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2024年10月29日 (火)

2024 衆議院議員選挙結果に思う

裏金問題の影響もあって、自公が過半数を大きく割り込むこととなりました。第2次安倍政権から続いた自民一強時代はこれで終わるでしょう。

それぞれの党が選挙を戦って結果を受けて、政策や政治姿勢で連立・連携するのが民主主義先進国のスタイルです。いろいろ問題がありながらヨーロッパ諸国はそれを体験しています。
私の一押しの党が、裏金問題や裏公認問題を暴いて、存在感を発揮した割に議席を減らし、政権批判票の受け皿になりませんでした。
今朝の朝日川柳に衆議院選をテーマにした句がありました。

・赤旗のふんどし借りて勝ち戦(三重県 毎熊伊佐男)
・共産党風を起こして飛ばされる
(埼玉県 栢野正則)

今回議席を伸ばした党は、10歳代・20歳代から30歳代に支持を受けたことが躍進の原因とされます。
裏金問題だけでなく、円安・原油高による物価の上昇は、実質賃金が上がらない働く者や高齢者や生活者にとって何より切実な問題でした。
議席を伸ばした党の生活防衛の絞ったシンプルな訴えが受け入れられたのです。
弱者の立場を守り、経済政策や国民の生活重視ではどこにも負けない共産党ですが、裏金追及で名を馳せたが故に、届きにくかったのでしょう。

また、SNSを武器にした政党・団体が、政策や政治姿勢を訴えるのに成功しました。
ホームページだけでなく、X・youtube・Instagram・Facebook・tiktokは広い年齢層の情報ツールとなりました。選挙戦術が紙媒体や電話からネット戦に移動・変化していることが明らかになりました。

国民は「手取りを増やす。」をスローガンに掲げ、公約に消費税の5%への当面の引き下げ、社会保険料の軽減、電気代の値下げなどを盛りこんだ。れいわは、消費税廃止に加えて、「季節ごとの10万円のインフレ(物価高)対策給付金」を提唱。国民は公示前の4倍の28議席を、れいわは3倍の9議席を得た。 (朝日新聞29日朝刊)

共産党田村智子委員長が記者会見で「若い世代の中に党への支持を作っていかなければならない」と述べ、立て直しを急ぐ考えを示しました。

来年には参議院議員選挙が行われます。政治改革はもちろん生活目線をより重視し、SNSを日常的に活用し、広い世代の支持獲得に力を注いでもらいたいものです。




 

 

 

 

2024年10月28日 (月)

2024 七夕豆苦戦中

まずまずの収穫だった落花生に比べて、七夕豆は悲惨な状況です。
まずは写真をご覧ください。元気がよいのは手前の2株だけで、他は実ることもなく枯れ始めています。
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この豆は20数年前から作っているインゲン豆の一種で、種苗会社では扱っていません。それぞれの農家が収穫したものから種をつないできた「伝統地場野菜」です。
マイブログに登場するのが2010年です。 七夕豆に関しては、マイブログ「伝統地場野菜 七夕豆」← をクリックしてご覧ください。

例年のごとく種を播いたのは7月20日ごろで、連日の猛暑を超えた酷暑の盛りでした。日に一度水やりしながら、欠株には再播種したりしました。七夕豆を栽培している知人に聞いてみると、一部を除いて枯れてしまったとの返事が数人からありました。苦戦しているのは私だけではありませんでした。中には「結構実がついているよ」と、差し入れてくれる親切な人もいます。
我が家は来年のために残った数本に手を付けずに種を採るつもりです。

かってない高温と水不足が原因としか考えられません。温暖化が進むにつれ、さらに厳しい栽培環境になることでしょう。
播種時期が一番暑いころなので、梅雨明け前に早めることやポット育苗でバックアップするなど、いろいろ考えてみるつもりです。






2024年10月26日 (土)

2024 落花生の収穫

5月のGWに苗づくりをして順調に育った落花生の収穫です。
伊佐屋菜園Aは小字を「土手外」と呼ぶがごとく、もとは堤外だったのが、堤防に付け替えによって堤内になりました。
砂や細かい土が堆積したので石が全くないのと水はけがよい畑です。落花生の栽培に適しています。

ポットで育苗(5月初) & 定植(6月初)2本立ち20株
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順調に生育(7月中旬) & 収穫前(10月下旬)カラス除けのネット
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収穫(10月末)花が咲いた後に「つる」が地中に潜って実をつける
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普通の豆類は花が実となる一方、落花生は花後に地面に潜った「子房柄(しぼうへい・つる)」が膨らんで実がなります。「落花生」と呼ばれる所以です。もう一つ、根に瘤のようなものがたくさんついていて、根粒菌を蓄えています。これが空気中の窒素を本体に供給する働きをしています。「豆類には窒素を控えめに施す」教えが理解できます。

茹で落花生
Dsc_0027_20241027105901収穫した落花生は土を落としたのち乾燥させて、焙烙(ほうろく)で煎って食べます。
我が家は面倒なので、ほとんど湯がいて食べます。塩味が適度にしみてほくほくした感じで美味です。湯がいて保存袋に入れて冷凍すれば、保存できます。

市場では中国産落花生がほとんどなので、「生落花生」は関東の千葉、茨城、神奈川などが国内産として出回っています。娘1が横浜に住んでいて、「生落花生」が販売されているとのこと。当然湯がいて食べると言います。関西では「生落花生」はあまり聞いたことがありません。娘1と娘2には伊佐屋野菜と一緒に送ってやります。

形の良いものは、洗わずに土だけ落として来年の種としてネットに入れて保存します。

 

   

 

2024年10月22日 (火)

2024 神鍋山野草10月例会(栃本~田の口林道)

前回は10月8日(火)例会は雨で中止になり、久しぶりの例会です。このコースは2020年の同時期(10月後半)に観察してから4年ぶりです。シカによる食害はあるものの、秋の花があちこちに顔をだしています。先に花を付けたものは、受粉によって実を結び、秋が深まると赤く色づいてきます。これは鳥たちへの合図で、鳥は動物達と違って、赤色を識別できる特技を持っているといいます。

一方美味しい実を成らし、動物たちに食べてもらうことで子孫をつなぐものもいます。
クリ・アケビなどの木の実や・ヤマイモのムカゴが目立ちました。「動物たち」にはもちろん人間様も入っているのです。

コバノガマズミ & コウヤボウキ
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アキノキリンソウ & ヤマハギ
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フユノハナワラビ & ミツバアケビ
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ヤクシソウ & イナカギク
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ナギナタコウジュ & ヒヨドリバナ
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キバナアキギリ & ゴンズイ
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センボンヤリ & アキチョウジ
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リンドウ & アケボノソウ
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ススキ & ツリフネソウ
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イブキトリカブト & アオツヅラフジ
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「塞の神 (サエノカミ)に捧げる大ゾウリと大ワラジ
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次回は11月12日(火)に午前は観察します。昼食をはさんで午後からの納会兼総会で、来年以降の会運営を話し合う予定です。









2024年10月17日 (木)

2024 庭の草花(盛秋編)

遅れて咲いた彼岸花も終わり、コスモスが目に付く時期となりました。気温25度以上の夏日が過去最高日数を記録するほど残暑が続きました。
毎年のように繰り返される、猛暑・残暑が、野菜をはじめ植物の成長にどう影響するのか心配です。

コスモス
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四季咲きナデシコ & ヤナギバルイラソウ
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ミニバラ
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フジバカマ & フヨウ
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ハナトラのオ & カセンソウ
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ミニトマト & クウシンサイの花(ヒルガオ科)
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狂い咲きのクレマチス & クレマチスの穂
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キンモクセイ & オキザリス
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キキョウ & ゲンノショウコ
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トレニア
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ブルワリア & ミズヒキ
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シュウメイギク & センニチコウ
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アサガオ & わずかに実ったスダチ
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2024年10月13日 (日)

2024 府市場区秋大祭

久しぶりに神輿渡御が行われました。前回が2018年なので6年ぶりです。秋祭りは毎年行われるも、神輿渡御が行われる大祭りは3年に1度と決められていて、2021年は本社の令和大修理の披露もかねた区内巡行がコロナ過で中止になりました。

神事 & ご神体の動座
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宮を出る神輿 & お供衆
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メインの国道 & 旧道(伊佐屋前)
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中学生中心の引きだんじり & 子供だんじり
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堤防下から帰社
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10世紀の記録「延喜式神名帳」に列せられる由緒ある伊智神社です。
現存する本社は棟札によると天和3年(1683年・4代将軍綱吉)に造られたものが、天保6年(1835年・11代将軍家斉)に再建されています。以後大正・昭和・平成、令和に修理を重ねてきました。

神輿は明治期のものが老朽化して、昭和12年に新造され、平成8年に全面的に改装されました。先祖は戦争と農村不況にあえぎながらも、村の宝であり、心の拠り所でもある神社護持に力を注いできました。
秋の晴天の下、金色に輝く神輿が白丁・烏帽子をまとった氏子によって担がれ、伊智神社旗を持つ氏子代表に続き、役員と装束に身を固めた10人の供衆が進みます。    

府市場区 御輿供衆順番
(供行列) 
神社旗・見通し・立ち傘・長刀・鉾・大鳥毛(白)・大鳥毛(黒)・天狗・白鬼・先箱(2)
(役員)
御刀(区長)・金御幣(総代2名)、御幣(隣保代表) 

一方、子供だんじりですが、団塊第2世代の我が娘たちの頃は、小学生だけで数10人を超しさらに幼児も多く、岸和田のだんじりをまねて本体前部に取り付けた長いロープを引き、スピードが出すぎて危ないので、後ろから大人たちがブレーキ綱で調整したこともありました。
今と比べて隔世の感があります。

神輿巡行風景(動画)

 

 

 







 

2024年10月 7日 (月)

運転免許更新完了

Img_20241007_0001_20241007163001 75歳を過ぎた後期高齢者の運転免許更新は、そう簡単ではありません。更新手続きの前に教習所で次の講習を受け、適正との認定が必要です。
①認知機能検査(記憶力、判断力の検査)
②高齢者講習(適性試験機材による指導、実車による指導) これらはほぼ半日かかり、検定料は8500円必要です。

このあと、誕生日近くになると運転免許更新の連絡ハガキがあり、養父市八鹿町の「但馬センター」で手続きを行います。
事前に検査や講習を修了したという証明があるので、視力検査で合格すると写真を撮って5分くらいで運転免許証がもらえます。到着したのが13時前、終わったのが13時20分でした。
ご覧のようにゴールドの帯に「優良」の文字があります。「優良」でも期間は3年と決められています。任意保険料が少し安くなるはずです。

若い時に大型免許をとっているので、視力は0.8以上であるのと、遠近感や立体感を判断する能力を測る「深視力検査」が義務付けられています。
この検査は慣れないと厄介です。やり直しを受けてやっと合格をもらいました。
大型に乗ることも二輪車に乗ることもないので『「大型」を返上して「普通」にダウングレードしたい』と言っても、「視力検査で合格しないならやむをえないが、事前の変更はダメ」と言われてしまいました。なんやかんやで名誉?の大型免許&大型自動二輪免許更新です。

高齢者による事故の割合は多いのは社会問題でもあります。でも我が家の運転手は私だけで、生活に車は欠かせないのです。衰える瞬発力と判断力を補う「サポカー」の助けを借りながら、「優良」の名に恥じぬよう安全運転に努めます。

 

 

 

 

2024年10月 2日 (水)

旅する蝶アサギマダラ

フジバカマが咲く季節になりました。アサギマダラが好む花が加陽水辺公園に育てられています。山ではヒヨドリバナの蜜を吸っている様子が見かけられます。ここは国や市が自然再生事業で整備した湿地施設で、ラムサール条約にも登録されています。コウノトリのほかカモ類やシギなど渡り鳥が飛来し滞在するそうです。

もう一つの目玉がフジバカマが大好きなアサギマダラに出合えることです。
秋には南に向かって台湾まで長距離移動することで、「旅する蝶」「渡り蝶」ともいわれます。2012年でしたか、四国の剣山に登ったときこの蝶の名前と渡りのことを知りました。


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お昼ごろで日当たりがよい道沿いでなく、山肌に近いところに2頭(蝶はこう数えるらしい)見つかりました。少しカメラに付き合ってくれた後、長居は無用とばかりに、山の方向に飛んでいきました。



   

2024年10月 1日 (火)

異常気象?(遅れて咲く彼岸花)

ふつうはお彼岸の前後に咲く花が、今年は10月に入った今満開を迎えています。

伊佐屋菜園(A)の土手 & 上郷堤防下
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異常に暑かった気温のせいでしょうか?草刈りが終わるのを待つかのように一斉に咲き出しました。
この花が咲く条件は、日平均気温が20~25度ということで、普通はちょうど秋の彼岸頃ですね。
今年は9月末になって最低気温が20度前後まで下がったので、一気に花を咲かせたようです。






   


 

  

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