「沖縄へ返せ」
5月15日は沖縄本土復帰の日。50年前の1972年(昭和47年)のこの日、戦後27年間アメリカの統治下にあった沖縄が返還され、沖縄県としてスタートしました。
ところがせめて本土並みを希望した県民にとって、銃剣とブルドーザで住民の土地を奪う基地づくりが始まり、負担はさらに増えました。
私が大学生の頃、ベトナム反戦・沖縄返還運動が平和を愛し正義を尊ぶ学生の重大関心事であり、運動に連帯してよく歌ったのが「沖縄を返せ」でした。
最近歌詞の一部を変えて歌われていることもあるそうです。
♪ 民族の怒りに燃ゆる島 → ♪ 県民の怒りに燃ゆる島
本土と沖縄で考えがかけ離れてしまい「県民」とした方が、今の沖縄の思いをより強く伝えられるのでしょう。翁長前知事が問いかけた「甘えているのは沖縄ですか?本土ですか?」の言葉が胸に染みます。
♪ 沖縄を返せ 沖縄を返せ → ♪ 沖縄を返せ 沖縄へ返せ
日本の総面積の0.6パーセントの沖縄に、70%の米軍基地が集中している現状が変わらぬことに、もはや本土との「連帯感」はなく、アメリカ政府と他人事のように考えている本土に向けて叫んでいるような気がします。
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