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2017年5月28日 (日)

2017 伊佐屋菜園 ジャガイモ考

夏野菜苗が活着し、緑一色となった畑をジャガイモが彩りを添えています。

3月末に種芋を植え、施肥と土寄せを行い順調に育って花盛りを迎えました。
種類はメークインとダンシャク系のキタアカリを植えます。
煮崩れしにくいメークインは煮物やシチューカレーに適していて、でんぷん質が多く、ホクホクとした食感のダンシャク系はコロッケやサラダなどに向いています。
 
ジャガイモ畑             花盛り
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ジャガイモがナス科だとはあまり知られていません。
地中から穫れる芋とナスやトマトの実とのギャップがそうさせるのでしょう。
花の形はナスに似て実がつくとトマトに似ていることで「似たもの同士」とわかります。
またナス科同士は障害が出ることで連作はしないのは「菜園人」なら常識で、余地がない場合は接ぎ木苗を植え「忌地(いやぢ)現象」を避けます。
 
もう一つ、芋は根の先につくのではなく茎(地下茎)につきます。
日光が当たるところに放置していると緑色に変わるのは茎である証拠で、成長に合わせて土寄せが必要なのは根が肥大するサツマイモと違うところです。
 
販売されている種芋を使うかぎり病気はほとんどありせんが、天敵はテントウムシダマシです。
地中に卵がいるのか、どこからともなく現れて葉を食べて網目状にしてしまいます。
対策は手で捕殺するか殺虫剤を散布するしかありません
交尾して子孫を増やし、芋を収穫した後には次のナス科の野菜に移るので、暇人の私は毎朝殺生しています。
 
花後にトマト似の実が              テントウムシダマシ
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父の教えですが、例年ジャガイモの後には、マメ科のアズキを植えるのと連作予防のため一年ごとに位置をずらせます。
収穫時期と播種時期が近く後作に便利なのと相性がよく、ジャガイモの残肥も活用する知恵ですね。
 
 

2017年5月26日 (金)

出石㐂らく文庫 開店です

城下町出石に手作りの古本店が22日(日)開店しました。

半月ほど前の読売新聞但馬版、12日の神戸新聞但馬版に開店準備の様子が、サンテレビの「NEWS PORT」 で開店が報道されました。
 
手がけたのは50年前の高校生、団塊世代で67~68歳の出石高校OBです。
普段から気の合う仲間が集まっていたようですが、「飲んでるだけでは しゃあないやろう」ということで、「本があるから古本をやろう」と民家を利用した古本屋を計画されました。
 
出石に活字文化を育てたいのとサロン的な雰囲気にして、気楽に立ち寄って文化的時間を過ごしてもらいたいとのお気持ちのようです。
このメンバーのうちの二人は、但馬山友会の山ともで、私も図書を提供させていただきました。
伊佐屋三木のblog2の記事 → 終活準備図書整理編をクリックでどうぞ、左端の戻るボタン「←」で元の記事に戻ります。
 
開店のお知らせ               サンテレビ「NEWS PORT」 23日(月)
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「気張ると後が大変なので、気楽にのんびりと長く」ということで、当面は週一回 土曜日のみ、10時から16時までの営業です。
サロンスペースもあって格安の珈琲(100円~)、手作りお菓子も販売されます。
 
城下町出石に「出石㐂らく文庫」はよく似合います。
同じ団塊世代として、七人のサムライ達の心意気にエールを送ります。
迎える方も訪れる方も「㐂らく」な雰囲気を大切にして、のんびり長く続けられることを期待しています。 
 「出石㐂らく文庫」の場所 → 出石町本町95  をクリック。
 
Mさんの句?                    洒落たしおり
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2017年5月23日 (火)

神鍋山野草を愛でる会 5月23日例会

5月例会の後半は、久しぶりの大岡山で、山頂のゴルフ場の近くから大岡山北→旧大岡寺までの周回コースです。

ヤマボウシ                     タニウツギ
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オオイワカガミ                  ヤブデマリ

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ハクウンボク                    サギゴケ
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他に大岡山ならではの魅力もあって、予定の12時を超過する観察でした。

 

 

 

2017年5月21日 (日)

2017 但馬山友会 三室山

5月後半の例会は、宍粟の名峰 三室山(1358m)です。
氷ノ山(1510m)に次ぐ兵庫県第2の高峰で、「宍粟50名山」の二番目に挙げられています。

宍粟市の北西、鳥取県境にあっても第1集合場所の道の駅「ようか但馬蔵」から90分で登山口に到着しました。
20年前の平成9年10月、「但馬自然保護協会」のころ、三室山に貸し切りバス2台で71人が参加した記録がありました。
ずっと雨なしの好天続きながら田植え時期でもあり、参加者42名が乗り合わせて約90分で登山口に到着しました。
 
広場がある登山口                 入念にストレッチ
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新緑を進む                    スギの植林帯をジグザグに登る
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大岩庭園                       スリルのあるクサリ場
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登り始めてすぐにスギの植林帯があらわれ、ひたすら尾根筋に向かってジグザグの登山道を登ります。
途中大きな岩があらわれる「大岩庭園」を抜けるころから、ミズナラやカエデ・ブナなどの自然林となり、山頂に近づいたことがわかります。
登山を始めて75分、11時ちょうどに山頂到着です。
 
山頂到着                      ぐるりを見渡しながらランチ
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存在感のある氷ノ山                第三番の高峰 後山
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千種スキー場越えにかすむ長義山       千種町の町並み
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植林帯は日が遮られて助かりましたが、山頂は直射日光が降り注ぎ、日除けなし。
そのぶん展望は申し分ありません。
北方向氷ノ山(三の丸)から東へ、藤無山・三久安山・阿舎利山・特徴のある一山が見え、西は遠く長義山・後山・日名倉山などなど宍粟50名山のオンパレードです。
下山は別道もあるようですが、もと来た道を辿りました。
麓で三室の滝も見学し、クールダウンのストレッチを行い解散しました。
 
             三室の滝
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次回は6月4日、氷ノ山(1510m)、養父市にも所属し、兵庫県最高峰に敬意を表し、一年に一度は登ります。
今回はバリュエーションルートの一つ、長丁場のブン回しコースを巡ります。
案内には歩行時間9.5時間で「健脚」となっていて、膝腰に不安がある私は残念ですが参加を見送ります。
 
 

2017年5月20日 (土)

コウノトリ受難

島根県雲南市で、巣を作り産卵・孵化に成功していたコウノトリの雌の親鳥がハンターの誤射で死にました。

4月に4羽のヒナが誕生したばかりで、害鳥の駆除活動をしていた地元猟友会のメンバーが、サギと間違って撃ってしまいました。
 
豊岡市以外では徳島県鳴門市に続いて、始めて巣を作り雛の誕生まで頑張りました。
アオサギとコウノトリはよく似ていて、見慣れていない地域では間違えるでしょう。
ハンターの責任よりも、地域や住民に周知徹底語が足りなかった雲南市教育委員会が反省するべきでしょう
 
兵庫県立コウノトリの郷公園によると、雌は5歳で豊岡市で生まれました。
これまでに4羽のヒナの誕生を確認しており、今後雄だけで世話ができるかを確認した上で、ヒナを保護するかどうかを検討するといいます。
 
ふ化後、1ヶ月も経つとヒナは1日1kgもの餌を食べるといいます。
夫婦の片方が巣を外敵から守り、片方が餌を胃にため込んで巣に帰り、吐き戻して与えます。
夫婦による子育ての見本のようなもので、人間さまよりはるかに協業が進んでいます。
そんな母を失った幼鳥、妻を失った雄鳥の行く末が案じられます。
 
 

2017年5月19日 (金)

2017 我が家のさなぼり

当地では田植えは20日前後に集中します。

早植えして稲が盛夏の高温期に実ると、不良米が出やすいとJAが苗の出荷時期を調整しているそうです。
伊佐屋屋敷裏の田圃の田植が終わりました。
専業農家のSさんが5条植の田植機を使って、30分で完了です。
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面積も10a足らずで、耕耘・代掻き・田植・稲刈りと機械仕事はすべて願いして、水の管理・除草・施肥は私の担当です。
 
広辞苑では「さなぶり(早上り)」で、田植えを終えた祝いと書いてあります。
香美町当たりでは、「シロメテ」と呼ぶようですが、中国地方では「シロミテ」と呼びます。
シロつまり田が苗でミテる(いっぱいになる)の意味でしょうね。
 
いまは4条・5条植の田植機であっという間の仕事ですが、昔は田植え時期になると美方郡から泊まりがけで早乙女さんが来て、田植えをした記録があります。
田植え前の苗代、耕耘、畦塗り、代掻きも大仕事で、家族、親戚そうがかりでした。
当時私の担当は、畦から苗を投げ入れたり、植える目印となる「田植縄」を持つ役でした。
 
手辺(府市場)出身の菅村駅一氏の「匂うふるさと」に、さなぼり芝居の記述があります。
『さなぼり間近になると、村はずれや空き地にのぼり旗が何本もたち、手辺の川原に小屋がけされ、歌舞伎や狂言興行され、重箱に詰めた握りや煮しめを持った村人で立ち見席
まで一杯だった』と様子が書かれています。
 
いずれも、田植えという重大行事が終了した喜びと感謝を表し、ご馳走を食べ慰労しあう大イベントでした。
この地方でもとっくにさなぼりの習わしも消え、その言葉や意味さえも危うくなってきました。
いつも思い出すのは、21年前に亡くなった父が晩年に残した「さなぼりは我が代までとビール抜く」という句です。
これから稲刈りまでの4ヶ月間、屋敷裏の田圃で稲が育っていく様子が見られます。
 
 

2017年5月16日 (火)

悪徳商人越後屋と悪代官

時代劇によくあるやりとりです。

夜に悪代官の屋敷で密談した際に、悪徳商人から菓子に見せかけ小判を敷き詰めた箱を渡したとき、「越後屋、お主も悪よのう」、「お代官様に比べたら、手前などまだまだで…」。
 
破格の安値で国有地を払い下げたことに端を発した森友学園問題はこの図式を思い出させます。
もちろん主役は籠池理事長と安倍晋三夫妻、二人の共通項は「日本会議」です。
 
日本会議とは、先の戦争は侵略でなく、「アジア解放」の「正義の戦争」だったと美化する歴史観に立ち、「自主憲法制定」、「天皇元首化」のほか、国民に「国防の義務」を課すべきだなどの主張を展開する右派組織で、自民党を中心とする国会議員、地方議員も懇談会・連盟として関わっています。
また、大日本帝国憲法とともに滅私奉公を求め国民総動員体制に駆り立てた「教育勅語」も評価する立場です。
 
子どもに教育勅語を朗唱させ、さらなる「愛国教育」を進める越後屋と、憲法を変え「親米強国」を取り戻そうとする代官を取り持ったのは、安倍昭恵夫人であることは誰が見ても明らかです。
そんな悪代官の「意向」を「忖度」して動いたのが金庫番の財務省役人と国交省役人、それに協力したのが地方役人の大阪府教育庁など役者が絡んでの大芝居でした。
 
可愛そう?なのが、「教育に対する熱意は素晴らしい」とおだてられ、援護を信じて舞い上がってやりたい放題をした越後屋主人たる森友学園籠池理事長でした。
悪事が露見するや、お代官さまや役人からそっぽを向かれ、事業も破産状態になったのは自業自得です。
やはり悪知恵にたけ、権力を駆使する「お代官様に比べたら、まだまだ」でした。
 
通常代官は、領主に代わって領地の事務を司る者でさほどの大物ではありませんが、今回は日本国を預かる将軍さまとその御台所であるという大問題です。
野党やマスコミの追求も与党と役人の隠蔽と居直りで、未だに真相究明にはいたりません。
 
時代も進み代官側も学習を重ね、証拠を残さず口裏合わせも上手になり、尻尾を摑ませないようになりました。
「勧善懲悪」は時代劇の基本で、悪を懲らしめる黄門さまは現代にはおわしません。
天罰も期待できないし、ここは国民が双方を懲らしめてやるしかありません。
 
 
 

2017年5月14日 (日)

2017 家庭菜園 5月中旬編

5月も半ばとなり、自家育成苗も購入苗も植え終わり、菜園仕事が一段落しました。

昨年から冬越ししていた、エンドウ・タマネギ・ニンニク・ラッキョウが順に収穫期を迎えます。
 
伊佐屋菜園A 全景               エンドウ3種
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タマネギ                       ニンニク
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ラッキョウ                     イチゴ
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一方、自家育成した苗、スイートコーン・インゲン・エダマメ・カボチャ・オクラを順に植え付けます。
 
スイートコーン                インゲン
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エダマメ                   オクラ
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3月末に播いたニンジン、種芋を植えたジャガイモも順調に育っています。
トンネルに入れて保温芽出ししたサトイモは26株を植えました。
 
ジャガイモ                       ニンジン・ネギ
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サトイモ                   ショウガ
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市販の苗で購入したのは、スイカ・メロン・トマト・ナス・ピーマン・シシトウ・キュウリ、スイートバジルで、モロヘイヤとゴーヤは少し遅れてトンネル育苗中です。
 
スイカ・メロン                     ピーマン・シシトウ・トマト
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キュウリ・ナス                種を播いたエダマメ(中生)
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サニーレタス・水菜・ワサビナ        サツマイモ(紅ハルカ)
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収穫したものは自家消費や娘1と娘2家族に送ったり、知り合いにお裾分けします。
仕事をリタイアして暇なように見えますが、中耕・除草・追肥はもとより支柱を立てたり、虫や病気に目を光らせるなど趣味の菜園仕事も結構忙しいのです。
 
 

2017年5月11日 (木)

庭の草花 2017 5月中旬編

GWを過ぎてさらに増えてきました。
今日咲いている我が家の花々を紹介します。

 
オダマキ                   オキザリス
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                       シラン
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ホウチャクソウ               スーパーベルスター
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デンドロリウム               クンシラン
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                       クレマチス
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                  タツナミソウ
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クリンソウ                  オオデマリ
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コデマリ                       エビネ
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スズラン                   ふて寝のハル
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シライトソウ                ビオラ
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                     アッツザクラ
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モッコウバラ                     ツユクサ
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カラー                    シャクヤク
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チョウジソウ                     ?
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ジャーマンアイリス            ガーベラ
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レモン(蕾)                アッツザクラの仲間             
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ヤエザキキンポウゲ                アブチロン
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サクラソウ                     シンビジウム
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クリスマスローズ
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2017年5月 9日 (火)

神鍋山野草を愛でる会 5月9日例会

神鍋山野草を愛でる会の5月例会は9日(火)、「兵庫県立人と自然の博物館」と共催で、晩春から初夏の神鍋溶岩流コースを楽しみました。

「ひとはく」の高野先生が講師となっていただき、昼食を挟んで4時間たっぷり、広範囲で専門的なガイドが受けらると期待して、「ひとはく」に応募した参加者と「愛でる会」と合わせて30人が集まりました。
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カキラン                     フデリンドウ
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キンラン                  チゴユリ
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ウスギヨウラク              イチリンソウ
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ニリンソウ                 ハナイカダ(雄花)

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フジの花                       タニウツギと八反の滝
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心配した雨も観察終了まで待ってくれました。

花や緑の写真は晴天より曇りの方が撮りやすいのです。

このブログの写真はマウスONしてクリックですべて拡大します。(写真の右上の閉じるボタン(×)で元の記事に戻ります)

昨年9月24日に同じコースを歩き、秋の自然を楽しみました。

春と初夏が入り交じった時期に、里山と奥山の自然が混じり合ったコースで、いろいろな野草・花・樹木が楽しめました。

 

2017年5月 7日 (日)

2017 但馬山友会 三川山

3月・4月と初級レベルを続けてきた例会も、5月7日(日)三川山(888m)を「奧の院コース」から登り、「シャクナゲコース」に下る周回ルートで、岩場や急勾配が連続する健脚と設定されました。

三川権現の標高が208m、山頂が888mなので、680mを2時間半かけて登ります。

三川区から見る三川山             三川蔵王大権現前でミーティング
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案内ハガキの「全ルートを通して岩場や土混じりの急勾配で滑りやすい登山道の連続」「
高低差以上の厳しさ」の「長靴での渡渉あり」の字句に怖れず、好天にも誘われ34名が参加しました。

かって山頂の眺望はさほどないもののシャクナゲとカタクリの花が見られる人気のコースでしたが、カタクリもほぼ無くなり、シャクナゲコースが荒れて道迷いなどの事故が続きました。
昨年から今年にかけて但馬山友会の助言も受けながら、地元の香美町によって尾根ルートが整備されました。

整備された標識                 長靴で渡渉
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いきなり急登の奧の院コース
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シャクナゲがお出迎え              イワカガミも盛り
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遙拝所から対岸壁に奧の院          南西方向に雪をいただく氷ノ山 
       
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山頂付近に残るタムシバ            山頂(888m)
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山頂ひろば                     真北:香住漁港
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下山はシャクナゲコース            谷筋に残雪
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目に染むブナの新緑                ブナ林を下る
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切り倒されたシャクナゲが気の毒      しっかりとした尾根道
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シャクナゲコースは整備されたものの、滑りやすい急坂が続き、下見に続いてこの日も先発隊がロープを張り増ししながら本隊が続きました。ロープを提供していただいたのは香美町、場所を選定し設置したのは但馬山友会です。元消防士さんの指導で、手がかりとなるる結び目を等間隔につくり利用しやすい「連続節結び」がなされています。

             急坂に設置したロープ
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シャクナゲのトンネルを越えて         下山完了
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山頂では京丹後市のグループとお会いし、見知った顔も見受けられました。
ルート整備はご存じなかったようですが、これからできるだけ多くの山グループに三川山の魅力を楽しんでいただきたいものです。

田植え時期を知らせるタニウツギ
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魅力ある山を安全に登るため3年かけて何度も登って整備に協力されたHaさんとYaさん、下見や当日運営にお世話になったCL&SLの皆さん、昼食も早めに切り上げて先発隊としてロープ設置していただいたYoさん、Hiさん、Mさんのおかげで安全で楽しい登山ができました。

所要時間は奧の院コース登り135分、シャクナゲコース下り100分で約4時間の歩行。

お天気もよく、ブナを代表する新緑やシャクナゲ・イワカガミやタムシバなどが標高差によっていろいろ楽しめる山行でした。
里では田植え花とも呼ばれるタニウツギが咲き、あちこちで代掻きが始まっていました。

次回例会は、5月21日(日)兵庫県第2の高峰、宍粟市に位置する三室山1358m(中級)が予定されています。

 

 

 

 

 

 

2017年5月 5日 (金)

日本国憲法施行70年

5月3日で日本国憲法施行70年を迎えました。

1947年生まれは私と同じ歳、かって法律を学んだものとしても特別な感慨があります。
天皇主権、制限された人権や民主主義、徴兵制を元に軍国主義に突き進んだ大日本帝国憲法にかわって、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義が基本原則が定められ、「もう誰も殺さない、もう誰にも殺されなくなった」ことに国民は感激し、喜びました。
何よりもその前文で、「・・・・日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。・・・」のです。
 
安倍首相が「改憲 20年施行」を明言しました。
改憲項目として戦争放棄を定めた9条に自衛隊の存在を明記すること、高等教育の無償化を定めた条文の新設を挙げています。
憲法上疑義がある自衛隊を追認し、悲願の改正を自らの手で行いたいのです。
まず一度改憲の味を占めると、さらに次を狙いうことは自民党憲法草案を見ても明かです。
           自民党憲法草案 → 「130250_1.pdf」をダウンロード
二度と戦争をしないことを国の内外に宣言し、紛争や戦争が続いた昭和・平成の70年間我が国は「誰も殺さない、誰にも殺されなかった」のは9条があればこそでした。
 
最近の北朝鮮とトランプ政権の軍事的挑発をことさらに取り上げ、海上自衛隊の護衛艦「いずも」がアメリカ海軍の補給艦護衛に出航しました。
昨年施行された安全保障関連法(戦争法)で可能となった任務で、怖れていたことが現実となってきたのです。
 
外敵の脅威を取り上げ愛国心を煽り立てるのは、国民の関心を引きつける為の権力者の常套手段です。
北朝鮮のキムジョンウン委員長は、ミサイルを撃ったり核実験をちらつかせたり、日米の両首脳を刺激しています。
内政の失敗や不満を外敵に向けるのは日米共通手法で、閣僚級の失言や森友学園など問題を抱えながら、安倍首相の支持率が落ちないのは、キムジョンウン委員長の「タイムリーサポート」を利用し、求心力を高めているからです。
恐ろしいことに滅私奉公を求め国民総動員体制に駆り立てた「教育勅語」さえ、否定しなくなりました。
 
ベストセラー「昭和史」の著者、半藤一利さんは、評論家保阪正康さんと「9条を100年持たせる会」をつくっています。
「9条をあと30年持たせれば、世界から日本国憲法に学び、追随する国が多く出てくるようになるはずだ、だから頑張ろう。」と2人だけの会です。
 
最近若者も含めて国民の憲法観に変化が生まれてるのと、衆参両院の改憲勢力が3分の2を超していることも懸念されます。
戦後に生まれ憲法とともに生きたものとして、憲法と憲法の精神を守る心をこれからも持ち続けていきます。
 
 

2017年5月 3日 (水)

庭の草花 2017 5月GW編

GWに入って次々と咲き出しました。
 
モッコウバラ                           プリムラマラコイデス

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ボタン                        アブチロン
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スズラン                   サクラソウ
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ヤエザキキンポウゲ                 スイセン
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クレマチス                      シラー・カンパニュラータ
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ジュウニヒトエ                チョウジソウ
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キクナの残り花                        ?                 
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怒るハル               クンシラン(蕾)
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