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2018年3月30日 (金)

2018 依遅ヶ尾山

菜園仕事が一段落したのと好天に誘われ、前日に思いついた丹後半島最北端に位置し、関西百名山に挙げられる依遅ヶ尾山(いちがおさん)540mです。

昨年訪れたのが、4月末晩春だったので1ヶ月早い時期を選びました。
但馬と同様に丹後も海岸沿いが大雪だった影響か、あちこちの道が崩れていました。
 
特徴ある山容                   登山口
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1時間半かけて登山口につくと車はなし、平日は訪れる人も少ないのでしょう。
この山は登山道の登山道の随所にイチリンソウとスミレが見られることで知られています。
スミレはあちこちに見られるものの、イチリンソウは登山口近くに一輪だけ、このあとどこにも咲いていませんでした。
 
                  山で見た最初で最後のイチリンソウ               
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カヤ                           オニシバリ
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スミレ                         ヤマルリソウ
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休憩ポイント                    網野方向の眺め
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イカリソウ(白)                   イカリソウ(蕾)
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クロモジ                       ヤブツバキ
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ヒサカキ                  ヤマハンノキ(雄花・雌花)
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ササと落葉樹の道               山頂付近の巨石
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役行者像と山頂看板              北に犬ヶ岬
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東:経ヶ岬・権現山               太鼓山              
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南:高山・金剛童子山            西:網野・奧に久美浜
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今日は最高気温が14度くらい、一人旅の特権のゆっくり歩きで汗ばむこともなく楽に登れました。
四方の景色を独り占めしながらのランチです。
 
蕾が膨らむ山頂の桜              眼下に琴引浜
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正午を過ぎて下山する頃になって、姫路からのご夫婦と京都ナンバーのカップルの二組が登ってきました。
ストックを使い膝をかばいながらの下山でしたが、シーズン始めの足慣らしには役立ちました。
 
 

2018年3月28日 (水)

2018 伊佐屋菜園 春暖編

彼岸後半から帯状の高気圧に覆われて1週間近く晴天が続いています。

おかげで伊佐屋菜園は冬野菜の片付けや除草、耕耘できれいになりました。
春植え野菜のトップはジャガイモ。
芽が出る頃に霜にあうとダメージを受けるので早植えを控えるのですが、好天につられてメークインとキタアカリ(男爵系)を植え終わりました。
 
ジャガイモ植え付け      ニンジン播種
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スイートコーン・エダマメ・インゲンは早生品種をトレーに播いて、トンネルで保温して苗を育てます。
同時に小野芋(サトイモの地元種)もトンネルで芽だしをします。
順調にいけば5月中旬には移植できて、半月くらい早く食べられます。
 
                 トンネル育苗 
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2018年3月27日 (火)

府市場桜の開花


神鍋山野草を愛でる会の観察から帰ってくると公民館横の桜が開花していました。
他に稲荷堂にも桜がありますが、伊佐屋菜園への通り道であり、伊佐屋観察員が勝手に標準木と決めています。

府市場妙見堂の桜
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10日後の来週末にランニングチームF1Bの花見を予定しています。
まだまだ温かい天気が続き、当日まで保たないでしょう。
やはり「団子」が主役になりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018 神鍋山野草を愛でる会 活動開始

3月1日の「春一番」の大風と気温上昇で一気に雪解けが進み、神鍋にも早い春の訪れが感じられます。
「神鍋山野草を愛でる会」が今年の活動を開始しました。
 
残雪もわずかな神鍋高原                  新年度総会
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総会では、昨年同様例会の準備・運営を6班で分担することが決まりました。
例会は4月から10月までの第2と第4火曜日の実施を基本とします。
 
終了後さっそく観察開始です。
神鍋高原の豊かな自然も、シカなどの獣害と人による採掘や外来植物の繁茂など徐々に姿を変えつつあります。
これらの被害に耐えて生き続けているものが大半ですが、人による「コロニー化」の支援を受けて種を保つもの双方が確認できます。
 
 
ミツマタ                            アツミカンアオイ
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アズマイチゲ                           シュンラン(蕾)
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キンキマメザクラ                      ダンコウバイ 
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フクジュソウ                          ヤマエンゴサク 
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ザゼンソウ                           ミスミソウ 
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ミヤマカタバミ                        ショウジョウバカマ
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エンレイソウ                          チャルメルソウ
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早咲きで知られるキンキマメザクラも目立たないほど、里の桜が早く開花しました。

観察の詳細は、「神鍋山野草を愛でる会  」をクリックでご覧ください!
 
次回例会は、4月10日(火)、シーズンが終わった高原スキー場周辺のゴミ拾いをしながら野草を観察します。
 
 
 
 

2018年3月25日 (日)

2018 但馬山友会 神鍋溶岩流ウオーク

お彼岸も過ぎていよいよシーズンが始まりました。

但馬山友会最初の例会は、「神鍋溶岩流ジオウオーク」です。
 
神鍋火山群から噴出された溶岩が、神鍋の谷を埋め下流15㎞まで流れました。 そこは円山川の流れにそそぎ、様々な地形を創りました。 その溶岩流の上を、稲葉川が流れ絶え間なく流れる水流は、 溶岩を削り、滝や淵を創りました。それが神鍋溶岩流です。 人工的には作る事が出来ない自然の景観です。 約30カ所の大小さまざまな滝や淵があります。 川に沿って遊歩道が整備されています。 (日高神鍋観光協会HP)
 
集合は植村直己冒険館、冒険家植村直己さんを顕彰し、その心を伝えるため2006年に建てられました。
 
60人が集合                   ウオーキング開始
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天気は快晴で気温も上がり、汗ばむ陽気です。
溶岩流遊歩道の取り付け口の途中にある十戸(じゅうご)で、蘇武神鍋に降った水が溶岩に堰き止められ地中に潜り、湧きでている場所を見学しました。
 
ジオガイドMさんのお話            ヤマエンゴサク
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キクザキイチゲ                   ミヤマカタバミ
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3月1日の「春一番」以降一気に雪解けが進みました。
早咲きの野草、キクザキイチゲ・ヤマエンゴサク・セリバオウレン・ミヤマカタバミが姿をあらまして、目を楽しませてくれました。
特に今が盛りのキクザキイチゲはコース全般を通じて会うことができました。
 
栃本溶岩瘤                     二段滝
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遊歩道を上流へ                 八反の滝
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記念撮影用横断幕                滝と残雪        
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キンキマメザクラ                 イカリソウ
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溶岩流遊歩道を完歩した後、道の駅神鍋高原で食事休憩です。
次に神鍋山山頂469mを目指します。
 
神鍋山噴火と火山灰堆積の説明       ナニワズ
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周囲には大机山・ブリ山など火山や但馬の山々が見えるのですが、春霞か黄砂
によるものか遠くは展望できませんでした。
 
神鍋山山頂へ                   噴火口越しに周囲を展望
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火口を巡る                    ゲレンデを下る
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帰りは200円バスで出発地に戻り、地域の路線を守る活動に協力しました。
立ち席も含め超満員の路線バスを珍しそうに見ている住民がいました。
 
合せて植村直己冒険館を見学し、郷土の先輩の足跡を学びました。
館長から、冒険の中味もさることながら、展示を通じて植村さんの人への思いやり・心配りを是非感じていただきたいとのお言葉がありました。
 
並んで路線バスを待つ             植村直己冒険館見学
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この例会がTさんの初リーダーです。
サブリーダーとのチームワークもよく、心配りもさすがでした。
長いコースなので列が伸びてしまって、何度も人数確認したり、トイレの心配やらいろいろご苦労があったことでしょう。
 
参加者は60人超、好天にも恵まれてよいスタートが切れました。
 

2018年3月23日 (金)

2018 伊佐屋菜園 春彼岸編

お彼岸にかけて長雨が続き、今日から好天が続くとのこと、菜園仕事が忙しくなります。

冬野菜の片付けや除草があらかた終わり、順番に仕上げの耕耘や畝たてをします。
冬越し野菜の追肥や支柱が完了し、ネギやキャベツの苗を購入して植えたり、コマツナやニンジン・ホウレン草の種を播きます。
 
今朝の伊佐屋菜園A全景            ジャガイモ植え付け準備
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苗作り                       ネギ苗の購入
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開花を待つイチゴ                追肥・支柱が終わったエンドウ
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ニンニク                   ニラ
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タマネギ                   ラッキョウ
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ニンニク・ニラ・ネギ・ラッキョウは野菜でも、禅寺では「不許葷酒入山門(くんしゅさんもんにいるをゆるさず)」、修業を妨げるものとして禁じられていたようです。
当節は禅寺でもここまではないでしょうが、我が家は浄土真宗の門徒でもあり、気にしないどころか大好物です。
ついでにマイブログの記事「不許葷酒入山門」をクリックでどうぞ。
 

2018年3月18日 (日)

庭の草花 2018 初春編

今日は彼岸の入り、日が長くなってきたのと夕日が真西に向かってきました。

庭の梅が満開となり、春を告げています。
 
コウバイ                       ハクバイ
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スイセン(黄)                   スイセン(白)
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クリスマスローズ                  ツバキ
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ナバナ                       コウサイタイ
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ハル13歳        
P3140191_2冬毛で覆われていたハルも2月頃からどんどん抜け、一回り小さくなりました。
寒いときは鼻と手足を体の中に入れ、丸くなって寝てばかりでした。
 
二三日前から寝場所もガレージ奧の段ボール製の小屋から、西側裏庭の本宅に返してやりました。
小屋からスモモの木まで6mのロープが張ってあるので、太陽が動くにつれて移動しています。
 
 

2018年3月14日 (水)

2018 山本巣塔 抱卵推定

2月9日の記事 「山本巣塔 繁殖準備」でお知らせしたコウノトリ夫婦のその後です。

卵を確認したわけではありませんが、その後交代で巣を守っています。
 
国府平野の山本巣塔          抱卵中
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近くをトビが舞っていて、カラスも油断がなりません。 
繁殖のプロセスは、巣作り→交尾→産卵→抱卵→孵化→子育て→巣立ちへと続きます。
ここの夫婦は子育て上手、昨年は2羽が巣立ち、今年も期待できるでしょう。

2018年3月13日 (火)

天網恢々疎にして漏らさず

天網(てんもう)恢々(かいかい)疎(そ)にして漏らさず。

財務省による学校法人「森友学園」関連の決裁文書の改ざん問題はこの言葉を思い出させてくれました。
 
広辞苑で確かめると、老子の言葉で、「天の網は広大で目が粗いようだが、悪人は漏らさず捕まえる。つまり、天罰が下る」という意味です。
 
昨年2月に問題化してから、国会審議の中で当時の理財局長が「交渉記録は廃棄した」「売買交渉の音声データなどない」としていたのが大嘘でした。
よくもまあ国会や国民を1年以上も欺いたものです。
 
問題の本質は保守的右翼的団体日本会議を通じて共鳴し合った権力者達と森友学園との醜いつき合いが明らかになり、官僚が権力者におもねり忖度したことです。
 
この大芝居は 「悪徳商人越後屋と悪代官」をクリックしてご覧ください。
 
自民党が選挙に勝ち続け、安倍長期政治と官僚への支配強化が元にあるのは明かです。
秋の総裁選で3選が有力視されていることで、さらに長期化する可能性があります。
それにしても、麻生財務大臣のあの態度は許せません。
長い人生と政治生活の中で、頭を下げられることに慣れすぎて、いざというときの人として謝り方と責任の取り方を学ばなかったのでしょう。
 
森友問題の火付けから、今回の改ざん文書の存在指摘まで朝日新聞はお手柄でした。
新聞社の使命である『国民の「知る権利」は民主主義社会をささえる普遍の原理である』に徹しています。
そのスタンスに共鳴して、内部告発などの情報が集まるのと、独自の情報収集力によるものでしょう。
長年の読者としてエールを送ります。
 
「天網(てんもう)恢々(かいかい)疎(そ)にして漏らさず」がさらに広がりますように・・・・・。
 
 

2018年3月12日 (月)

春の便り くぎ煮

東大寺二月堂のお水取りが行われた今日から一気に温かくなりました。
週末まで暖かい日が続くとされます。
我が家に春の便りが届きました。 

イカナゴのくぎ煮
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神戸に住む兄夫婦からの贈り物です。
2018年のイカナゴ新子漁の解禁日は2月26日、昨年は記録的な不漁で、今年は寒さが長引いて漁に出られなくて遅れていたそうです。
片やショウガ、もう一つはサンショを入れて炊き込んでいます。
 
我が家は夫婦とも大好物で、新子漁の豊不に気を揉みながら、春の便りを待っていました。
 
兄弟や親戚など各所に送っているようで、コストも手間も随分かかるでしょうに、毎年のご好意に感謝しながら、温かいご飯やお茶漬けの友として、ダイコンおろしと混ぜたり、卵焼きの具にしたり、いろいろ楽しませてもらいます。
 
 

2018年3月11日 (日)

2018 大倉部山 下見編

4月例会で朝来市にある大倉部山(おくらべさん)692mが予定されていて、リーダーとサブが揃って下見に行ってきました。

ふるさとのお宝として大蔵地域自治協議会で、登山道も年々整備され道標も新設されています。
また、毎年5月5日のこどもの日に「おくらべ登山」が開催されています。
 
和田山町岡から大倉部山           観音寺横の登山口
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整備された歩きやすい尾根道         今回のCL&SL
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竹田城跡と連山
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この日はあいにく、曇りに時折雨がぱらつくお天気で、黄砂も相まって見通しがイマイチでした。
 
山頂から竹田城跡が眼下に、粟鹿山・金梨山・朝来山・青倉山など山々がぐるり正面に見渡せます。
例会は4月8日で桜の季節、竹田城跡越しに立雲峡の山桜が見渡せるはずで楽しみです。
 
コースレートは初級、登り2時間、下り1時間半の快適山歩きが楽しめるでしょう。
 
 

2018年3月10日 (土)

忘れてはならない日

今日10日は東京大空襲の日で、大戦中の1945年3月9日夜から10日にかけて、米軍機による空襲で10万人もの命が失われました。
Img_20180310_0001_2昨日の朝日新聞の「声」欄に、作家の早乙女勝元さんの投稿がありました。
「3月10日に消えた声を語り継ぐ」として、資料センターの活動を紹介し、運営の厳しさを挙げ、「武力なき平和」のバトンを次世代に渡したいとの決意を述べています。
 
早乙女さんは東京大空襲関連の著書も多く、岩波新書「東京大空襲」を買って読んだことがあります。
 
軍需施設でなく、非戦闘員・市民を狙ったこと。風の強い日を選び、焼夷弾で大火災を狙ったこと。
文字通り無差別絨毯爆撃だったこと。米軍の非情さ・戦争のむごさに驚かされました。
 
この後、名古屋・大阪・神戸空襲へ、沖縄戦で20万の犠牲者を出し、広島、長崎の原爆に続きます。
「本土決戦」を叫び、戦争終結を遅らせた軍部と為政者の責任は重大です。
「改憲」が政治日程に上りつつある今こそ、消えた声を語り継ぐことが大事ですね。
 
 

2018年3月 5日 (月)

いよいよ春です

春の到来とともに、所属グループから便りが届きました。

いよいよシーズンが始まります。


但馬山友会例会             神鍋山野草を愛でる会総会
Img_20180306_0001_3    Img_20180306_0002_2
但馬山友会は3月25日(日)、「若葉あざやか、雪解け水流れる 神鍋溶岩流ジオウオーク」です。
伊府の植村直己公園から溶岩流を遡り、八反の滝を経て神鍋山(469m)まで登ります。
帰りは200円バスで植村直己冒険館まで下り、冒険館を見学する予定です。
 
神鍋山野草を愛でる会は3月27日(火)、1年の活動を話し合います。
総会終了後は万場近辺を散策した後、溶岩流まで足を伸ばすかも知れません。
まだまだ残雪があるでしょうが、早咲きの野草が楽しめるでしょう。
 

2018年3月 2日 (金)

2018 若狭神宮寺 お水送り

1日から奈良東大寺二月堂で「修二会」が始まり、一斉に新聞報道されました。

14日まで続き、12日に行われる「お水取り」が有名です。
今年で1267回を数える希有な伝統行事なのと、これが終わると春が到来することからも親しまれています。
昨年の東大寺二月堂の「修二会」に参拝したので、関連行事である若狭神宮寺の「お水送り」に参加してきました。
 
神宮寺参拝口                    本堂と境内広場
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神事は11時から下根来八幡宮で営まれる「山八神事」から始まりますが、18時からの「修二会」に合わせて参拝者が続々本堂前の広場に集まります。
 
護摩横の中松明                 山伏姿の行者や白装束の僧侶が上堂
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修二会の始まり                  達陀の(だったん)の行
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御香水を手に下堂                護摩焚き・祈祷
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大護摩に火が移され護摩焚きと祈祷へと続きます。
最後に大松明、中松明へ点火して、次に3千人といわれる手松明を持った参拝者に移されます。
約2km離れた鵜の瀬まで「御香水」を護りながら松明の列が、延々と続く様子はまさに幻想的です。
 
大松明へ                      手松明へ
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延々と続くたいまつ行列             遠敷川 鵜の瀬
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1日の爆弾低気圧による強風下なら縮小か中止となったでしょうが、2日は午後から晴れで、満天の星空にひときわ輝くオリオンと満月が厳かな神事を見守っているようでした。
 
中松明が入瀬                  鳥居越しに満月
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大松明、中松明に続き、手松明を持った参拝者の行列が遠敷川(おにゅうがわ)鵜の瀬に到着すると、護摩壇に移され祈祷が始まります。
 
参拝者で大混雑                 鵜の瀬の淵
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                    護摩焚き・祈祷
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21時前に護摩・祈祷が終わると対岸に移動し、ホラ貝の音と読経が響く中で、住職が剣で邪気を祓い、送水文を読み上げ、御香水を遠敷川に注ぎ入れます。
 
対岸へ移動                   水送り(御香水を遠敷川へ)
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御香水は10日後の12日、奈良東大寺の若狭井で汲み上げられます。
有名な「お水取り」と較べて、名は知っていても意外と知られていない行事ですが、近年ツアー参加者も多く、平日にもかかわらず数千人を超えているようです。
聞けば今日は神宮寺、明日は東大寺と神事を掛け持ちしたツアーもあるようです。
 
「若狭と奈良との縁は?」「遠敷川が流れるのは日本海小浜湾、なんで大和の奈良へ?」
お疑いはごもっともです。
 
「当地の伝承では、ある年、奈良市の東大寺二月堂の修二会で神名帳を読んで全国の神を招いたが、遠敷明神は漁で忙しかったため遅刻してしまった。そのお詫びとして、遠敷明神は二月堂の本尊である十一面観音にお供えの閼伽水を送ると約束したという。
白石から下った所にある鵜ノ瀬と呼ばれる淵は、二月堂の若狭井に通じているとされている」(森林の水PR館 小浜市神宮寺)
千早振る神代の昔、神力・法力は常人の想像を超えているのです。
 
友人2人を誘って片道2時間半で竜前臨時駐車に到着し、先に若狭一宮である若狭彦神社と若狭姫神社にもお参りしました。
平日なのでお参りの大半がリタイヤ組と見受けられました。
歳を重ねると神仏に手を合わせるようになるのは同じです。
 
 

2018年3月 1日 (木)

2018年 3月

いよいよ3月ですね。
気候も春めいてきて、絵額を掛け替えました。


円山川 府市場付近               函館ハリストス正教会
Img_4267_2  Img_4268
 
円山川から上郷橋と河畔林
Img_4274_3いずれも小山譲氏の手によるものです。
円山川や高生平野、大岡山、神鍋山、蘇武岳、ふるさとの景色は落ち着きます。
 
明日2日は若狭神宮寺の「お水送り」神事に参加してきます。昨年は東大寺二月堂の「修二会」に参加しました。
遠敷川の鵜の瀬から送られた水が、10日後の12日に二月堂横の若狭井でくみ上げられる神事が「お水取り」です。
いよいよ春ですね。
 

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