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2020年8月 3日 (月)

感染拡大防止策を徹底して、経済社会活動を続ける

兵庫県北部(但馬)に初の感染者が出ました。
感染者が多いのは東京や大阪を中心とする首都圏、愛知・福岡となっています。
人と人との交わりが感染原因で、住民人口や交流人口が多いところほどリスクが高まるのはやむを得ません。

但馬は面積なら兵庫県の25%を占め、東京都の総面積に匹敵します。
人口なら兵庫県の3%、東京都と較べて1.7%しかありません。
もともと人が居ない「過疎地」なのですから、「密」が起こりにくい地域です。

関連する行政がそれぞれ市町長メッセージを出しました。
豊岡市長は、「・・・私たちは今、感染リスクをゼロにすることはできないことを受け入れた上で、感染予防対策と社会経済活動の両立を模索しているところです。したがって、社会経済活動については、引き続き感染予防策を徹底した上で、現状のとおり継続していただければ、と思います。市の活動も、感染予防を、徹底しつつ、原則平常通りといたします。・・・

朝来市・養父市長は、・・・「市民の皆さんにおかれましては、引き続き、こまめな手洗い、マスク着用、咳エチケットの徹底、身体的距離の確保、密集・密接・密閉の「3密」の回避等の感染防止対策を徹底して実施いただきますようお願いします・・・」と共同声明のせいか短いメッセージです。

新温泉町長は、自身がが濃厚接触者となったことを詫びた上で「・・・町民の皆さまにおかれましては、マスクの着用をはじめ、不要不急の外出や三密(密閉、密集、密接)を避けるなどの対応を確実に守っていただくことが重要であります・・・

気になったのが、新温泉町長の「不要不急の外出三密(密閉、密集、密接)を避けるなどの対応・・・」の部分です。
兵庫県は、「・・・感染が再拡大している地域への不要不急の移動を自粛しましょう!特に、県境をまたいでの、接待を伴う飲食店、酒類の提供を行う飲食店、カラオケ等の利用を控えましょう!・・・

「不要不急の外出を避ける」表現は、緊急事態宣言発令時期はともかく、「感染が再拡大している地域への」など 具体的条件を付けずに、乱暴な言い方ではないでしょうか?

但馬山友会も例会再開を決め、8月例会を扇ノ山登山を標高900mの上山高原で集合解散し、具体的な感染防止策をとりながら実施を予定しています。
但馬地域で感染者がでたことを機に、現状把握と今後の行動確認のため役員会を開いたところ、新温泉町の「不要不急の外出を避ける」表現に、案の定「町民が外出を自粛しているのに」「リーダーやサブが地元の人で・・・」などと心配する声が出ました。
結論は感染防止策を更に徹底した上で、予定通りの実施が決まりました。

初感染者がでた今、「社会経済活動については、引き続き感染予防策を徹底した上で、現状のとおり継続していただければ、と思います。
市の活動も、感染予防を、徹底しつつ、原則平常通りといたします。 」と時期に合った合った
基本スタンスを明確にしたのは豊岡市長です。

但馬で初の感染者が出たことで、住民が行政に求めていること、行政が住民に求めることに具体的かつ適切に応えているのは豊岡市長でした。
緊急時のリーダーの言葉の重みを感じさせます。

 

 

 



 

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