2023 菜園農家の悩み 日照りと干ばつ
昔から人は自然にあがらうことができない存在でした。
天災でいえば、地震、台風・大雨・洪水が脅威となり、日照り・干ばつ・冷害による飢饉や冬季の豪雪に襲われました。
人災なら、いくさ・争いごと・火事・疫病が過去何度も人を苦しめました。
そんな苦しみから逃れるため、神仏に頼り、現世からの救いと来世の幸福を願ってきたのです。
府市場区には産土神の伊智神社、稲荷社のほかに薬師堂、観音堂、妙見堂が建てられ、地蔵尊に至っては区内に7箇所に祭られている信心深い地域です。
それはともかく、もっと身近なところでこの夏の日照りはどうでしょう。
私の住む県北部は、しっかりした雨が降った7月13日以降ほとんど雨が降っていません。
そして35度以上の猛暑日は7月22日から19日連続しています。
また8月5日の午後2時過ぎに39・4度を記録、県内の観測史上最高気温を23年ぶりに更新したと報じられました。
菜園(B)の日照り
水田の稲作に必要な水は、蘇武や妙見、三川山など中国山地から各河川を通じて、十分に供給されています。ただ、穂から米になる期間に夜間の高温が続くと、品質を損なう乳白米が発生する可能性があります。
一方畑では、水田のように水路があるわけでなく、水分の供給はもっぱら雨に頼っています。
アズキや豆類を播いても芽が出ない、夏野菜が早々と枯れてしまうなどの被害があちこちに出ています。
我が家も豆の芽が出ず、ピーマン・サトイモも日照りで、葉が枯れ出しました。
「千日の旱魃に一日の洪水」とことわざがあります。
梅雨末期の豪雨や台風6号のように自然災害は短期間で大きな被害が出ます。雨が欲しくともそんなものに頼ることはできません。ここは神仏を頼りにひたすら辛抱辛抱です。
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