府市場七地蔵めぐり(二)善応寺参道
<善応寺参道の延命地蔵尊>
七地蔵めぐりの第二弾は、善応寺参道入り口の延命地蔵尊です。
このお地蔵様は、台座に腰掛けて左足を下げ、右足先を左大腿部にのせて足を組まれています。(半跏=はんか)
ほかのお地蔵さまは、比較的小ぶりなものは立像、大きな像となると座像です。
・座像 半跏趺坐、三尺(約100cm)、左手に宝珠、右手に錫杖
錫杖と宝珠を持つお姿で左足を垂れて半跏するのが、延命地蔵のスタイルとか。
善応寺参道 & 半跏(はんか)のお地蔵さま
・正面刻字 奉讀誦
延命地蔵
菩薩經
一千巻
・左面 文化三丙寅(1806年=江戸後期)
年六月十八日
善應寺〇
良順代訴?(祈)
・右面 施主
府市場村
上町新村
善男子等
丹後久美〇
〇屋治〇
観音堂横のお地蔵さま(1792年)に14年遅れて造立され、天菴跡の延命地蔵尊6尺(約2m)に次ぐ大きさで、りっぱなお地蔵さまです。
左面の文字から善応寺にご縁があり、右面に丹後久美浜の方も加わっていることがわかります。
このお地蔵様は、お寺も所属する第五隣保がお祭りされています。
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