府市場七地蔵めぐり(六)円山川堤防
七地蔵めぐり第六弾は区内から外れて円山川堤防のお地蔵さまです。
四体あるお地蔵さまは、銘や刻字がなく年代不詳で、ささやかな供養仏とみえます。
図にあるように以前は三ヶ所で祭られ、昭和四十一年に現在の場所に合祀されました。
昭和中期の国府市場町並み & 堂の墨書き(昭和四十一年)
円山川堤防地蔵四体
お地蔵さまの前掛けを取ると、虫が卵を生んでいました。
ブラシでこすっても落ちません。
両手に宝珠
合掌 & 左手に宝珠、右手に数珠
銘や刻字もなく昭和四十一年に三ヶ所を現在の場所に合祀するまでは、路傍に置かれたお地蔵さまだったようです。
思うに円山川の水難事故で亡くなった方々、特に児童の供養佛ではないでしょうか?
踏切や道路交差点、川沿いなど危険がいっぱいの場所にお地蔵さんが祭られているのに気づきます。
観音・薬師の堂や区内の寺に縁がある場所には、深い宗教心と経済力に基づいて寄進されたお地蔵さまが目立ちます。
そんななかで、円山川堤防のお地蔵様はすこし意味合いが違うように思われました。
円山川堤防の府市場伊智神社から西芝八代川水門まで、桜づつみ花回廊として豊岡市指定の歩キングコースにもなっています。
散歩の合間にこのお地蔵様に手を合せていらっしゃる姿をよく見かけます。
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コメント
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そういえばうちの区にもお地蔵さんたくさんあります。
その歴史をたどるのもまたいい勉強ですね。
投稿: 栄治 | 2020年7月15日 (水) 07時32分