笑って学ぶ江戸時代 Ⅰ
豊岡歴史博物館で「ミュージアム寄席」が16日に開催されました。
第1回のテーマは「江戸時代の交通」で、当時の交通手段である駕籠と船です。
演目は、迷探亭小ん南さんが兵庫の港から乗り合う「兵庫船」、ろっ亭あいすちゃんが豆腐釜を担いで逃げる泥棒「釜泥」、トリは春歌亭丹馬師匠の住吉大社詣での客目当て「住吉駕籠」で、いずれもアマチュア「たんたん落語会」のメンバーです。
当時の乗り物と庶民の生活とのかかわりを面白おかしく演じられました。
寄席が終わったあとに、学芸員さんと演者の皆さんとのトークショーがあり、陸の乗り物である駕籠の種類や料金、駕籠かきは親方から駕籠を借りて働く制度など庶民の生業や生活が推し量られます。
一方海や川の乗り物の三十石船や金比羅船の様子は興味深いもので、定員や値段・所要時間・トイレの様子も話題になりました。
敷居が高いと思われがちな「豊岡歴史博物館」を身近のものにしたいとの企画でしょう。
それにしても春歌亭丹馬師匠はますます円熟味を増しています。
昨年の「こみゅにてぃ寄席」でお聞きした人情噺「井戸の茶碗」も素晴らしかったし、今回時間の関係で端折られた「住吉駕籠」も通しで聞いてみたかったですね。
春歌亭丹波さん トークショーで江戸時代のお勉強
第2回は1月13日(土)テーマは「江戸時代のお正月」で、演目は「初天神」「看板の一」が予定されています。
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コメント
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親父殿も気にしてました。
行こうかな?・・・と。
投稿: 栄治 | 2017年12月20日 (水) 07時22分