« 2021 謹賀新年 | トップページ | 鳥追いと七草がゆ(豊作と無病息災を願う) »

2022年1月 6日 (木)

冬至十日経てば

「冬至十日経てば◯◯でも知る」と言われますが、14日も経てば日が長くなっているのに気づきます。
実際に日没時刻が徐々に延び、冬至から10分ほどとなりました。
一方、日の出は相変わらず遅く、早くなるのは1月中旬からだそうです。
ということは、「阿呆でも知る」のは、日の入りが延びているからですね。
もちろん日照時間そのものは長くなってきているのは間違いありません。
地球の地軸の傾むきと公転軌道が楕円であるためにずれが生じるとのことです。

それ以外に我が家は日の入りの位置でも季節を感じます。
古来より国府や府市場の中心にあり、自宅の裏である西側には高生平野(国府平野)が広がり、遠くに山並みが見通せます。

          左:但馬妙見山、中央:蘇武岳(雲に隠れる)、右:大岡山
 P1060002_20220106122001
春分(春彼岸)の時期は真西、つまり蘇武岳の右側、金山(かなやま)付近に日が落ちます。
夏至の頃はずっと北へ動き、大岡山山頂を越え下って右肩付近となります。→「夏至の夕日
秋分(秋彼岸)はもとの西に戻り、冬至になると今度は南に動いて、但馬妙見山の山頂を越えて左肩付近に日が落ちます。
それぞれ30度、北や南に動くのが観察できます。

日の入り(真西に伸びる麦畑と農道) & 冬至に妙見山左肩に沈む夕日
Dsc_0575_20220106095901    Dsc_0576_20220106095901
併せて南中高度(太陽の位置)も動きます。
これで洗濯物の干し位置を変えます。
季節の移り変わりは、気象・生物の変化で感じられますが、我が家では日の入り時刻と共に位置(場所)でも知ります。

 

 

 

« 2021 謹賀新年 | トップページ | 鳥追いと七草がゆ(豊作と無病息災を願う) »

お天気・気象・防災」カテゴリの記事

コメント

かみさんの実家へ行ってきました。
やはり西の果て(?)といいますか
日の入りがこっちに比べてかなり遅いですね。

家の裏手にこんな風景が広がっているとは思いませんでした。
贅沢すぎます。天文好きにはたまらないロケーションですが、私には
見せてもらった記憶がありません。

この記事へのコメントは終了しました。

« 2021 謹賀新年 | トップページ | 鳥追いと七草がゆ(豊作と無病息災を願う) »

2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

伊佐屋三木のblog1

  • 伊佐屋三木のblog1
    2007年4月から2015年5月まで8年間の記録です。 「サイト内検索」にキーワードを入れて検索すると過去記事が見られます。
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

神鍋山野草を愛でる会

道の駅かんなべ高原

お気に入り