7月例会は9日、ふるさと兵庫100山にも挙げられる青倉山811mです。
案内ハガキには「悠久の歴史を持つ青倉神社。今は車で神社の下まで行くことができますが、今回は多々良木ダムから林道を歩き山頂を目指します。青倉神社にも参拝します。」
コースレートは(初級+)となっていて、※熱中症・ヤマビル対策は各自でお願いします。
(+)がついている分通常の初級よりおまけがありそうです。
梅雨本番を迎え、福岡県や大分県では豪雨による浸水、土砂崩れで死傷者や不明者が多く出ているのが気になります。
兵庫北部の予報は曇りときどき雨、早朝から参加を鈍らせる弱い雨が降り続いています。
そんな雨にも負けない強い子35人が、関電奧多々良木発電所・エコパークに集まりました。
女性リーダーNさんのご挨拶 雨も止み、いざ出発
参道入り口
こちらは周回道路の神社鳥居 まずは目の健康をお参り
神社横から山の腹を巻くように登山道が続いていて一部急登はあるものの比較的順調に進めるようです。
林間の急登
参道に入った頃から「わっ!ヤマビル!」の叫びが聞こえ、足元のズボンやスパッツからにじり上がってきます。
4月の室尾山例会でも経験しましたが、そんな生やさしいものではありません。
休憩の度にNリーダーから「ヤマビルチェックをお願いします」と声がかかり、自分やお隣の足元や体をチェックします。
靴下に入り込まれたり、手袋の中・ズボンの中にも侵入される被害も一部出ました。
衣服から入り込むと血を吸うときに痛みを麻痺させる成分と血の凝固を妨げる成分をだすそうで、被害に遭い衣服が真っ赤に染まってやっと気づくことがあります。
ヤマビル 塩漬けの刑を執行
心強いネーミングの駆除剤 朝来山山頂811m
ランチタイム 四季の歌を歌おう
予想通り山頂はガスっていて、僅かに南方向に笠形山が屹立していました。
今年入会されたKさんの提案で、山頂で「四季の歌」を合唱しました。
春夏秋冬に分かれる歌詞は自然を愛する人そのもので、今でも歌い継がれています。
(私ごとですが45年前、私たち夫婦の結婚祝賀会のテーマソングでした。と言うことは今年がサファイヤ婚?)
下りの山道
登山中は雨がほとんどなく、歴史ある青倉山と青倉神社参道を辿り、当時に思いを馳せる有意義な例会となりました。
ところでお隣の朝来山の南但馬自然学校を利用する生徒は、塩を全員携帯するそうです。
これは被害に遭った駆除用の措置です。
予防は、ヤマビル忌避剤が有効といわれ、自分で用意するなら、食塩水または消毒用エタノールをスプレー容器にいれたものが効果があるそうです。
ヤマビルで有名な?進美寺の法印も虫除けスプレーの事前吹きつけも効果があると言っていました。
本格的な被害を経験した今回の教訓として、登山前に忌避スプレーを振っていたのがさほど効果がなく、結局ヤマビルを撃退する駆除剤が有効で、塩をヤマビルに直接振りかけるのがシンプルでした。
シカの北上に連れて、これから但馬の山はヤマビル被害がさらに広がるでしょう。
「忌避剤より駆除剤が効果的」だったのが今回の教訓です。
ヤマビル対策は以下のホームページでどうぞ!
登山マガジン YAMA HACK のホームページ