第8回 出石永楽館・全国子ども落語大会
毎年出石永楽館で開かれる「全国子ども落語大会」15日の決勝を観賞してきました。今年で8回を数え参加者の範囲も広がっています。
兵庫の6人を始め北海道、神奈川、静岡、奈良、大阪、三重、和歌山、鳥取から総勢31人のエントリーがありました。
「子ども落語大会」は北海道、大阪、宮崎でも開かれているそうです。出石大会の特徴はなんと言っても、抜群の雰囲気を備える「芝居小屋永楽館」が会場であるのと、審査員が観客全員であることです。事務局の丹馬さんの言によると、審査員を呼ぶ予算がないこともあるそうです。
14日(土)に2会場に分かれて予選が行われ、翌15日に8人が芝居小屋「永楽館」で決勝戦を戦いました。
31人がエントリー & 決勝進出の8人
最年少「のりのり亭おにぎり君」 & 2位の 「たけのこ亭さと丸」さん
優勝は「薫風亭文鳥」君の「親子酒」 & 表彰式
決勝参加者全員がそれぞれ表彰を受け、副賞として「コウノトリはぐくむお米」を貰いました。
参加者一覧にあるように、古典落語の有名噺で、演目がかぶったりしてますが、それぞれ特徴のある噺に仕上げています。
持ち時間は予選10分、決勝は13分です。長い噺の筋やオチを変えることなく時間内に纏めなければなりません。
最優秀賞「薫風亭文鳥」君の「親子酒」は、酔っ払い親子の滑稽話を上手に演じて大いに笑わせてくれました。彼は第6回でも「道具屋」を演じて最優秀賞を獲得しました。
3位になりましたが最年長の「ヒレカツ亭食」君が「ラーメン屋」で、子どもには難しい人情噺をしっかり演じました。
私が投票した3人がいずれも上位に入っていました。見る目・聞く耳が長けてきた?証拠でしょう。
永楽館を拠点として出石・但馬に落語文化が根付いてきていますが、まだ空席もあります。満員の観客の前で子供たちに磨いた技を披露してもらいたいものです。
サポーター登録(3千円)すると毎年入場券と大会のDVD が送られてきます。小学1年生から中学3年生まで幅広い年代の子どもたちが覇を競うのが面白いところです。
余談ですが、今回から演技中、ストロボを使わない写真撮影が認められました。 いままでは演技の邪魔になるとの配慮だったのでしょう。 ネットやSNS全盛の時代に、情報発信に写真や映像を活用すればもっと盛り上がるはずです。
次は「第4回落語甲子園」が8月24日(日)永楽館で開催されます。
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