« 2023年8月 | トップページ | 2023年10月 »
さしもの猛暑も彼岸を過ぎると、少しずつ秋の空気に入れ替わってきました。
今回は、京丹後市久美浜町の「如意寺(千日さん)」の花の庭を観賞し、久美浜湾の中央に位置する兜山公園に登ります。
終日曇りの予報に、京丹後市へのお出かけ例会に22人が集まりました。
「宝珠山 如意寺」さんは、関西花の寺二十五ヶ所霊場第七番札所で「ミツバツツジと四季の山野草 海の見える花の寺」として有名です。
行基開基の寺、伏見天皇勅願の名刹です。七五三参りや交通安全のお参りでも知られています。毎年8月9日は「千日会(せんにちえ)」が催され、久美浜湾に灯籠流し、兜山をバックに花火・大文字が夏の夜空を彩ります。
如意寺山門 & 四季の山野草のお庭
ハマナス
ハギ
スズムシバナ & シモバシラ
ツリフネソウ & 紀伊ジョウロウホトトギス
アカバナサワギキョウ & シモツケ
モミジガサ & ヒヨドリバナ
キキョウ
ヤマジノホトトギス & ワレモコウ
よく手入れされたお庭に、四季の山野草が育てられています。
特に春のミツバツツジは見事なものだそうです。
如意寺さんをあとにして、兜山登山口に移動し片道約40分の坂道を登ります。
兜山ハイキングの記事は、「神鍋山野草を愛でる会公式ブログ」 ← クリックしてご覧ください
但馬山友会例会も早春から始まって、後半の秋登山になりました。
彼岸の前日から北の高気圧が南に下がり、一気に空気が入れ替わったような感じです。
案内ハガキに「ハチ高原スキー場として親しまれる鉢伏山は、標高約800mの高原にホテル・山小屋等が点在し、山頂から眺める鉢伏高原は、まるで異国のようです。景観を楽しみながら歩きましょう」書かれています。
集合場所のハチ高原交流促進センター駐車場に集まったのは「体験入会」の2人も含めて49人でした。
登山前ミーティング & 登山開始
高原交流促進センター➡林道分岐登山口➡ケルン➡鉢伏山山頂➡高丸山(昼食)➡小代越え➡シナノキの巨木見学➡ゲレンデを下山➡高原交流促進センター <全行程 4時間半>の初級コース設定です。
ツリフネソウ と シロツリフネ
オタカラコウ & アキノキリンソウ
アケボノソウ & センブリ
雲がかかる氷ノ山 & 貴重な日陰の登山道
オヤマボクチ & ヤマシロギク
コナスビ & ヒカゲカズラ
ネジバナ & オオカメノキ(ムシカリ)
センボンヤリ & アキチョウジ
一斉にスタートしたものの、高齢の二人が遅れて、皆さんに山頂で待って頂きご迷惑をおかけしました。
ここから高丸山→小代越えと続く稜線を縦走するところですが、2人はそのままピストンで下山することになりました。
鉢伏山からハチ北方向
鉢伏山山頂 & 高丸山・小代越えに続く稜線
周回組の出発 & 高丸山への登り
一方ピストン組は、下山途中も「花めぐりの旅」を続けます。
天候は曇り時々晴れ、気温も20度半ばと時折吹く秋風が心地よく感じられます。
ミコシバナ(神輿花)となったゲンノショウコ & ゲンノショウコ (赤)
リンドウ & ウメバチソウ
ツリガネニンジン & ツルニンジン
ノハラアザミ & ミズヒキソウ
ミゾソバ & ヤマジノホトトギス
ヨメナ & 周回組が先に下山
9時前の出発で、周回組が下山したのが12時40分で、最短のピストン下山を選んだ2人が花めぐりに熱中し、13時の下山となりました。
天候も徐々に回復し、7月から9月中頃まで酷暑の登山が続く中で、久しぶりに爽やかな秋登山を楽しみました。
次の例会は播磨の「七種山(なぐさやま)683m」、標高の割にはタフな山と聞きます。
※ 花の写真は、周回組のIさんと、ピストン組mikiの撮影を一つにまとめました。
別宮の棚田越しの氷ノ山
秋彼岸となると、畦に植えられたヒガンバナが咲きます。
土中の花芽は温度を感じて季節を知るのだそうで、20度から25度が続けば咲き出し、一週間ほどで花も茎も枯れてしまいます。
その後、冬にかけて細い葉をロゼット状に出して緑を保ったまま冬を越します。春になると球根に栄養をため、夏が近づくと葉は枯れて見えなくなって休眠期に入ります。そしてまた秋彼岸の頃に開花します。高温が続いた今年はやはり咲くのが遅れています。
遅れて咲いたヒガンバナ
ルコウソウ & コスモス
ミズヒキ
キキョウ & コスモス
カセンソウ & スイセン?
アゲラタム & ヤブラン
アサガオ & ホトトギス
シュウメイギク(蕾) & シンビジウム
タマスダレ & レインリリー
トレニア
ゲンノショウコ & ムラサキカタバミ
ブルワリア & キバナコスモス
オミナエシ & フジバカマ
ホウズキ & ツルボ
ルドベキア & ヤナギハナガサ
フヨウ & ハナトラノオ
秋の七草の中で、我が家にあるのが、キキョウ、オミナエシ、フジバカマです。
近くの堤防に行くとススキ、クズ、ハギがあります。ナデシコは?うーん。
真西を向く伊佐屋墓地 & 墓地中央に先祖代々墓
「笑いは健康のもとです。お寺をもっと身近に感じて、足を運んでいただきたい」坂口憲倫住職のご挨拶で、4年ぶりの「頼光寺寄席」が開催されました。今年は4年ぶりが多いことですね。
頼光寺さんについては、伊佐屋三木のblog「紅葉の名所 植村直己ふるさと公園」← クリックしてご覧ください。
(画面上部の左端 「←」 ボタンで元の記事に戻れます)
会場は本堂・住職のご挨拶
春乃そよかぜさん & トリは、春歌亭丹馬師匠
たんたん落語会4人の皆さんの熱演で、最初は控えめの笑いから、久しぶりの大笑いに変わっていきました。
4年ぶり、稲刈り時期、午後3時開催もあってか、お客は多いとは言えませんが、継続することで増えてくるでしょう。
春乃そよかぜさんは、去年の「出石永楽館・全国子ども落語大会」において「隣の桜」を演じ、最優秀賞(第1位)を、今年高校生になって「出石永楽館:第2回落語甲子園」で、「鷺とり」を賑やかに演じて豊岡市長賞(3位)を受賞しました。
あとの皆さんはそれぞれ大学で勉強のかたわら、落語研究会(オチ研)で芸を磨かれれたとお聞きしています。
この日は「敬老の日」ということで、たんたん落語会さんは、豊岡市内や香美町小代区に続いて3回目の出演で大忙しだったそうです。
「笑いが免疫力をアップする 」「笑って元気に! 笑いは副作用のない薬です」をモットーに、敬老会、女性会、老人大学、PTA活動、人権講演会、文化祭などさまざまな集まりに笑いを届けられています。
「春歌亭丹馬のホームページ」 ← クリックしてご覧ください。
府市場区から敬老のお祝いの言葉と記念品(商品券)が届きました。記念品には区長と女性部長・子供代表の3人から心がこもった言葉が添えられていました。
4年前までは3月に敬老会として食事会を催し、アトラクションも用意されていました。
高齢化が進み対象者が増えるにつれて、徐々に見直しが決まりました。
①対象を数え70歳から75歳に引き上げる②役員の負担が大きいわりに参加が少ない敬老会行事を廃止する③かわりに記念品(商品券)でお祝いとする。と決まりました。
「人生100年時代」に敬老祝いの見直しは、全国のあちこちで始まっていると聞きます。
ところで、敬老の日と老人の日は別物だと知っていましたか?うかつにも知りませんでした。
「敬老の日」は毎年9月の第3月曜日に定められ、2023年は9月18日です。
趣旨は、「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」とされています。
「老人の日」は毎年9月15日で、「老人福祉への理解や関心を高めること」「老人が自らの生活の向上に努める意欲を促す」目的の日です。
そして21日までが「老人週間」と定めています。
うーん・・・やはり「めでたくもあり、めでたくもなし」ですね、
こちらの小字は「芝寺」と呼び、府市場区有墓地に隣接しています。粘土質で石が多く、作る作物が限られてきます。
周りに人家もあり、100区画もある墓地の墓石が立ち並んでいて、イノシシやシカ被害は出ていません。
ところが7~8月の日照りのため、順調だったサトイモが被害を受けました。
ほかにクロマメ(黒鶴)、サツマイモと花畑としても利用しています。
菜園(B)全景 & サツマイモ
クロマメ(黒鶴)
日照りで被害を受けたサトイモ & 花畑のヤナギハナガサ
区有墓地の北側に約8aの広さを持つ、もう一つ菜園(C)があるのです。
60年くらい前から、専業農家さんに耕作をお願いし、現在は「農業法人 府市場農産」に耕作してもらっています。
菜園(C)全景
8aといえば、(A)と(B)を合わせたよりさらに広く、ミニ耕耘機izayamiki号では歯が立ちません。
6月に小麦を収穫したあとソバ播かれて、秋には府市場ソバとして収穫祭に提供される予定です。
9月も半ばを過ぎ、彼岸が近づいてきました。
異常な暑さが続く菜園もやっと、秋の気配が感じられるようになりました。
彼岸は秋冬野菜の種まきと苗の植え付けに大きく係わってきます。
ブロコリー・カリフラワーは7月末に、ハクサイは8月の地蔵盆の頃に種を播いて苗を育てます。
菜園(A)はかってへ堤防の外だった証拠に小字が「土手外」となっています。
滞積した細かい土に適度に砂が混じって、水はけがよく石がないのが菜園(B)と比べて優れているところです。
菜園(A)全景
ブロッコリーとロマネスコ & ダイコン
七夕豆と花
ラッカセイと花
アズキと花
イチゴ苗
1ヶ月間も続いた雨不足に、水運びしながら苗を育てたのが功を奏し、例年と変わらぬほど成長しました。
あわせて朝夕に草取りを頑張ったところ、メヒシバとスベリヒユが幅を効かせていた畑も綺麗になりました。
手が回らず、草そのままで耕耘すると種や根をばらまくようなものです。
秋も深まり冬になると、ハコベやナズナ・ホトケノザ・ハキダメギクなど冬の雑草が姿をあらわします。
9月例会は、12日(火)円山川支流の出石川流域湿地にある「豊岡市立加陽水辺公園」の観察です。山や森・渓谷から離れ、初めての観察フィールドです。
ここは国や市が自然再生事業で整備した湿地施設で、ラムサール条約にも登録されています。コウノトリのほかカモ類やシギなど渡り鳥が飛来し滞在するそうです。
30度越えの暑さの中、18名の会員が参加しました。
加陽水辺公園 & 交流館
ヤブラン & クズ(暑さに葉を閉じて眠っているよう)
クサギ
センニンソウ & ミゾカクシ
地元の皆さんによって、希少植物の秋の七草「フジバカマ」が植栽されています。花が咲く秋に、海を渡り旅する蝶「アサギマダラ」に出合えるかも知れません。
聞けば10月7日(土)に関連イベントが開かれるそうです。
フジバカマ栽培地
咲き始めたフジバカマ & ガガイモ
この日の観察の詳細は、神鍋山野草を愛でる会公式ブログ ← クリックしてご覧ください
9月半ばになっても30度越えの暑さで、日向の河原から里山に移動して一息つけました。
かっての水辺も少しずつ埋まっていて、8月15日の台風による増水によってできた、泥土が残っていていました。
鳥や昆虫だけでなく、河原や里山の植物など、多様な生き物の観察ができるよい場所です。
9月半ばになっても30度越えの暑さが続くものの、朝夕は凌ぎやすくなりました。
9月例会は多可3山の一つ「あまんじゃこ(天邪鬼)伝説」が残る妙見山693m、東山古墳群を見ながらの周回コースです。
この山は、山容から妙見富士とも呼ばれています。同じ兵庫県には他に但馬妙見山1139m、能勢妙見山660mがあり、いずれも妙見菩薩を本尊とし、北極星または北斗七星を神格化した仏教といわれています。また3山とも「兵庫ふるさと100山」に数えられています。
集まったのが44人、途中の集合場所で車を整理して向かいます。
気温が高い上に湿度も高く、風もないので汗が噴き出します。
体調不良で途中下山者が出たり、下りでは積もった落ち葉で滑って腕をすりむいた方も出るハプニングもありました。
山頂は広くない岩場中心の場所ですが、近くの三国岳 千ヶ峰、笠形山が展望できます。
次回例会は9月24日(日)、関西百名山の一つ、鉢伏山1,221mが予定されています。
当然これは私のことではありません。
島根大学1年先輩で、教育学部を卒業し高槻市で小学校に勤め、その後島根県大田市に帰郷され、今は不登校児童のサポートと、世界遺産石見銀山ガイドとして精を出しています。
その彼がまたまた、朝日歌壇に入選しました。
「八月の6+(たす)9=(の)15なる数の不思議に不戦を誓う」 (大田市)安立聖
永田和宏氏 評
「安立さん、そう、6と9があったから15があったという歴史の悲劇を忘れてはならない」
あるときなどは、歌壇と俳壇に同時入選したこともありました。
最近は一年前に亡くされた奥さまを思う句を投稿されていました。
入選句にある不戦の思いは、ユネスコ憲章の前文の中にあります。
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。
相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史を通じて世界の諸人民の間に疑惑と不信を起こした共通の原因であり、この疑惑と不信の為に、諸人民の不一致があまりにもしばしば戦争となった。」
「お互いをよく知れば仲良くなり、憎しみや疑いは生まれない」という当たり前のことができていないのです。
特にお隣の中国や韓国、北朝鮮がうまくいっていません。かって日本が「アジア・太平洋戦争」で多大の被害を与えた国々です。
朝日歌壇や俳壇のほかに、NHKラジオ(マイあさだより)のレポーター、石見銀山ガイドのブログの筆者にと、この先輩は私の興味範囲にたびたび現れます。