2017 台風18号 被害
鹿児島に上陸後、高知に再上陸した台風18号は、その後兵庫県明石市付近を通過、近畿を縦断し、北陸から日本海に向う様子です。
三連休の中日、大型で強い台風が九州四国から西日本を直撃するとあって、各地で厳重な警戒態勢がひかれました。
台風の北側に当たる豊岡市は、17日も夕方までほとんど雨も降らず、河川の増水もありませんでした。
ただ台風が通過する夜から深夜まで強い雨と風が心配でした。
一夜明けると静かなもので雲は残ったもののお天気が回復すると言うことで、順延されていた小学校運動会も時間を遅らせて開催されます。
朝7時半に散歩がてら、桜堤から様子を見てきました。
上郷側の増水で橋が一時通行止 上郷橋の様子
台風が通過する20時ごろから23時ごろまで強い雨が降り、各河川の水が本流に流れ込んで一気に増水した模様です。
最高水位は氾濫注意水位(黄色)のすぐ下まで来ていました。
上郷橋付近府市場水位観測所 堤外 沖野々地域の畑地
堤外農地は全面冠水 茫然自失のUさん
堤外地で耕作されているUさんやMさんの畑も一面に冠水し泥に埋まっています。
クロマメ・アズキなどの豆類、ハクサイ・キャベツなどの葉物、サツマイモ・サトイモなど芋類が被害を受けています。
今後収穫が期待できるのはサトイモだけとお聞きしました。
もともと堤外地のため増水すると被害を受けやすい場所ですが、被害は6~7年ぶりだそうです。
農具小屋も流失し、「もうここでは作れんなぁ」と嘆いていました。
堤内にある伊佐屋菜園A 伊佐屋菜園B
一方、堤防内にある伊佐屋菜園はほぼ無傷で、ホッとする反面申し訳ないような気がします。
堤外地は大水による冠水や獣被害など不利な条件の中で、先人が懸命に守ってきた農地です。
皮肉なことで堆積地のため栄養豊富で、作柄もよかったそうです。
そんな農地もどんどん放棄され、今回の被害でさらに進むかも知れません。
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