温泉まつり 城崎・温泉寺開山忌行事
ひょんなことで「但馬民俗芸能応援隊」に入れて頂いて、「おまつり探検隊」の活動にときどき参加しています。
「おまつり探検隊」は但馬各地の民俗芸能を訪れ、文書や映像にまとめ文書やホームページ「但馬民俗芸能」で発信しています。
今回のおまつり探検は45回目、24日(火)に行われた城崎・末代山温泉寺開山忌行事に参加しました。
温泉寺を開山した道智上人の祈願によってお湯が湧き出て、温泉が開かれたとされます。
午前10時に城崎駅から「開山忌」の看板をつけた軽トラックを先頭に、御詠歌講の夫人方、温泉寺住職を始めとする近隣の真言宗僧侶の方々・奉賛会委員・観光協会役員がそれぞれ行進しながら七つ湯をめぐり、湯祈祷が行われます。
あいにくの雨で、道智上人像をの乗せた輿が出座できなかったのと数十人を超える稚児行列がありませんでした。
雨の城崎温泉駅前 行列が出発
さとの湯前の湯祈祷
先導車(道智上人は出座なし) 雨の駅前を行進
地蔵湯前 登録有形文化財の橋
散華 いただく沿道の人々
柳青める大谿川 露店も賑やか
柳湯 一の湯
御所の湯での湯祈祷 四所神社に参拝
まんだら湯 道智上人像 鴻の湯へも
七つの湯を巡ったあとは、ロープウエイにて温泉寺へ。
大正14年の北但大震災で城崎市街地は壊滅状態でしたが、山中にある温泉寺だけは被害がほとんどなく、文化財が守られたそうです。
12時から道智上人墓前法要、午後1時からご開帳記念大法会が行われます。
温泉寺案内 本堂 大悲殿
温泉寺境内 道智上人墓前法要
ご開帳のポスター
観音様のご開帳は33年ごとと決まっていて、温泉まつりの時だけ開扉され、扉越しに一部のお姿を拝むだけでした。
今回は特別に平成30年4月23日から3年間ご開帳され、2mを超すお姿を身近に拝することができます。
天平時代、(約1300年前)の作だそうです。
絶えるまもなく降り続く雨で、皆が楽しみにしていた華のある稚児行列が中止となったのが残念でしたが、温泉まつり・温泉寺開山忌の諸行事を初めて見学して、全国でも名高い城崎温泉の歴史と伝統に触れることができました。
次回のおまつり探検は、7月15日(日)新温泉町諸寄の「麒麟獅子舞」が予定されています。
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コメント
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さすがは城崎ですね。
歴史と風情を感じます。
投稿: 栄治 | 2018年4月28日 (土) 07時29分