アコンカグアへの挑戦(続)
山の師匠Uさんにアコンカグア登頂の時期とその時の様子をお聞きしたところ、返事が返ってきました。
1983年(大学4年生)1月5日に登頂しました。
当初は単独で挑むつもりでしたが、ペルー滞在中に、故長谷川恒夫さんがツアーガイドで同じ時期に入山することが分かり、また先輩の知り合いがアシスタントで同行している事もあり、一緒に行こうか誘われて帯同しました。
4200mのベースキャンプに到着後1日休養して、単独で登頂してきました。
ベースキャンプからは、6000m付近でビバーク、翌日登頂してBCまで下山しました。
その後はツアーのお手伝いをしておりましたが、他の方は天候や高度順応不足で約5800m付近まででした。
自分はそれまでに4800m・6300mと2山登ってたので高度順応が出来ていてスムーズに登れました。
帯同のお陰でお酒や贅沢な食事を頂けました。
「5800m・6300mの2山」とは、ヒマラヤでしょうか?
アコンカグア登頂成功率は20~30%で、高山病をいかに克服するかということと、天候に恵まれるかどうかが、大きなカギといわれます。
大学山岳部現役で体力があり、高度順応もできていたうえに、天候にも恵まれ、速攻で登頂に成功した強運の持ち主です。
学生で植村直己さんの甥ということで、山仲間に可愛がられ、お酒や贅沢な食事にあずかっています。
なお、叔父植村直己さんは、翌年の1984年2月12日に世界初のマッキンリー冬期単独登頂を果たしましたが、翌2月13日に行われた交信以降は連絡が取れなくなり、消息不明となりました。
同年4月植村さんの功績を伝え、国民栄誉賞が授与されました。
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コメント
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5800mの山に登ったのは思い違いでした。本当はエクアドル首都キト近郊のピチンチャ山(4800m)でし、高度順応で山頂付近で一泊ビバークしました。登山自体は簡単な山です。その5日後にチンボラソ山(6310m)、富士山の様な山に2泊3日で単独で登りました。
またの機会に写真でも・・・・
投稿: タミーちゃん | 2019年1月26日 (土) 07時49分
NETで調べてみると様子がわかりました。
私は立山や北岳・槍など3000m峰で、軽い高山病症状が出ました。
師匠と私の家の距離は川を挟んで300mほど、同じ空気を吸いながらこの個体差は何でしょうか?
今の私が勝てるのは、歳の数とお酒の量だけです。
投稿: izayamiki | 2019年1月27日 (日) 11時50分