野鳥観察 もずが枯れ木で
雪が少ないこの冬の楽しみは、ディレクターチェアーに座って、高生平野越しに大岡山や蘇武岳神鍋山の連山と妙見山を眺めることです。
麓は北近畿豊岡道も次の開通に向けて工事が進められています。
庭や畑にモズやヒヨドリ、ジョウビタキ、セグロセキレイが訪れます。
望遠レンズを準備して、モズを撮りました。
学生時代にうたごえ運動が盛んで、よく歌った「もずが枯れ木で」を思い出します。
YouTube 「もずが枯れ木で」 ↓
https://youtu.be/O7QR0GW8Gc8
作詞:サトウハチロー
作曲:徳富 繁
1 もずが枯木で鳴いている
おいらは藁(わら)をたたいてる
綿ひき車はお婆さん
コットン水車もまわってる
2 みんな去年と同じだよ
けれども足りねえものがある
兄(あん)さの薪割る音がねえ
バッサリ薪割る音がねえ
3 兄さは満州へ行っただよ
鉄砲が涙で光っただ
もずよ寒いと鳴くがよい
兄さはもっと寒いだろ
労働歌や反戦平和の歌、ロシア民謡も盛んで、日本の歌・ヨーロッパやアジアの民族の歌も歌われました。
この歌が作られた昭和10年といえば、6年の満州事変をきっかけに12年の支那事変を経て日本の侵略が広がりはじめるころです。
当時よくあった農村での一風景ですが、兄弟を戦争に奪われた怒りをこめた抵抗の歌として、うたごえ運動の中で広まっていきました。
あわせて「モズの早贄(にえ)」が知られ、このときはライラック、昨年はサンショの尖った枝にカエルが突き刺してありました。
えさの少ない時期のために食料を蓄えておくらしいのですが、そのまま放置されることが多く、理由は定かではありません。
雪国但馬の晩秋から冬にかけてよく見られます。
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