例会の準備・運営を6班で分担することが決まりました。
一部の役員にかかる負担を減らし、長く活動を楽しむための工夫です。
例会は4月から10月までの第2と第4火曜日実施を基本とします。
総会終了後は万場近辺の散策した後、有志で溶岩流まで足を伸ばしました。

コチャルメルソウ           ミヤマカタバミ
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ザゼンソウ
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キクザキイチゲ
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セリバオウレン(雄花)              セリバオウレン(両性花) 

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残雪があったりして立ち入れなかったところもありましたが、大雪の影響で過去数年に較べて開花時期がずれたり、今までとは別の野草が楽しめるかも知れません。

4月例会は、11日(火)、25日(火)の2回を予定していて、11日は観察しながらゴミ拾い活動を行います。
   

2017年3月26日 (日)

2017 但馬山友会 ジオウオーク

但馬山友会の新年度例会は「山陰海岸ジオエリアを歩くシリーズ」で始まりました。

一昨年の「京丹後市琴引浜コース」、昨年の「京丹後市浅茂川~夕日ヶ浦散策コース」に続き、京丹後市久美浜町「かぶと山登山コース」を歩きました。
案内ハガキは「今回は神の箱庭」と言われている久美浜湾とかぶと山を巡ります・・・」とあり、下山後はミルク工房そら、清酒「玉川」で知られる木下酒造に立ち寄り、豪商稲葉本家の見学も予定されています。
初例会とあって4名の新入会員を含めて51人の参加でした。
 
かぶと山コース案内              集合場所浜公園の向こうにかぶと山
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浜公園から久美浜湾沿いの国道178号を約3.5kmを歩き、かぶとやま登山口から登り始めます。
 
かぶと山登山道                  人食い岩(赤いのが口)
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早咲きの桜                     ウグイスカグラ
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大文字から浜公園や久美浜市街地      アセビ
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神の箱庭:久美浜湾、小天橋さらに日本海の景観
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風は少し冷たいものの時折陽が差すまずまずのお天気でした。
久美浜湾と日本海に架かる橋は見事で、日本三景の「天橋立(あまのはしだて)」に因んで「小天橋(しょてんきょう)」と名付けたのがうなずけます。
「久美浜湾カキの養殖景観」は京都府選定の文化的景観とされています。
 
湾内に浮かぶカキ筏              絶景を眼下に昼食
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しつこく弁当を狙うトンビ            記念撮影準備中
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4月例会で登る依遅ヶ尾(いちがお)山
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かぶと山公園一周のショートコースなら1.8km約40分で楽しめ、途中のかぶと山公園にはトイレやアスレチック施設も整備されています。
山陰海岸ジオパーク推進協議会提供のジオパーク散策モデルコース
「かぶと山登山コース」の案内は  「kabutoyama01.pdf」をダウンロード でどうぞ。
 
下山後はお祭り中の「ミルク工房そら」でソフトクリームを舐めたり、「木下酒造」で酒蒸し饅頭の試食をしたり、それぞれでお土産を買うなど結構楽しめました。
昨年11月の納会以来の行事で、久しぶりに会う山友(やまとも)同士の会話が弾んでいました。
帰宅後携帯の歩数計を確認する21,856歩、約13kmを歩いたことになります。
久美浜湾一周が15.6kmなのであと少し足りませんね。
 
次回例会は4月9日(日)、朝来市和田山町の室尾山(630m)、地元Mさんが初リーダーを務めます。
とかくヤマビル被害が話題となる山なので、この時期が選ばれました。
案内ハガキには「山頂からの景色も素晴らしく、芽吹きも楽しめそうです」とあります。
 
 
 

2017年3月25日 (土)

2017 コウノトリ 山本巣塔 抱卵推定

今年も野上や祥雲寺地区など数カ所で産卵が確認されています。
わが家近くの山本巣塔も何日か前から交代で卵を抱く仕草が目立つようになりました。
2015年は2羽が巣立ったものの事故で死んでしまいました。
2016年は孵化予定日を約1ヶ月過ぎてもなお卵を抱いていましたが、悲しいかな無精卵でした。
 
抱卵中                       ペアが揃う(足輪なしがオス?)
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選手交代                     卵は任せてエサ取り
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2005年から10年以上観察を続けているT観察員にお聞きすると・・・・・。
はっきり抱卵とは言い切れないが巣に座り込む時間が増えているそうです。
気になるのは別のメス2羽がときどき「ちょっかい」をかけていてペアが集中できていないとのことでした。
 
卵はカラスに、ヒナはトビに狙われて、コウノトリにも巣や卵を狙われたり、子育ては大変です。
2年連続で子育てができていないのでなんとか無事に生まれてくれることを望みます。
もし産卵していたら5月孵化・育雛、7月巣立ちとなるでしょう。
 
 

2017年3月24日 (金)

2017 神鍋山野草を愛でる会 活動間近

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昨年11月8日の例会を持って休眠した、「神鍋山野草を愛でる会」が今年の活動を開始します。

3月28日、午前中に総会を開いて一年の活動を話し合い、総会終了後は万場近辺を散策します。
4月の例会は、11日(火)、25日の2回を予定していて、11日は恒例の環境を守るゴミ拾い活動を行います。

← 案内ハガキ

 

                                                                                                                                                               パネルを見ながら神鍋の魅力を説明
P3220046_2 また、先日フリー情報紙、「Hidaka Emotion(ひだかエモーション)」さんから取材を受け、「愛でる会」設立の動機、メンバー構成、活動内容など泉会長がお答えしました。

「Hidaka Emotion」は「日高町で暮らす幸福感をお届けしたい」を目的に、「ASA江原まるにし」さんが編集発行されていて、Vol.7まで発行されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年3月23日 (木)

2017 スキーシーズン終了

正月は雪には恵まれませんでしたが、1月中旬から2月中旬にかけて5年ぶりの大雪となりました。

伊佐屋の住む豊岡市日高町には神鍋高原があり、スキー場が3箇所営業しています。
さしもの雪も気温の上昇と雨で溶け始めて、アップ神鍋スキー場に続き万場スキー場も営業を終了しました。
一番高所にある奧神鍋スキー場のみもう暫く営業します。
 
我が家から神鍋高原を望む         営業を続ける奧神鍋スキー場        
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          営業終了の万場スキー場とアップ神鍋スキー場
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折しも北近畿豊岡自動車道が3月25日(土)に日高神鍋高原インターまで延伸します。
我が家から日高神鍋高原ICまで車で約5分、遠出するにはさらに便利になります。
こちらは道路公団による高速道路ではなく、税金による建設で費用の回収が要らないので基本無料で利用できます。
 
ついに我が町日高町に自動車道が開通して、スキーシーズンだけでなく、四季を通じた神鍋高原の利用促進が期待されます。
 
 
 

2017年3月22日 (水)

桜の開花

東京で桜の開花がニュースになりました。

ソメイヨシノの開花を決める標準木は千代田区靖国神社とのこと、昨年と同じで平年よりは5日早いようです。
 
調べると桜は2月からの最高気温の和が600度になると開花する「600度の法則」があり、誰でも予報できるといいます。
兵庫北部の2月最高気温の合計は212度、3月21日までの合計は260度、合わせて472度で600度までは128度です。
23日以降の昨年の気温で数えると、3月30日に600度を超えます。
 
かって豊岡市桜町にあった豊岡測候所の中庭にソメイヨシノの標準木がありましたが、測候所の廃止後豊岡小学校に変わったそうです。
兵庫県北部の開花予想は31日頃とされています。
 

2017年3月19日 (日)

東大寺 修二会 祈祷寶牘

P3190042_5 17日の土曜日東大寺二月堂から郵便が届きました。

開けてみると、修二会行法の無事満行の報告とお礼とのことで、「二月堂修二大法會御祈禱寶牘」のお札が入っていました。
「寶牘(ほうとく)」とはお札のことだそうです。
4日夜に内陣参拝をした折、若干の寄進したお礼でしょう。
 
修二会行法を満行すると今でも天皇にカビだらけのお餅とお札を皇居に持参し、報告するそうです。
「家内安全・身体健全」のご祈祷札は、仏壇でなく神棚に上げておきました。
東大寺手向山八幡宮を始め二月堂隣にも神社が共立しています。
明治期の廃仏毀釈(神仏分離)の荒波も勅願寺東大寺は別扱いとなったのでしょうか?
 
 

2017年3月17日 (金)

蘇武岳から白山が見えた

奧神鍋スキー場の第5リフトで仕事している近所のSさんから、「白山らしい山が見えたけど、どうだろう?」と聞かれました。

私が山に詳しいと思われての質問です。
薄曇りの天候ながらこの日万場スキー場の第4リフトからも見えたとのこと。
奧神鍋スキー場も万場スキー場もリフトの最高点は蘇武岳のすぐ下にあります。
 
蘇武岳山頂に設置してある山名表示板には、但馬空港と来日岳の間に白山が表示されています。
私も過去10回くらい登りましたが、春・夏・秋シーズンで一度も視認したことはありません。
 
蘇武岳山頂                    方位・山名表示盤
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白山の標高は2702m、条件のよいときには氷ノ山(1510m)から見えるそうですが、蘇武岳(1074m)からの報告はあまり聞いたことがありません。
冬季のため空気が澄んでいたのと山頂に雪が積もっていて判別できたのでしょう。
富士山・立山と並ぶ霊峰白山、その優美な姿に思わず手を合わせたそうです。
 
私の住むところから蘇武岳は真西に当たり、真東は東里ヶ岳です。
19日の彼岸は好天、蘇武山頂の西方浄土に沈む夕日が見られるはずです。
 
昨年12月に丹後半島の「由良ヶ岳」から確認された写真もありました。
「丹後の野山をあるこう会」ブログ「2016年12月13日の記事」をクリックでどうぞ!
 
 

2017年3月12日 (日)

東大寺 修二会 内陣参拝編

塗塀の通路には結界が        次の出番を待つお松明

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闇に浮かぶ二月堂           登廊から二月堂
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内陣参拝証

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お松明に導かれて初夜上堂が行われ、事前に頂いた許可書を提出し入堂が許されます。行をおこなうのは練行衆と呼ばれる11人の僧侶です。

あくまでも法会なので女性が入れるのは外側の「局(つぼね)」まで、格子越しに行を拝見することになります。

 

一方男性は外陣まで進むことができ、白麻の扉帳越しに内陣で行われている行を拝見します。
ほとんど照明がなく、何本かの灯明が暗闇を照らしてくれます。
菜種油が燃える時に出るススが周りに広がり、少し息苦しく付けたマスクが黒ずんできます。
2時間も居れば髪の毛も鼻の穴も黒くなります。

21時半ごろから大導師作法で神名帳、過去帳が読み上げられ、続いて声明(しょうみょう)が始まると、幕越しに映る影とともに想像の世界が始まります。

 

声明を唱えながら内陣を木沓で駆け巡る足音や鈴の音や板に膝を打ち付ける「五体投地」など、極めて動的な行が続きます。
0時過ぎに休憩?が入り、廊下伝いに一度出てだけで外陣と正面の局で約4時間、行が終わって下堂となったのが1時過ぎでした。

大陸から仏教が伝えられて200年の奈良時代、お松明のほかこの日は無かった「達陀(だったん)」の行などゾロアスター教(拝火教)要素も混じります。
火と水の融合を感じる修二会です。

12日(13日2時頃)のお水取りを終えて修二会は14日まで続き、関西では「お水取りが終わると春が来る」といいます。
兵庫県南部ではイカナゴを「春告げ魚」と呼びます。
雪国但馬は少し遅れて「初午大祭」が終わると春が来るのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



2017年3月10日 (金)

東大寺 修二会 お松明編

記事が遅くなりましたが、修二会の見学報告です。
但馬出発が13時半、東大寺着が17時ごろ、19時のお松明見学、21時から二月堂内でおこなわれる練行衆の行法を見学します。
行が終わるのが夜中の1時頃という長丁場です。

東大寺南大門                   二月堂
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懸けづくりの舞台                二月堂正面
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土曜日とあってお5時頃から松明目当の参詣客(見物客)が二月堂下の芝生に陣取り始めました。予想では2万人程度が集まるとのこと。


大松明見学のベストポジションに待機する参詣客(舞台から撮影)
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若狭井(お水取りの場所)            
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増える一方の参詣客             二月堂からの夕日(中央・大仏殿、奧・生駒山)
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752年から1266回を数える伝統行事ですが、舞台で火のついた松明を振り回すのが修二会のシンボルとなっています。
入堂する足明かりとしてお松明が燃やされ、練行衆が二月堂の登り廊下を次々登って行きます。
松明は1人に1本ずつ焚かれ、この日は10本で12日のお水取りには11本となるそうです。
待機中に修二会の行法の内容や由来などの説明が日・英・中の3カ国語でありました。

回廊から上る大松明と舞台上の大松明   南西角の大松明
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お松明から燃え落ちた杉葉
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バスを連ね大松明目当ての観光客が目につきますが、毎年のように参詣し、ご利益がある火の粉を浴びるとのと、松明から燃え落ちた杉葉を持ち帰って家に祀る人があります。

約20分のお松明が終わると、一気に人が帰り始めます。
我々は付近で腹ごしらえし、21時から夜中まで続く行法に参加します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年3月 5日 (日)

2017 家庭菜園 3月初旬編

さすがの大雪も2月20日を過ぎると消えました。
雪が消えると菜園仕事が忙しくなります。
3月に入ると、冬越しの野菜も根や芽が動き出します。
雑草もかなり育っているので、まず草取りから始めます。

冬越しして育ったエンドウの草取りも兼ねて中耕し、肥料を与えます。
気温上昇とともに伸びてくるので、早いうちに支柱を立ててやらなければなりません。
イチゴは除草が大変で、これも肥料(米糠、油粕、化成肥料)を与えて鍬ですき込みます。
雨に当てた後、黒マルチをかけて地温の上昇を助けてやると花を咲かせます。
有機肥料をしっかり与えると、甘くて美味しくなると言います。

エンドウ              イチゴ
20170304_105431    20170304_105502
タマネギ・ニンニクは枯れ葉をとって、最終肥料を与えます。
これも気温の上昇とともに、茎を伸ばし玉に栄養を蓄えるようになります。
 
ニンニク              タマネギ
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結球を始めている春キャベツや冬越ししたミズナ・サニーレタスも除草と追肥を終えました。
植物も厳しい冬を耐えて、春を待って一気に成長します。
 

2017年3月 4日 (土)

庭の草花 2017 3月上旬編

3月の声を聞くと温かくなり、里に雪が見られるのは除雪でまとめた場所だけとなりました。

「光の春」という言葉が似合う時期です。
雪の下にもしっかり春が芽吹いていました。
白梅                   紅梅
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オーレン                  ネコヤナギ
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               スイセン
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2017年3月 2日 (木)

若狭神宮寺 お水送り

お水取り行事は春を告げる行事として特に有名です。

一方3月2日に若狭の国、小浜の神宮寺の「お水送り」は案外知られていません。
東大寺の「お水取り」に先がけて、神宮寺と遠敷川・鵜の瀬(うのせ)でおごそかに繰り広げられる伝統的神事で、遠敷川に注がれた「お香水」が10日かかって東大寺二月堂の「若狭井」に届くとされています。
 
奈良と若狭の深い関係にあったことを物語る歴史的な行事ですが、もとは神様のうっかりミスから始まったようです。
 
 東大寺を開山した良弁(ろうべん)僧正は、若狭小浜の下根来(しもねごり)(白石)出身とされ、大仏建立には当時若狭にて修行中のインドの渡来僧・実忠(じっちゅう)が招かれています。 天平勝宝 4(752)年、この実忠が東大寺二月堂を建立し、修二会(しゅじえ)を開いて全国の神々を招きました。ところが、遠敷明神が漁に夢中で時を忘れて遅刻(ちこく)しました。そのおわびに本尊(ほんぞん)に供えるお香水を若狭から送ると約束し、二月堂の下の岩をたたくときれいな水が湧(わ)き出したと伝えられます。そこでこの湧水(ゆうすい)に命名されたのが「若狭井」です。森林の水PR館より)
 
3月2日、神宮寺で汲まれた「お香水」は、各種神事や行を経て松明行列とともにの「鵜の瀬」まで運ばれ、住職が送水文を読み上げ、「お香水」は筒から遠敷川に注ぎ込まれます。
 
太古から続く奈良と小浜(オバマ)の絆 「お水送り」 ↓ をご覧ください 観光連盟福井県
   
今回は4日(土)から奈良「お水取り」を見学に行きます。
但馬から小浜神宮寺まで車で2時間半、来年はこの「お水送り」を見学するつもりです。
 
 

2017年3月 1日 (水)

東大寺二月堂 修二会の始まり

1日から東大寺の修二会の本行が始まりました。

通称お水取りといわれ14日まで毎日行われます。
二月堂の懸けづくりの舞台をお松明が火の粉を散らし、それを身に浴びて功徳をえようとする信者や観光客の姿で有名です。
クライマックスの若狭井(わかさい)という井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式は12日におこなわれます。
 
東大寺ホームページ「修二会について」をご覧ください。
 
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大仏開眼の752年から始まり、1,266回を数えるといいます。
 
以前から興味があった修二会の行事見学のお誘いがありました。
古建築を研究するグループの企画で、過去に愛媛の銅山遺跡や大三島神社、姫路市の寺社、石清水八幡宮、三朝の三徳山投入堂などいろいろ連れていっていただきました。
この見学会は必ず資料と説明の方を手配していただけることと、今回は24日の「事前学習会」でDVDを見ながら特別に撮影された練行衆の行法を学びました。
 
4日(土)マイクロバスにて出発、夕方に現地到着し二月堂の建築を学び、19時からお松明を見学後、21時から夜中まで練行衆によっておこなわれる堂内での行法に参加します。
注意事項は堂内の外陣や局で行法を見学するので邪魔にならぬよう配慮することと、ともかく寒いので防寒対策と、堂内の灯明でススが付いたり、お松明の火の粉が飛ぶので上等な服は着ていかないことの3点でした。
 
 

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