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2024年9月29日 (日)

御岳山噴火から10年

長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(3,067m)の噴火で、登山者で死者58人と不明者5人を出す大災害が発生してはや10年が経ちました。

紅葉真っ盛りの9月末、週末の土曜日でかつ晴天、昼食時間の山頂付近での大噴火は、人が集まるのを狙い撃ったとも思えるほどでした。
登頂の充実感の中、雄大な景色を眺めながらお弁当を広げていた人がかなりいたでしょう。
誰を怨むこともできない自然災害に対し、「神様はむごい仕打ちをなさる」これが実感でした。

噴火の前年(2013年)の7月末、但馬山友会の遠征登山で日本百名山でもある御嶽山に登りました。
夜行バスで但馬を出て、朝7時には田の原登山口から登り始め、山頂についたのが正午前でした。
頑張って登り、独立峰らしい雄大な景色を楽しみながら弁当を食べたのと、近くから噴煙が上がっていて改めて活火山だと感じたのを覚えています。

御嶽山山頂と二の池、摩利支天岳、右奧に雲がかかった乗鞍岳
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「信仰の山」らしく途中のあちこちに霊神碑(仏像や石碑)が建立され、王滝口と黒沢口の両登山道には2万基超と聞きびっくり。

二の池付近の霊神碑、登拝者の「御山は快晴 散華散華六根清浄」
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「花の山」としても名高く、登りでは名の由来となったオンタデ、キバナシャクナゲ、モミジカラマツ、ゴゼンタチバナ、オオカサモチ、ツガザクラ、イワオトギリに、山頂付近ではミヤマダイコンソウ、アオノツガザクラ、チングルマ、イワツメグサ、イワギキョウ、下りの樹林帯ではツマトリソウ・マイズルソウ、イワギキョウ、ギンリョウソウ、ヒメウメバチソウに出合うことができました。

ゴゼンタチバナとツマトリソウ
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2013年「伊佐屋三木のblog1」の記事 ↓ それぞれクリックして当時の様子をご覧ください! 

「木曽御岳紀行Ⅰ」
「木曽御岳紀行Ⅱ」                 
「木曽御岳紀行Ⅲ」

その後さまざまな防災対策がなされ、火口周辺の立ち入り禁止区域以外は楽しめるようになったと聞きます。
楽しかった山行を思い出しつつ、犠牲者を悼むとともに、悲劇が再び起こることがないことを祈ります。








2024年9月25日 (水)

2024 神鍋山野草9月例会 (溶岩流・但馬ドーム)

彼岸を境に一気に夏の空気が入れ替わりました。もう気温35度を超す猛暑日はなくなり、30度の真夏日の予報はあるものの、徐々に秋が進むはずです。地震から立ち直りつつある矢先の集中豪雨で、被災された能登の方にはお見舞い申し上げます。

神鍋山野草を愛でる会の9月例会は、久しぶりに地元溶岩流を観察しました。中間点の栃本から右岸を観察しながら石井まで下り、今度は左岸を遡りました。去りゆく夏を惜しみながら、来る秋に期待する微妙な気持ちです。

神鍋溶岩流コースマップ 
 
→ 
ダウンロード - b3e2d26b86e8baa1c279e88d81a79231.pdf

アキノノゲシ & ボタンヅル
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ヤマノイモのムカゴ & 花と種
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マルバルコウソウ & クズの実
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ヤブマメ & オオブタクサ(花粉症の元)
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ヒレタゴボウ & キツネノマゴ
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ツリフネソウ & ヒヨドリバナ
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ツルニンジン & ツクバネ
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ヤブツバキの実 & ヤマジノホトトギス
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クサギ & オトコエシ
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ススキ & 茶の花
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溶岩流の滝と淵と流れ
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ギボウシ & ツルボ
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招かれざる客(ヤマビル)
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午前中の観察の中で、右岸道でヤマビル被害にあったようです。2日前からの雨が影響したのか、足下から忍び寄ってきたのでしょう。
6人ほどが被害に遭いました。塩水や塩が有効なので、この時期は持参することをお勧めします。
弁当は但馬ドームの芝生グラウンドの観覧席に座っていただきました。涼しい秋の風に心地よさを感じました。

但馬ドーム移植地の草取り整備
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しっかり根付いたタジマタムラソウ & ミスミソウ
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  但馬ドーム森林浴ウオーキングマップ(拡大してご覧ください)
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案内板 & 館長の案内で森林浴ウオーク体験

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森林浴ウオークコースは、薄暗い森から必要な伐採をおこない半日蔭の環境を作るなど多様な植物が育ちやすい環境を目指されています。
それぞれのスポットには、シナノキ、ヒノキ、ホオノキ、コナラ、オオモミジ、アカイタヤ、ミズメなどシンボルツリーの名がつけられています。

落葉の雑木林を抜ける道は、整備が続けられ、さらに安心して利用できるようになるでしょう。但馬ドームはインドアスポーツだけでなく、ドーム周辺の森や林を活用して神鍋固有種も育て守りながら、アウトドアアクティビティの一つとして家族で利用できることを目指されています。

 






2024年9月19日 (木)

2024 家庭菜園豆類の出来は?

マメ科のものはそれなりに成長しています。

七夕豆 & 小豆
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黒鶴 & 落花生
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小豆の種をまく時期は「清正公祭」(せいしょうこうさん)の頃、つまり7月23日を目安にしています。(早いと木ばかりが大きくなって実つきが悪いとか)
近年少し早めて中旬に播いています。おかげでその後の酷暑にも耐えて大きく育っています。
一方、七夕豆は生えそろったにもかかわらず、2割程度が枯れています。かってない水不足が原因だと考えられます。

黒豆の早生品種である「黒鶴」は、6月1日の種まきで、追肥土寄せを経て順調に成長しています。
早ければ10月13日の秋祭りに間に合うかもしれません。
これから怖いのが、台風による強風で茂った茎が折れてしまうことです。杭を打ってハウスバンドを張って支えていても、大きく成長した茎には役立たなくなります。くわばら くわばら 台風退散!

一方、落花生はどんどん茂っています。葉っぱに隠れている花が咲くと根元から細長い子房が下方へ伸び、地中にサヤを作ります。落花生とはよく言ったものですね。

 

 

 

 

 

 

      

2024年9月14日 (土)

2024 庭の草花(仲秋編)

9月となると残暑とは言わず「白露」「仲秋」となるのですが、酷暑が続き今日も36度越えが確実視されます。「観測史上最も暑い9月」となるのは間違いないようです。草花も夏と秋が混ざり合って咲いています。

キバナコスモス & フヨウ
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ルドベキア & ヤナギハナガサ
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オミナエシ & ハナトラノオ
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センニチコウ & キキョウ
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アゲラタム & ブルワリア
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ノウゼンカズラ & ガウラ
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ヤブラン & オキザリス
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カセンソウ & アサガオ
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ミニトマト & ヤナギバルイラソウ
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トレニア & レインリリー
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2024年9月11日 (水)

2024 神鍋山野草9月例会(神鍋渓谷)

8月4週の例会が台風10号で中止になったことで、2か月ぶりの例会が10日に開催されました。
「白露」に入って朝晩は少しずつ涼しくなりましたが、まだまだ真夏日や猛暑日が続くようです。
そんな中でもわずかの涼を求めて、渓流や滝がある神鍋渓谷を観察場所に決めました。

春まず咲くマンサクの実 & ハグロソウ
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ミズタマソウ & ダンドボロギク
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ナツエビネ
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二つ滝 & サワオトギリ
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キッコウハグマ & イワタバコ(花後
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ミゾホウズキ & ミズタビラコ
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ホツツジ & ツルアジサイ
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キブシ & オニグルミ
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沢渡り & 二つ滝前集合写真
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ノリウツギ & クサアジサイ
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一つ滝 & アケボノシュスラン
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クズ & マツカゼソウ
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コケオトギリ & カタバミ
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今日の最高気温は36度で「熱中症アラート」が発令されました。観察路は木陰があったり、滝や渓流沿いのため少し涼しく感じられました。
久しぶりの例会とあって神鍋渓谷の観察の後、午後から有志で神鍋山麓の西面を観察しました。

次回は9月24日(火)、久しぶりに神鍋溶岩流の清滝から山宮を往復し、午後から但馬ドームに新たに設けられた林間の散策路を観察する予定です。
 

     

 

 

2024 神鍋山野草 9月例会(番外編)

10日の9月例会の午後、有志で神鍋山周辺を観察しました。火山のスコリア層が形成されていて、岩肌を触ると冷気が感じられます。この地層が原因か少し早い秋の植生が観察できます。

カラスウリ(夜開いた後) & 今夜咲くつぼみ
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イタドリ & ハシカグサ
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キンミズヒキ & ヌスビトハギ
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キツネノマゴ & ヒヨドリバナ
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ツリフネソウ & タラノキ(花)
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ゲンノショウコ(白・赤)
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アカソ & オトコエシ
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ミゾソバ & ツルリンドウ
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フユノハナワラビ & ミソハギ
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クサボタン & オトギリソウ
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2024年9月 7日 (土)

2024 不作の年

稲刈り時期ですが、今年は昨年より穫れたと言う話しを聞きます。不作よりも凶作に近いのが果物です。
富有柿が3本は花が咲いて実がつくもヘタ虫の影響で落果し残った実もすべて落ちてしまい「実の一つだに無きぞかなしき」状態です。
一昨年もそこそこになって、昨年はなりすぎで処分に困るくらいでした。

一方、スモモが3本、花ユズ1本、スダチ1本が全くといっていいほど実を付けません。スモモは初夏、スダチは夏から秋に収穫し、ユズは冬時期に実が黄色くなった物を収穫します。近所の果樹も同様な状態です。これほど実のなるものが不作の年はありません。

庭の果樹 & スダチ
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富有柿 & スモモ
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カキ、スモモ、スダチが豊作だった昨年の反動で、不作となることはあるものの、これほどとは驚いています。
天候の影響もあるのかも知れません。専門家である果樹園では、こんな話しは聞きません。
収穫量をコントロールしたり、天候に合わせた対策を打っているのでしょう。伊佐屋はもっぱら来年の福を待つのみです。

 

 

 

 

      

2024年9月 1日 (日)

Lovely PCから Reliable PCへ

ついにノートパソコンを買い換えました。7年前に買った富士通PCが満身創痍なのと、Windows10 が来年10月にサポートが切れすることもあって思い切りました。「2017ノートパソコンを買いました」「満身創痍のパソコン」← どちらもクリックしてご覧ください。

満身創痍の「Lovely」ちゃん & きときとの「Reliable」くん
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<LAVIE Direct N15(R) 価格.com限定モデル/Windows 11 Home、Ryzen 7、16GBメモリ、512GB SSD、Office H&B>
メーカー直販モデルで約10万円で買いました。7年前の富士通PCは16.5万円でした。 余計なものを削ったシンプルなもので、個人が使うなら必要にして十分な機能を備えています。
その機能から「 Reliable(頼りがいのある)」と名付けました。「きときと」は富山の方言で新鮮な、生きがいいことを表します。

伊佐屋のICT基地(当面は並行使用)
P9010012最初のPCは1994年NEC、2台目もNEC、3台目はHp、続いてDell、そして富士通 LIFEBOOK、6台目がNEC LAVIEまで20年使ったことになります。OSもWindowsからwin95、2000、XP、Vista、7、10を経験しました。喜寿を過ぎた身には、スマホを除く最後のICT投資となるでしょう。

基本設定は親戚のS君にお願いしました。
当面は並行使用してもそのうち「Reliable」君に一本化するでしょう。2007年に買い換えたとき、友人に「未練と魅力の狭間で揺れ動いています」と返事したことがありました。

新操作に慣れるか、新しい機能は?使い慣れたアプリが使えるか?データ移行などなど、これから自分流に躾けていきます。

 

 

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