但馬山友会8月例会で、小又川渓谷の「シワガラの滝&桂の滝めぐり」が計画されていて、リーダー&サブの5人で下見してきました。
小又川渓谷一帯はこの地域の地質の特異性で、珍しい形状の滝が見られます。
特にシワガラの滝は全国でも珍しい洞窟の中にある小さな滝ですが、美しく迫力のある滝で、多くの滝ファンやカメラマンが訪れます。
◎上山エコミュージアム「シワガラの滝&桂の滝めぐりマップ」
滝入り口 分岐を左折して桂の滝へ
まずは分岐を左折して桂の滝へ、距離1700mで「危険場所あり」の表示があり、コースタイムは片道1時間30分とされています。
要注意ゾーンのロープ場
巣立ち直後のオオアカゲラの幼鳥 ヤマアジサイ
シモツケソウ
桂の滝
桂の滝は苔むした岩崖を腰をねじるように向きを変え、優美な姿を持つ落差30メートルの滝です。
かって快適な遊歩道として作られた道も、台風や大雨で崩れたり埋まったりします。
その都度上山エコミュージアムの方々によって補修され、急な下りや崩れやすい場所にはトラロープが設置されています。
この日は草刈りがなされていて、歩くだけでも大変なのに、草刈り機を運んでの作業に感謝です。
滝入り口駐車場を出たのが9時、往復3時間で分岐まで戻りランチタイムです。
豊岡市は35度の猛暑日とのこと、行動中は汗だくでも日陰に入ると600mの高地のせいか涼しく感じられます。
午後になってお目当てのシワガラの滝へ、所要時間は片道30分、要注意箇所にはクサリとロープが設置してあります。
ただ、沢を渡るのと洞窟に入るのに履き替えの長靴が必要です。
クサリ場 ロープ場
沢を渡る 長靴に履き替え
洞窟へ
緑の洞窟に落ちる神秘の滝
落差は10m足らずながら苔むした岩肌を滑り落ちる滝が見えます。
森の鮮やかな緑と苔の深緑、黒い岩肌と落水の白のコントラストが見事です。
滝めぐりマップには、「外からはまったく見えず、川の中を進み洞窟内に入ることにより、初めてその姿をあらわします。水の煌めき、垣間見える空、岩を覆うコケの緑、そして木々の色とのコントラストには息をのむものがあります」と書かれています。
ギンバイソウ ミズチドリかも?
ネットや口コミで人気が高い滝なので40人超の参加が予想され、桂の滝への道は休憩場所もなく、大人数で押しかけるのはリスクもあります。
検討の結果、シワガラの滝だけにして、上山高原に移動し、昼食後「西ヶ丸原生林」を散策することにしました。
上山高原 西ヶ丸原生林 カキラン
ヨツバヒヨドリクサ ヒヨドリクサ
上山高原は標高900m、ススキが広がる高原には但馬牛の放牧風景が、その頃にはアキアカネが飛び交うのが見られます。
さらに西ヶ丸原生林に広がるブナを中心とする原生林は、森林セラピー効果で私たちを癒してくれることでしょう。
8月例会は26日(日)に予定されています。