人工膝関節置換手術体験記 Ⅵ
「給食編」、入院中は食事も体調を整え、体力回復をはかる大事な仕事です。
8時・12時・18時と一日3度の食事が提供されます。
一日2,000kcalを目安に献立が作ってあり、入院中の必要カロリーを満たしているようです。
献立表と朝食
昼ご飯と晩ご飯
水曜と木曜・金曜日の昼食と夕食はAかBのどちらかを事前に選んでおくことができます。
たまに「季節限定料理 焼きうどん」というサプライズもありました。
同室4人のうち、病状や体調によって食べられるのは私だけ、少し申し訳ない気がしました。
事前予約の目印と熱々の鍋焼きうどん
手術後約2週は「常食」でしたが、数年前から血圧降下剤を処方されていたので、「減塩食 6g」に変わりました。
(減塩食 6g)
薄味には慣れていましたが、大晦日の年越しそばの薄味には閉口しました。
お陰で血圧がどんどん下がって、90±5程度となり入院前の140±5と大きく差が出ました。
これは少し下がりすぎの感じがしますが、アルコールを飲まない、減塩食、安静が影響しているのでしょうか。
退院後かかりつけ医のY先生に話すと、「生活習慣を変えれば薬は不要ですね」と言われました。
不思議なことに社会人となってから半世紀親しんできたアルコールがまったく欲しいと思わなくなりました。
どうやら重度の「アルコール依存症」にはなっていなかったようです。
もともと食べ物の好き嫌いはなく、入院中の食事はすべて完食しました。
提供された金時豆・サツマイモ・ぜんざい・ようかん・フルーツの缶詰・プリン・スイートポテト・干し柿・栗きんとん、辛党の私が普段は口にしない超甘の品々も頑張りました。
肉魚は言うに及ばず、野菜まで生食はすべてなし、辛うじて果物だけだったのは安全を考えると当然でしょう。
かならずホウレンソウ・コマツナ・白菜・キクナのおひたしか和え物・湯通し・炒めのどれかが出て、ちくわ・はんぺん・しらす・かにかま・エノキダケ・ベーコンが一緒に調理されていました。
食事の担当は「栄養技術課」の職員さんで、暮れも正月も、3食の調理・セット・後片付けを看護師さんとともにお世話いただきました。
人により病状により何種かの食事を作るのは大変でしょう。
それを思えば、「足るを知ること」「食べられることに感謝」「残せば罰が当たる」が入院生活の基本と言えるでしょう。
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