一畑百貨店閉店
14日のニュースで松江市の一畑百貨店が65年の幕を閉じたと報じられました。
一畑電鉄グループの中核に位置し、地方経済と消費に大きな役割を果たしました。
百貨店が無くなった県が、山形県と徳島県に続いて3番目で、岐阜市高島屋が7月末に閉店すると岐阜が4番目となります。
一畑百貨店(殿町)その後松江駅前朝日町に移転
私が松江市で学生生活を送ったのが、1967年(昭和41)~1970年(昭和45)でした。
兵庫北部の日高町から出てきた少年にとって、大都市ではないものの文化的、商業的な要素を持った魅力的な町でした。
5階だったか、催事会場の模様替えのアルバイトが募集されて、夜の作業にも拘わらず時給が良くて、学生に人気がありました。
ただ、周りも自分も貧乏学生だったので、消費や娯楽面で店を利用した記憶はほとんどありませんでした。
一方、7月末に閉店予定の岐阜高島屋は、老舗丸物百貨と繁華街の柳ヶ瀬に並び立った時期もありました。
夏休みに、母の実家の岐阜市を訪れる楽しみの一つは、どちらかの百貨店で食べたり遊ぶことでした。
郊外の大型ショッピングセンターの進出、通販型・ネット型ショッピングへの消費行動の変化など、時代の流れは如何ともしがたいものがあります。
百貨店のあるのは県庁所在地で城下町がほとんどです。当時の一畑百貨店は、松江城と県庁がある一角の殿町に位置していて、本丸が落城するのに似て寂しく思う方もあるでしょう。
幼少期の岐阜市と青春期の松江市の思い出深い百貨店が無くなる私にとっても寂しいことです。
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