伊智神社 令和の大修理 Ⅱ
本殿修理が基礎のコンクリート打ちに続き、土台の固定と柱の繋ぎ工事を終えました。
ジャッキアップもなくなり、土台と基礎がしっかり収まりました。
土台はすべて交換(クリ)、柱はヒノキで補修、本殿の向背下を囲む「浜縁」が取り付けられようとしています。
浜板の材は厚さ40mmのケヤキが使われます。
本殿正面 & 西南方向
東南方向 & 東北方向
基礎と柱を金具で固定
西北方向 & 取り付けを待つ浜板
歪んだ基礎をコンクリートで直し、腐蝕していた土台や柱が交換され、耐震金具も使われています。
これで耐震性が大きく向上し、残るリスクといえば、台風や大風で周囲の大木の大枝が落ちてくることです。
文化財修理は、交換部分を最小限にして建物本来の威厳と雰囲気を損なわないことが大切です。
交換部分も周囲と馴染むような塗装が施されることでしょう。
臨時補修してある高欄の一部も気になりますが、破損部分だけの交換とはならず、高額となることから補修対象から外れました。
●約1ヶ月前の本殿ジャッキアップ、基礎のコンクリート工事の様子は・・・
「伊智神社 令和の大修理 Ⅰ」← クリックしてご覧ください。
●伊智神社護持の歴史は・・・・
「伊智神社護持の歴史」 → ダウンロード - ichijinjyagoji.pdf
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コメント
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すごい重厚感ですね!
投稿: 栄治 | 2021年6月26日 (土) 18時49分