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2020年2月27日 (木)

2019 植村直己冒険賞に岩本光弘さん

今年で24回となる「2019 植村直己冒険賞」の受賞者に、ヨットで世界初の太平洋無寄港横断に成功した岩本光弘さんが選ばれました。
岩本さんは全盲で、健常者であるダグラススミスさんとチームを組みヨットを操りました。

植村直己さんの誕生日である2月12日に直己さんの母校明治大学紫紺館で記者発表が、同時に母校府中小学校で、6年生らが集まり、東京とテレビ電話中継されました。
私も但馬山友会会長として案内を受けて、小学校での発表会に参加してきました。
彼は確か昭和15年生まれなので、生きていれば80歳を数えるはずです。

府中小会場と明治大学会場と中継      受賞者の岩本光弘さん
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児童代表からのお祝いの言葉        S・A紙掲載の27日記事
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岩本さんは生まれつき弱視で、高校時代に全盲になったそうですが、奨学金を得てアメリカの大学に留学し、筑波大学付属盲学校で教員として14年勤務されています。

千葉でヨットを知り、奥さんともそこで知り合い、その後アメリカのサンディエゴに移住されました。
今は鍼灸・マッサージの資格を持ち、視覚障害セーリングの大会などに出場されています。

2013年にニュースキャスター辛坊治郎氏と日本スタートの太平洋横断に挑戦されるも、クジラに衝突し浸水により断念されました。
今回は2度目の挑戦で、前回とは逆コースのアメリカサンディエゴから福島に向け出航し、太平洋無寄港横断に成功しました。
「ブラインドセーラー、再び太平洋へ」 夢をあきらめなかったのです。

直己さんの母校である府中小学校の児童代表のお祝いに対し、お礼の言葉の中に・・・・・・
「やりたいことを探して、それに向かって努力すること」「夢を諦めない、思い続けること」「やらない理由を探すのではなく、やれる理由を見つけること」
『そうすれば「ドリームキラー」も現れるけど、必ず「ドリームサポーター」が出てくる』

全盲のハンディはまったく感じさせないくらい元気者で、お話しも上手でした。
授賞式と記念講演は6月6日(土)に豊岡市で予定されていて、明るく元気なお話しを楽しみにしています。


 

 

     

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コメント

誤植と思いますのでお知らせしました。
下記の文書にある「大変用」は太平洋でしょう。
この時救助に出動した隊員も遭難した冒険者たちも”大変”だったでしょう。
【2013年にニュースキャスター辛坊治郎氏と日本スタートの大変用横断に挑戦されるも、クジラに衝突し浸水により断念されました。】

永柳さま
愛読いただき、ご指摘ありがとうございます。
事実確認・用語・表現でケアレスミスが無いようつとめているつもりです。
これを励みにしてこれからも発信に努めます。

この記事へのコメントは終了しました。

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