ブラジルからの便り
新型コロナウイルスの感染拡大が進み、アジアや欧米だけでなく、南アメリカ大陸やアフリカ大陸に広がりつつあります。
今日のニュースでは、ブラジルの感染者がアメリカ、ロシアに続き30万人を上回り、右肩上がりで感染が広がっているようです。
私の父は三男で、長男は昭和5年にブラジルに渡りました。
(因みに祖父は三男、私も次男で伊佐屋を継いでいます)
移民奨励策に応じたものの、聞くと見るのでは大きく違い、艱難辛苦して成功を収めました。
3人の従兄弟もそれぞれ家族をもうけ、いまでは三世が家族の中心となり四世まで繋がっています。
その従兄弟の主人が、メールで写真と動画動画を送ってくれました。
長男のM君がジェット機のパイロットをしていて、先週上海空港まで医療用品(サージカルマスク)を取りに行ってきたそうです。
なんと旅客機ボーイング777-300で、サンパウロ→アムステルダム→上海→アムステルダム→サンパウロ48時間の飛行とのこと。
乗客はなく、席も棚も医療用マスクを満載しています。
マスク空輸専用のミッションとなると、当然公的なものでしょう。
そういえば、武漢の日本人を迎えに行く政府チャーター機にマスクや医療用品を積んでいったことがありました。
1月末は日本も支援する余裕がありました。
ブラジル国旗を持つクルーと機内の様子
国旗の「ORDEM e PROGRESSO」とは「秩序と進歩」という意味です。
客席も棚もすべてサージカルマスク
ニュースでは、『サンパウロの「ファベーラ」と呼ばれる貧困地区に少なくとも1300万人が暮らしていて、ここでの感染をいかに食い止めるかが大きな課題となっている。』といっていました。
従兄弟達のパラナ州ロンドリーナは、日本とドイツ人の移民が住む高級住宅地です。
もう2ヶ月外出していないと言っていました。
生活習慣や生活様式が違う国でも、感染防止にマスクの重要性が認識されています。
特に医療用マスクの入手は困難で、最大の生産地中国に頼るしかないようです。
南半球はこれから冬に向かい、肺炎リスクが高まることも心配です。
日本では落ち着きつつあるものの、まだまだ地球規模で感染は広がります。
遠くて近い国、ブラジルの動静が気になります。
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コメント
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本当に一日も早い終息を願います。
投稿: 栄治 | 2020年5月25日 (月) 07時24分