美方大納言小豆栽培記 Ⅰ
梅雨明けも間近、七夕豆や小豆の播種時期になりました。
但馬の香美町美方区(旧美方郡美方町)小代地区で長年引き継がれ、特産品のとち餅やきんつばなど和菓子に利用されています。
他に有名なのが丹波大納言で、発祥の地丹波市春日町東中の三尾山登山口に立派な石碑が建てられています。
大納言の名は、「あずきの中で特に大粒な特定の品種群は、「大納言」と呼ばれ、流通・加工上、普通のあずき品種とは区別されています。その名前の由来は、この品種群のあずきは、大粒なだけではなく、煮たときに皮が破れにくい特徴を持ち、いわゆる「腹切れ」が生じにくいことから、切腹の習慣がない公卿の官位である「大納言」と名付けられたと言われています」(公益法人日本豆類協会HP)
我が家でも、ぜんざい、赤飯 だけでなく、お盆の団子、正月の餡餅などに利用しています。
祖父の秀蔵が伊佐屋菓子店を営んでいた昭和の時代では、伊佐屋の羊羹として近隣に名を馳せたと聞きます。
祖母の出身地八鹿町上八木を訪ねる際は、必ず手辺で収穫した小豆を信玄袋に入れて土産にしたと聞きます。
豆類は連作をきらうので、伊佐屋では父の代から、ジャガイモを栽培した場所に、石灰や元肥を施して植えることにしています。
30cm間隔で4粒播いて、芽が出揃うと2本立ちにします。
その後追肥や2度の土寄せ、カメムシなどの防除を行ない、11月には収穫し、天日干し乾燥、選別など手間暇をかけて製品にします。
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