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2018年9月29日 (土)

ハルが逝きました

我が家の飼い犬「ハル」が28日(金)の夕方に息を引き取りました。

交差点で飛び出し、車にはねられ、下半身の骨折と外傷をうけたのが3週間前でした。

酷暑が去り、秋雨前線が列島を覆った7日(金)、20時前に雷を伴う強い雨が降り出しました。
大の苦手の雷に激しく鳴いて避難場所のガレージに向かう途中、リードの金具が外れ、突然国道方向に走り去ってしまい、500m離れた池上交差点で飛び出し、乗用車かトラックにはねられた傷が原因でした。
 
降り続く雨の中、通りがかった女性が、事故に遭ったハルを見つけて、親切にも歩道に移動させ警察に連絡していただき、豊岡南署に一晩保護されていました。
探しても見つからず、翌朝問い合わせて保護されていたことを知り、引き取り後かかりつけの獣医に診察を受けたところ、片足は脱臼、もう一方は骨折、おまけに腰椎の損傷で重傷との診断でした。
手当は痛み止めと化膿止めの薬を飲ませることしかないようです。
 
傷の痛みは一週間で落ち着きましたが、両足と腰椎をやられているので、後ろ足で立つことはできず、便も尿も垂れ流し状態です。
事故でお尻付近に外傷もあり、腰が立たないことで周囲に褥瘡(じょくそう)ができ、排便時に痛みで鳴きます。
事故当初から、水や牛乳は少し飲むものの、食べ物は手を変え品を変えてもほとんど食べてくれません。
当然のことにみるみるうちに痩せて、寝ていることが増えてきました。
 
手当と言えば、傷口を消毒液で洗って、化膿止めや傷薬をつけて、最後にワセリンを塗ってやるくらいです。
垂れ流しで汚れた体は、水やお湯で汚れを落とし、乾いたタオルで拭いてやります。
気持ちがよいのか僅かに尻尾を振って応えます。
 
食べられないことも神経障害なのか、僅かな水や牛乳では衰弱するのがわかります。
可愛そうですが、親切な方のお陰で我が家に戻ったハルを、「 自然に看取る」のが飼い主としての努めと考えました。
 
事故前のハル                   亡くなる前 眠るハル
P4030051_1 20180923_110927_2
昨日から水も口にせず、今日28日(金)は久しぶりによいお天気だったので、体を拭いて日向に出してやると、気持ちがよいのか、うとうとと寝ていました。
しばらくして苦しそうな鳴き声が止まらず、鳴き疲れては寝るの繰り返しでしたが、16時43分、落ちる西日を追うように息を引き取りました。
抱くとあまりに軽く、測ってみると6.5kgあった体重が5kgを割っていました。
 
病床があるガレージの車に泊まり込んだり、食べそうなものを作ったり、床を掃除したり、タオルや敷布を洗濯したり、夫婦とも初めて介護を体験しました。
「自然な看取り」を決めてちょうど3週間でしたが、これでハル自身も苦しまず、わが夫婦も楽にしてくれたと思うことにします。
 
リード金具の劣化を見落としたのは私の責任で悔いが残ります。
臆病な性格もあり、散歩以外に自分で外に出ることは一度もありませんでした。
雷におびえて暴れ、初めて遠くまで逃げ、事故に遭ったのもハルの持つ宿命かも知れません。
 
行年14歳、人間でいうと80歳を越え、目や鼻が衰え、突然バランスを崩しひっくり返るなど老化も出てきましたが、朝晩の散歩が楽しみでした。
粒と缶詰の両ドッグフードと食パンを混ぜたものが好物で、残すことはなく締めの牛乳を平らげて小屋に入るのが常でした。
 
犬とは言え14年一緒にいた家族が亡くなることは悲しいことで、これから折に触れ寂しさも増すことでしょう。
室内犬でもなく人とのけじめをつけていて、溺愛する質でもないので、「ペットロス」にはなりませんが、自分たちの歳を考えてもう飼うことはないでしょう。
臆病で人に懐かない犬でしたが、可愛がってくださった方々、心配していただいた方々にお礼申し上げます。
 
<死後の手続き>
 
①かかりつけ獣医さんへ連絡
②養父市市民課を経由して火葬手続き
(晋平の時は収骨しましたが、今回は収骨亡せずに体毛を埋めてやります)
③豊岡市日高振興局市民福祉課へ畜犬登録台帳抹消手続き
 
 
 
 

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コメント

ハル、さようなら。
犬とは言っても家族同様、つらいのは同じです。私も11年前、当時14歳の飼い犬を失いました。腎臓を患い、人間なら透析ができるのでしょうが、それもかなわずずいぶんつらい思いをしました。入院していた動物病院に会いに行ったとき、ちぎれんばかりに尾を振って飛びついてきたのを思い出すたびに胸がつまります。それからはもう飼う気にはなりません。伊佐屋もしばらくはつらいでしょうが、ハルは可愛がられて逝ったので幸せだったと思います。

事故の日は土砂降りで、その後秋の長雨が続き、好きな日向ぼっこをしてやれなかったことが心残りでした。
幸い28日は晴天で、暖かい秋の日差しを受けて眠り、西に落ちる夕日とともに旅立ちました。

一度も尻尾を振ってくれることはなかったけど、帰省してもいないと思うと悲しいね…
ハルからしたら、充分世話してもらったと思うよ

ブログにもちょいちょい登場されてましたね。
うちも9年ほど前にかわいいペットの犬を見送りました。
その時のことを思いだしました。
ブログを読み返すと2009年の9月3日に書いてます。
ハルと同じような時間、4時過ぎに亡くなってますね。
そのときizayamikiさんにはコメントいただいております。
子供が長いこと出来なかった僕ら夫婦には本当に
心のよりどころでしたから。
息子ができてからはおじちゃんのように息子と
遊んでくれてたことを思いだしました。
いろんな意味で心のよりどころですよね。
合掌。。。

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