山友の命日
6月6日は、但馬山友会でご一緒した「水縄松生」さんの一周忌です。
昨年6日の未明、自宅の火災で高齢の父君とともに亡くなりました。
命日を前に奥様が句集「五月晴れ」を発刊され、友人としてご恵送頂きました。
松生氏がこの世に「生きた証」の一つとして、新聞欄で入選された句を集められたと、奥さまから聞いています。合わせてカメラの一席入選の写真が載せられ、どちらも但馬山友会の例会がテーマでした。
ご自宅が全焼で何も残らない状態から、俳壇を主宰する新聞社や周りの方の協力でここまで漕ぎ着けられました。
伊佐屋三木のblogにも松生氏や山の活動が登場し、奥さまの思い出探しに少しは役立ったことでしょう。
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山の会に入会時期がほぼ同じ、同年代として話が合い、山に親しみ、カメラを楽しみました。
もう一つの顔、「文人水縄」「俳人水縄」を知ったのは、ずっと後からでした。
句集は歳時記と同様、四季と新年に分けて、自然や地域、文学、農家生活、家族への思いが込められています。
春の句に「けふからは切手貼り足す四月哉」があり、彼からの封書やハガキがそれでした。
彼の筆まめは有名で、何かあると封書が届きます。
中高年の愛読紙「サライ」のクロスワードクイズが毎月送られ、「三木大兄の健闘を祈ります」と書き足されていました。
なかなか骨のあるクイズで、4~5日経ってから答えをLINEで送って確かめました。それを「水縄松生からの挑戦状」として、楽しみにしていました。
お互い先ず自力で解く、どうしても無理だったら辞書だけ使用可という暗黙のルールがありました。同じ答えであれば、「私も同じです」、違っていれば、「さーて?」が返ってきます。
パソコンやスマホがありながらも、愚直なまでに辞書や封書に拘わるのが彼らしく、「デジタルに頼るな、アナログのよさもある!」そんな声が聞こえてきそうです。
我が父の命日でもあるので、この日は忘れてはならない日です。
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