2017 須留ヶ峰紅葉登山大会(本番)
予報通り秋晴れのお天気、雲があるのも暑さを和らげてくれます。
須留ヶ峰は養父市の旧養父町と大屋町にまたがる1054mの高峰で「ふるさと兵庫100山」にも数えられています。
旧養父町側の建屋校区自治協議会と餅耕区では、登山道整備をきっかけに毎年「紅葉登山大会」と銘打って村を挙げて取り組まれています。
須留ヶ峰は大杉山1048mと須留ヶ峰1054mとにピークが分かれていて、北西の大屋町からは双耳峰のように見えます。
3時間弱かけてまず眺望のよい大杉山、そこからピークの須留ヶ峰まで約30分アップダウンを繰り返すコースです。
登山開始 コース案内図(左:ベテランコース)
餅耕地川を何度か渡渉 ロープも使う登り
丸木橋を何度か渡り、渓流沿いの道と林道との合流地点でやっと目指す山が見えてきます。
沢添いの紅葉 中間地点から大杉山
但馬山友会の会員で参加者は4名、全体で51名ということで、好天にもかかわらず少なめでした。
沢渡りを何度か繰り返し、尾根道は急登の連続、山頂まで3時間以上かかる中級者向けのコースなので、家族連れの参加はほとんど無く登山経験者が中心です。
尾根道 紅葉のトンネル アセビの群落を抜けると大杉山山頂
晴れときどき雲りのお天気で、日差しを受けてしっかりいい汗を掻きました。
大杉山からは真南を除いて、但馬の山々が見渡せます。
3日前は西但馬の鉢伏山、今日は南但馬から展望し、山名と位置を確認することができました。
鉢伏山と氷ノ山の中間の中腹に、「日本の滝100選」にも選ばれた天滝が見えます。
あちらも「天滝もみじまつり」で賑わっていることでしょう。
東:奧に粟鹿山 手前に青倉山・朝来山 北東:日高町から豊岡市街地
北:妙見山・蘇武岳 北西:氷ノ山・鉢伏山
西に藤無山 天滝が見えた
ピークの須留ヶ峰へは有志だけが向かい、半数が大杉山にとどまって大展望を楽しんでいます。
須留ヶ峰へのスタッフの案内がなかったことで、道を間違えた人が出たのは反省材料として欲しいものです。
気になったのは、登山口から中腹はミツマタ、マツカゼソウ、イワヒメワラビが、尾根から山頂にかけてはアセビが群落を作っていることです。
ササや下草はほとんど無くなり、これらシカ忌避植物が幅をきかせています。
これは北但の山にも見られる現象ですが、ここまで進んでいるとは思いませんでした。
これは北但の山にも見られる現象ですが、ここまで進んでいるとは思いませんでした。
ミツマタの蕾 マツカゼソウ
下山すると餅耕地区の公民館で、女性部の方々から具だくさんの豚汁や手作りドーナツお茶やコーヒーの接待を受けました。
餅耕地公民館でお接待 手作りドーナツと豚汁
9月と10月の3度にわたる台風で荒れていた登山道も整備していただき、丸木橋も一部付け替えていただいています。
地元餅耕地区の皆さんには大変お世話になりありがとうました。
おかげで楽しい山歩きができました。
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