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2018年2月16日 (金)

植村直己冒険賞に荻田泰永さん

今年で22回となる植村直己冒険賞の受賞者に、北極冒険家の荻田泰永(おぎたやすなが)さん(40歳)が選ばれ、直己さんの母校明治大学紫紺館で記者発表されました。

同時に、植村さんの母校府中小学校で、6年生らが集まり、東京とテレビ電話中継されました。
私も但馬山友会として案内を受けて、小学校での発表会に参加してきました。
 
現在の府中小学校                 国道沿いの看板
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植村直己さんの生まれは1941年(昭和16年)、干支で言えば辛巳(かのとみ)、この年生まれの男の子には「○己」とつけた名が多いと聞きます。
へびとなる巳を、読みそのままで(おのれ)を意味する己と変えたのでしょうか。
 
伊佐屋が住む隣村の上郷で生まれ育ち、府中幼稚園、府中小学校、府中中学校、豊岡高校まで13年間を7年遅れで追いました。
 
質問に答える荻田泰永さん          児童代表からお祝いの言葉
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今回の受賞の冒険内容は、「南極点無補給単独徒歩到達」、昨年11月から今年の1月までの50日かけた日本人初の冒険でした。
 
選考委員の西木さんから、賞も22回を超え、「日本人初」、「前人未踏」などの冒険結果だけでなく、冒険の志を評価する流れとなっていること。
荻田さんは、北極冒険家として15回、うち2回は北極点を目指し、さらに環境が違うあらたな世界である南極点に挑んだ冒険の志が評価されたと報告がありました。
 
荻田さんは質問に答えて・・・
 
・名誉ある賞を頂いて身の引き締まる思いである。
・第4回の受賞者大場満郎さんが企画する冒険ウォークに参加したのが冒険の始まりで、大場さんの受賞を聞いたとき、まさか自分が受賞するとは思わなかった。
・植村さんの謙虚で人なつこい性格で信頼関係を築いてくれたことで、アラスカの現地スタッフがその後の冒険家達を支えてくれていること。
・南極と北極は氷に覆われているのは同じでも、大陸と海の違いは大きい。
北極には動きがあり、流れきしむ音も凄い。一方南極は高度差があるのと生物いないのと風音以外なく、景色も単調だった。
・今後の目標は、やり残した北極点を目指したいのと、冒険の心を持つ若者を応援したい。
 
私がイメージする冒険家は、直己さんと重なって訥弁の方なのですが、荻田さんは話し上手な方で、記者さんの質問にわかりやすくはっきり答えていました。
 
北極冒険家荻田泰永のウエブページ (ブログもリンク)」 ← クリック
 
「かって大場さんが自分にしてくれたように、若者の冒険を応援することも考えたい」とは立派です。
人から受けた恩を別の人に送る「恩送り」という言葉を思い出させてくれました。
 
授賞式と記念講演は6月2日(土)が予定されていますが、残念ながら但馬山友会例会で大山夏山開きに参加しています。
 
 
 

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コメント

この前小学校も併せて新聞に出てましたね。
やはり地元の偉人ってのはすごいです!

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