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2019年7月10日 (水)

2019 但馬山友会 此隅山・有子山登山

7月例会は室町期から織豊期まで但馬の守護として君臨した山名氏の城跡を訪ねました。
先ずは本格的で大規模な山城である「此隅山城」です。
ガイドをお願いしたのは城郭研究の第一人者「山名氏城跡保存会」会長の西尾孝昌さんです。お忙しい身にもかかわらず、快く引き受けていただきました。

山城といっても此隅山城は143m、有子山城にしても321m、登山だけでなく、国史跡に指定された山名氏の栄枯盛衰を歴史と城郭の両面からお勉強します。
雨の心配もなく久しぶりの初級レベルということもあって、48人(うち3人は体験)が、いずし古代学習館に集まりました。

案内の西尾孝昌先生と解説パンフ
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尾根伝いの道と此隅山山頂の本丸跡
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途中に堀切・郭・土塁・竪堀・切岸がよく残っていて、西尾先生から都度説明を受けました。
山頂本丸跡から来日岳・矢次山・三川山・大岡山・神鍋、蘇武岳・妙見山・須留岐山が見渡せます。

駐車場から有子山と有子山登山口
P7100151 P7100127_20190711125101
次に向かうは此隅山を落とされ堺に逃れた後戻った山名祐豊が築いた有子山城です。
此隅山城の教訓をもとに、より高く広い場所にさらに堅固な城が築かれています。

有子山城跡縄張り図(作図:西尾孝昌氏)
P7110158_20190711150901  

直登に近い登山道と石取り場での解説
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山頂本丸跡での解説と眼下に出石城下町
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記念写真と石垣の解説              
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登る途中の何段にも繋がる曲輪や堀切・竪堀や水の手を確保する井戸曲輪、石垣の石を切り出した石取場など見どころが多いのも特徴です。
本丸から城下を見下ろしながら江戸期に完成された総構えの町並みの説明はわかりやすく、室町から安土桃山・江戸・明治に続く歴史にロマンを感じました。
昼食の後、千畳敷の居館跡を見学し、東方向の鯵山峠に下り、谷山川沿いを城下に戻りました。

初級扱いとはいうものの気温が上がり湿度も高く、直登に近い有子山登山にバテ気味の参加者もでましが、歴史と城郭・城下町の多方向からのお勉強は、興味深いものでした。

解散後、山友のお2人も含めた7人のサムライが運営される「㐂らく文庫」に立ち寄りました。
下山時刻がズレて、希望者だけの訪問となったのが残念でした。
臨時開店して冷やしたお餅を提供し接待いただいたU店長には大変お世話になりました。

㐂らく文庫の店先と店内
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コメント

登山はちょっと。。。ですが
お城は非常に興味がありまして。
日本の山城はとくにすばらしいです。

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