2022 夏至の夕日
夏至といえば、1年の中で昼の長さがもっとも長い日です。
古来中国から伝わった暦「二十四節気」の夏の節気の1つで、昔は農作物の種まきや収穫など農業の目安として使われてきました。
伊佐屋家の西側は高生平野(国府平野)が広がり、大岡山・神鍋・蘇武連山までずっと見渡せます。
幸い昨年に続き、夕方には晴れ模様となり、沈む夏至の夕日を眺めながら、デッキチェアに座ってアルコール片手に黄昏れました。
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西に広がる高生平野と大岡山・神鍋山(5月2日)
2022年夏至の夕日
神戸の日の出は4時47分、日の入りは19時16分で、昼の長さは14時間29分です。
我が家から大岡山の右肩に沈んだのは、18時57分でした。
以前も記事にしましたが、蘇武岳と金山の間・真西に沈むのが春分と秋分、冬至は但馬妙見山の左肩、そして夏至は大岡山の右肩に沈みます。真西からそれぞれ30度ズレるのです。また、北半球ではこの日に太陽の位置が最も高くなります。
季節の変わり目を昼の長さだけでなく、夕日の沈む位置や南中高度と合せて考えるようになりました。
伊佐屋裏庭から見る各季節の日の入り位置
夏の短い北欧では「夏至祭り」として、国を挙げてお祝いするといいます。
四季がはっきりした農業国日本では、作物の作付けの目安となる春分と秋分が大事な季節行事とされ、夏至や冬至はさほど重視されていません。この頃は梅雨入りとなり、そちらの方が興味関心事なのかも。
仏教国日本にとっても、東の薬師如来・東方浄瑠璃に現世を助けられ、西方浄土の阿弥陀如来に来世を頼む方が大切なのでしょう。
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