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2019年2月28日 (木)

薫製作り体験教室 事前仕込み

薫製作り体験教室に誘われて申込み、事前仕込みに参加してきました。
募集人数は15人、仕込みには半数くらいが参加されています。
指導は「八鹿薫製の会」のSさん、長いお付き合いです。

県立長寿の郷 ふるさと庵
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レシピ                    胸肉をカットし漬汁つくり
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2種類の漬け込み完了             囲炉裏を囲んで薫製談義
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レシピにあるように塩ベースと醤油ベースのタレの二種、漬け込んだあと、明日夜に取り出して乾燥させ、3日の本番に備えます。
 
 
 

2019年2月25日 (月)

2019 伊佐屋菜園 早春編

昨年12月14日に冬支度を記事にして以来の菜園ネタです。

このシーズンはまったく雪が積もらず、降ったのも数回を数えるほどの暖冬です。
但馬で育った18年、家族とともにUターンして35年、こんな暖冬は初めての経験です。
 
ここ数日、春の到来を感じさせるほど気温が上昇して、人影が少なかった菜園も冬野菜の片付けや春仕事をする姿が見られます。
 
冬野菜もほぼ収穫が終わり、ハクサイ・ダイコン・キャベツを始め、自家栽培の我が家では自給できました。
雪が溶け、2月も後半になると冬越し野菜の除草・施肥・中耕した後のマルチかけや支柱も必要となります。
 
エンドウ               イチゴ
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タマネギ             ニンニク
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タマネギやニンニクにかけていた黒マルチは、肥料効果を高め、成長が確認できることと来年も使うため取り除きました。
一方、イチゴは保温効果で成長を促進し、果実の汚れを防止するためマルチがけを行ないます。
「とったりかけたり」いろいろなのです。
 
気温の上昇とともに芽や根が動き出し、肥料効果ももあいまって一気に成長し、菜園仕事が忙しくなります。
 
 

2019年2月21日 (木)

2019 但馬山友会総会

前身の但馬自然保護協会から移行した但馬山友会の定期総会が17日に開かれました。
平成13年(2001年)に発足した会も、来年2020年に20周年を迎えます。
会員は14年前のピーク時に較べ4割以上減少しています。
平均年齢は70歳前後と推定され、全盛期に活躍されたベテラン会員の退会も少なからずでています。
一方、一例会あたりの平均出席者数は昨年51人を数え、増加傾向にあります。
山歩きを始める中高年の加入が続いているのも特徴です。
 
6月例会:大山夏山開きmovie上映      総会風景
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「加藤文太郎山の会」田中正会長に来賓出席をお願いしたところ、快く引き受けていただきました。
個人間から会同士の交流に進みます。
これからも、それぞれのスタンスを大事にしながら協力していきたいと思います。
 
初の皆勤賞 Mさん              初の皆勤賞 Tさん
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行事予定案
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昨年は北海道胆振東部や大阪北部を襲った地震、西日本集中豪雨、大型台風到来、記録的猛暑など、各地に多大な被害をもたらすとともに、会の行事も2度の例会と遠征登山を取り止めざるを得ませんでした。
 
総会では、活動の確認とともに新役員を選出し、31年度の例会・遠征登山などの行事が提案されました。
山名、エリア、季節、曜日、コース難易度に配慮するとともに、救急物品を携行し、会員看護師さんに救護担当をお願いするなど安全に留意しています。
 
 
 
 
役員退任挨拶            全員で意見交換タイム
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皆勤賞7人と一緒に記念写真(47人)    会食スタート
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山の歌を歌おう                   「加藤文太郎の歌」を歌う
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青・壮年期を経て円熟期を迎えるにあたり、少しペースを落として、森の息吹を感じながら、花を愛で鳥の声に耳を傾け、山とも同士の会話を楽しみましょう。
体力が低下しても、ルートを選び、知恵を出し、工夫しながらできるだけ長く「安全で楽しい山歩き」を続けましょう。
 
「山眠る」は冬の季語です。いまは眠っているような山々ですが、あちこちに春が芽生えていることでしょう。
「風光る」春の到来とともに山歩きをご一緒するのを楽しみにしています。
                                           (会長挨拶から)
 
初登りは3月24日(日) に丹波 石戸山(549m)が予定されています。
 
 

2019年2月15日 (金)

2019 コウノトリ 山本巣塔 繁殖準備

2月11日(月)に祥雲寺巣塔において1卵目の産卵が確認されました。
豊岡盆地及びその周辺地域では今年一番早いと推定されるとのこと。
自宅近くの山本巣塔でもコウノトリ夫婦が繁殖準備を始めました。
2018年は2月9日に確認し、2016年に気づいたのは2月27日でした。
仲がよくて子育て上手な夫婦なので、近いうちに抱卵を始めるでしょう。
 
仲のよい山本巣塔のつがい
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ちょうど大阪空港発のJAC2321便が頭上を通りコウノトリ但馬空港に向かいました。
昨年導入されたフランスATR社製の新型機「ATR42-600」で、客席も36席から48席に増えたそうです。
 
鳥と空港と飛行機
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2019年2月13日 (水)

植村直己冒険賞に岡村 隆さん 

第23回の植村直己冒険賞の受賞者に、探検家の岡村 隆さん(70歳)が選ばれ、直己さんの母校明治大学紫紺館で記者発表されました。
同時に、植村さんの母校府中小学校で、6年生らが集まり、東京とテレビ電話中継されました。
 
昨年に続いて但馬山友会として案内を受けて、小学校での発表会に参加してきました。
2月12日は植村直己さんの誕生日、存命なら78歳でマッキンリーで消息を絶ってから35年になるそうです。 
私も府中幼稚園、府中小学校、府中中学校、豊岡高等学校と7年遅れて学び、自宅が川を挟んだ隣村で、面識はありませんが常々誇りに思っています。
 
国道沿いの看板               府中小学校会場
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びっくりしたのが、受賞者の岡村さんが昭和23年生まれの団塊世代だったこと。
受賞対象となったのが、50年間にわたって続けたスリランカの密林遺跡探検なので納得しました。
岡村さんの対象冒険名は、「未知」の遺跡探査に情熱を傾けて約半世紀、南アジアの密林遺跡探検調査」です。
 
最近では「2018年8月にスリランカ南東部のジャングルにあるタラグルヘラ山に到達、翌日にかけて山頂の仏塔跡や付近の岩窟寺院跡、密林中の建造物跡などを次々と発見したほか・・・」と報告されています。
現地では密林に無数に存在する遺跡の破壊や風化が進むのを目にされたとのこと。
 
苦労されたのは、飲料水・生活用水の確保で、採取可能なキャンプ場所の選定、濾過、煮沸だけでなく、素焼きの甕に入れて馴染ませたそうです。
GPSのないころは、画板に貼り付けた地図をコンパスと万歩計で確認しながらの作業だったこと。
危険を感じたのは象の群に囲まれて動きが取れなかったときなどでした。
 
探検と冒険の違いも話題になりました。
岡村さんは・・・・
「自分の探検は、未知なる目標を発見し調査、報告をすることであり、個人ではなく仲間とチームでおこなう活動です」
冒険賞受賞の報を聞いたとき、「冒険といっていいのか?」「チームでの仕事なのに、個人として評価されてよいのか?」など戸惑いがあったそうで、「地味な活動を評価していただいたことに感謝し、仲間の代表としてお受けすることにした」と述べられました。
 
岡村 隆さん(中央)               6年生代表からメッセージ 
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記者に冒険と探検の違いを聞かれた西木選考委員が、「広辞苑で調べてください」との冗談話もありました。
うちに帰って広辞苑で調べると、冒険とは「危険をおかすこと。成功のたしかでないことをあえてすること」、探検とは「未知なものなどを実地に探りしらべること。また、危険を冒して実地を探ること」 でした。
「危険おかして」は共通していますが、「未知なもの」が探検には加わります。
 
過去の受賞者の冒険内容に較べて地味であり、個人的業績ではありませんが、仏教国であるスリランカで半世紀の長きにわたる密林の中での遺跡探検調査は、冒険賞本来の趣旨に添うものとして選ばれたのでしょう。
 
岡村 隆さんが理事長を務める
 
 
 
 

2019年2月 6日 (水)

種子は地域の財産(たから)

保田茂先生の講演会があると聞いて、養父市大屋市民センターに出かけました。

満員の講演

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「おおや有機農業の会」の地元でもあり、会場は100人を超える人で満員でした。
テーマは種子、ろくな審議もされずに昨年4月に廃止が決まった「主要作物種子法」の狙いと将来への影響をわかりやすく説明されました。


従来は各都道府県の農業試験場によって研究され、安定して供給されてきた種子制度が廃止になって、民間参入が促進されることが問題です。
理由は「優良品種の開発が公的機関に限定され、民間企業の参入機会を奪っている」とのことです。

これはTPP、日米二国間の合意などで、米・麦・大豆の主要作物まで、外資系巨大企業の参入を容易にする狙いがあります。競争原理の行き着く先は、競争によるコストダウンではなく、寡占による価格の高騰と多様性の欠如という、農業分野における弱肉強食が進むことになります。
幸い兵庫県では県条例で継続することが決まりました。

朝日新聞但馬版の甲斐記者の記事がわかりやすくまとめられています。
甲斐さんは「農は楽し」(特区1号の現場から)で農業特区に指定された養父市の農をテーマに、特集は今日で204回を数え、単行本にもなりました。

朝日新聞但馬版(2月4日)

 

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保田先生の講演を聞くのはたしかこれで4回目、ちょうど昨年同時期にも開催されました。


米だけでなく、果樹や野菜の種子も国内大手によって市場独占が進んでいます。

全国一律ではなく、地域の風土に育った在来野菜が見直されています。

 

企業の論理である「売れるもの、儲かるものをつくる」のではなく、「生産者が作りたい」「消費者が食べたい」作物がこれからは求められでしょう。

●食べ物だけでなく“種”にも関心を持つこと。「どんな・何処で・誰が!」

●在来種の発掘。 「種を播く~味を確かめ~種を採る~次世代に残す」


P2041458_2会場では、養父エンドウと但東町の黒豆(黒鶴)がそれぞれ、2個ずつ配られました。

エンドウを播くのは11月、3月にまけば時期を過ぎていますが、種くらいは取れるだろうとのこと。

黒豆の播種時期は6月中旬です。

僅かな数ですが、会場の100人が取り組めば広がりますね。
伊佐屋菜園でもやってみるとしましょう。

 

会場には広瀬養父市長もお見えになりました。
去年の食育講演会もそうですが、講演を一緒に最後まで聴いていらっしゃいました。
挨拶だけで後は退席というパターンが多い中、農業特区1号養父市のトップとして学ぶ姿勢はご立派です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年2月 2日 (土)

シカの駆除

昼ご飯の後、近くに住む薫製仲間から電話。

「シカ肉いらん?」。「いるいる。もらうで!」。「ほな14時頃家へおいで」
彼は山の近くに住み、猟師さんと懇意なので、今までも時々もらっています。
一昨年などは、「留守だったから玄関に置いといたで」と聞いて、帰ってみると肥料袋にニョキッと足が出たもも肉が置かれていたこともありました。
 
14時前に家へ行ってみると軽トラで近くの山に案内され、なんとくくりワナにかかった3歳くらいの雄シカがいました。
まもなくプロがきて、罠にかかったシカの写真を撮ったあと、一発で脇の下心臓付近を撃ちほぼ即死です。
 
解体にかかる前に、死んだシカにスプレーで狩猟の許可番号を書いて、A4大の書類と一緒に自分も入れて写真撮影します。
駆除の証拠として尻尾の先をちょん切って保管しています。
この写真2枚と尻尾をつけて申請すると、補助金が支給されるようです。
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その後、背中から切り開いてまず背骨の両横についている背肉を切り取ります。
次に脚から太ももを根元で切断し胴体と切り離します。
30分ほどで背肉2本ともも肉2本、合わせて10kgをいただきました。
 
半切りした背肉                  もも肉
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山が近いこの地域の田や畑はシカが増えて大きな被害を蒙っています。
柵や網で囲っても大雨による増水で壊れ、補修を怠るとシカやイノシシが侵入してきます。
雑草・虫・病気とたたかい作物を育てる自体も大変な作業であるのに、大きくなった頃に獣に食べられるのは情けないことです。
 
また、農業だけでなく、希少な植物を食べてしまったり、森に生える植物のほとんどを食べてしまうことで、嫌鹿植物のみがはびこって生物多様性を損ないます。
さらに、森林の持つ水源を育む機能を損ない、崖崩れを生み土砂災害にも繋がります。
 
生き物を殺すことは可愛そうなことですが、山の恵みとして肉を利用することで、無益な殺生となりません。
シカを駆除する意味を考えながら、感謝して美味しくいただくことにします。
 
 
 

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