お天気・気象

2023年8月16日 (水)

2023 台風7号の襲来 Ⅱ

15日は早朝の豪雨から始まって、1日中強弱を繰り返しながら雨が降り続きました。
どうやら台風は自転車なみの速度でに兵庫県を北上し、豊岡方向を目指しているようです。
我が家の西側と北側の2方向は、幅1.2Mの水路(私はお堀と呼ぶ)に囲まれていて、異常なほど増水しています。
水路をオーバーフローした水が、近くの田圃にどっと流れ込んでいます。

西側水路 & 北側水路
P8150020  P8150014_20230816061601

オーバーフローして田圃へ
P8150011

上郷橋水位ライブカメラ(16:37)
P8150001一方、近くの円山川の水位も気になるところです。
円山川の水位を上郷橋付近まで見に行ったのは昔の話で、いまは府市場に設置された「ライブカメラ」を、パソコン・スマホで見ることができます。
見えにくいですが、画面左端下の水位標識の「はんらん危険水位」に、届こうとしています。

豊岡市も台風接近に伴い、風雨が強まることが予想されることから、あさ10時に自主避難所を開設しました。
16時には危険と思われる各所に避難指示(または緊急安全確保)が発令されました。
16時40分に隣の鳥取市に「大雨特別警報」が出て避難を呼び掛けています。
台風は豊岡市の南付近にいるらしいけど、17時頃になると雨も小降りになりました。
18時頃には、雨が止み峠を越したのが分かります。
さすがにお墓まいりは勘弁してもらいました。

今回と似たケースの記録がブログに残っています。
2018年7月 梅雨前線による大雨被害」 ← クリックしてご覧ください、左端の戻るボタン「←」でもと記事に帰ります。

円山川氾濫の際のハザードマップ(防災マップ)が、全家庭に配られ、氾濫しても府市場区のほとんどが最大で「床上浸水」となっていて、我が家は自宅2階に避難と決めています。

2020年隣保別防災ミーティング」 ← クリックしてご覧ください、左端の戻るボタン「←」でもと記事に帰ります。

結局この台風で、強風といわれるようなものはほとんどありませんでした。
農作物への影響は一部の田圃や畑の冠水被害はあるものの、大きな被害にはならないでしょう。

「豊岡市防災ネット」に登録していれば、14日(月)の夕方から16日の未明まで50通を超える防災情報が提供されました。
ハザードマップ、ライブカメラ、防災メールと、ネットを使って迅速かつ細やかな情報が流され、随分便利になりました。一方、高齢者など情報弱者には、各戸に配置されている防災無線情報だけが頼りです。

「備えあれば憂いなし」「天災は忘れた頃にやってくる」を肝に銘じましょう。








2023年8月15日 (火)

2023 台風7号の襲来 Ⅰ

沖縄や九州南部に被害をもたらせた台風6号と交代のように、台風7号が近づいてきました。どうやら今回は近畿直撃の模様です。

13日から墓参りに来ていた娘2と孫1ちゃんも、15日帰京の予定を1日延ばして台風が通り過ぎるのを待つことになりました。
昨年は受験生だった孫1ちゃんも春に念願の医学部合格を果たし、夏休みを利用して帰ってきました。
今年は娘1の孫2君が受験生です。神奈川で有数の進学校の全面サポートを受けて、勉強尽くしの夏休みを送っているそうです。

P8150014 朝5時20分頃から約20分猛烈な雨が降り、詰まってもないのに樋から水が噴き出し、田圃の水路が一気に増水しました。
気象レーダーを見ると真っ赤な雨雲で、これが「記録的短時間大雨」だったのでしょうか。

その後少し落ち着いたものの、夕方ごろ県北部に接近することで雨だけでなく、強風も懸念されます。
1ヶ月も雨が降らないことで、雨を待ち望んでいましたが、「過ぎたるは及ばざるごとし」となりませんように・・・。

 

 

 

   

 

2023年8月10日 (木)

2023 菜園農家の悩み 日照りと干ばつ

昔から人は自然にあがらうことができない存在でした。
天災でいえば、地震、台風・大雨・洪水が脅威となり、日照り・干ばつ・冷害による飢饉や冬季の豪雪に襲われました。
人災なら、いくさ・争いごと・火事・疫病が過去何度も人を苦しめました。

そんな苦しみから逃れるため、神仏に頼り、現世からの救いと来世の幸福を願ってきたのです。
府市場区には産土神の伊智神社、稲荷社のほかに薬師堂、観音堂、妙見堂が建てられ、地蔵尊に至っては区内に7箇所に祭られている信心深い地域です。

それはともかく、もっと身近なところでこの夏の日照りはどうでしょう。
私の住む県北部は、しっかりした雨が降った7月13日以降ほとんど雨が降っていません。
そして35度以上の猛暑日は7月22日から19日連続しています。
また8月5日の午後2時過ぎに39・4度を記録、県内の観測史上最高気温を23年ぶりに更新したと報じられました。

菜園(B)の日照り
P8100082 水田の稲作に必要な水は、蘇武や妙見、三川山など中国山地から各河川を通じて、十分に供給されています。ただ、穂から米になる期間に夜間の高温が続くと、品質を損なう乳白米が発生する可能性があります。

一方畑では、水田のように水路があるわけでなく、水分の供給はもっぱら雨に頼っています。
アズキや豆類を播いても芽が出ない、夏野菜が早々と枯れてしまうなどの被害があちこちに出ています。
我が家も豆の芽が出ず、ピーマン・サトイモも日照りで、葉が枯れ出しました。

「千日の旱魃に一日の洪水」とことわざがあります。
梅雨末期の豪雨や台風6号のように自然災害は短期間で大きな被害が出ます。雨が欲しくともそんなものに頼ることはできません。ここは神仏を頼りにひたすら辛抱辛抱です。






 

 

2023年5月16日 (火)

2023 初夏の夕陽

田植えが終わりました。西側の「伊佐屋多目的広場」から大岡山の山頂に沈む夕日が、田圃の水面にシンクロして見事です。

田植えが終わった伊佐屋田圃越しに大岡山663m山頂に沈む夕陽
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あと1ヶ月強で夏至です。夕日は大岡山の右肩に沈み、その後は蘇武岳に向かって戻って、秋分に蘇武岳と金山の間の真西に沈みます。

その後はさらに妙見山に向かい、冬至は妙見山の左肩に沈みます。蘇武岳を中心に南北に15度、妙見山と大岡山までの30度の往復が一年です。長く住んでいてやっと気づきました。特に春秋の彼岸は真西の蘇武岳近辺に沈みます。

仏教では「太陽の軌跡を人生になぞらえ、朝日が昇る東の方向に命の誕生をみて薬師瑠璃光如来に救っていただき 、夕日が沈む西の方向に命が終わる死を感じて、阿弥陀如来に迎えていただき、西方浄土に旅立つとされます」

数年前の父の日に送ってもらったアウトドア椅子を出して、ビール片手にのんびり黄昏れるのが常になりました。


2023年3月22日 (水)

2023 春彼岸の夕陽

我が家から真西は蘇武岳と△形の金山の間です。ことしは21日が中日ですが、天候の関係で22日に沈む夕陽の写真です。
冬至となると南の但馬妙見山の左肩に夕陽が沈み、夏至になると北の大岡山の右肩に沈みます。蘇武岳を中心に15度ずつ半年かけて動きます。

2022 夏至の夕日 ← <クリックしてご覧ください。 (開いた画面上左端の「←」ボタンでもとの記事に戻ります)> 

   真西に沈む夕陽(右:大岡山、左:但馬妙見山)
   P3220185

   (真西:蘇武岳と△が金山)
P3220186 P3220195
太陽が真西に沈む「お彼岸」、3月の春分の日、9月の秋分の日を中日として、その前後3日ずつの1週間をご縁とした仏教週間とされます。
太陽の軌跡を人生になぞらえ、朝日が昇る東の方向に命の誕生をみて薬師瑠璃光如来に救っていただき 、夕日が沈む西の方向に命が終わる死を感じて、阿弥陀如来に迎えていただき、西方浄土に旅立つとされます

 

 

  

2023年2月15日 (水)

冴え返り

立春を過ぎて、少しずつ暖かくなって雪解けが進みました。
伊佐屋の住む里にも雪がほとんど見られなくなり、その極めつきが12日(日)の4月並の気温でした。
「冴え返り」は春の季語で、一度春と思わせるような暖かさから、厳しい寒さが戻ってくることをいいます。「寒の戻り」も同様に使われます。
15日はまさに「返り・戻り」で、里でも数センチの積雪がありました。

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近くの香美町・兎和野高原では、48cmの積雪を記録したとラジオが伝えていて、「春、未だ遠し」といったところです。
寒気がぶりかえして寒くなったり、緩んで暖かくなったりしながらそれでも着実に春がやってきます。

小学校卒業の時、可愛がっていただいた先生が、「冬来たりなば、春遠からじ」と書いた色紙を渡してくれました。「雪が溶けたら水になるのではなく、春になるのだよ」と言いながら・・・。

 

 

   

2023年1月26日 (木)

2023 大寒波

今年に入って初めての積雪が約25cmです。西日本に大寒波被害が出ています。
JRの大混乱も「想定はしていたけれどもそれ以上の寒波」と言い訳しています。
あれだけ「この冬一番」「十年に一度」「超一級」と警戒されていたにもかかわらず、電車の運行停止や高速道路を始めとする大渋滞、立ち往生が発生しています。

妙見・蘇武・神鍋・大岡山に繋がる山々
P1260002 

万場・奧神鍋スキー場
P1260009今回の寒波で但馬は最低気温はマイナス4度~6度を記録しています。
道路は除雪が進んでいますが、道路の多くはテカテカに凍り付いています。
26日は朝からお日様も出てきました。雪国ならではの美しい光景です。

カニシーズンの但馬にとって、JR特急の運行取りやめは城崎温泉など観光地に打撃を与えました。
一方、雪に恵まれてさっそく営業開始は鉢伏や神鍋高原の各スキー場です。
「あちら立てればこちらが立たぬ」のです。

 

 

 

    

2023年1月25日 (水)

2023 初積雪

新年に入っても雪なしが続き、奧神鍋スキー場もゲレンデを絞って営業していましたが、ついに16日(月)から休業となりました。
「この冬一番」「十年に一度」「超一級」と形容された寒波がやってきました。
新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」や映画の題材とされた、日露戦争前の陸軍の耐寒訓練で多くの兵士が八甲田山で犠牲になった日が、1月24日でした。
昨日24日(火)の午後から台風並みの風で吹雪となり、気温は降下し日中でもでもマイナス2度を記録しました。
雪の備えはしていても、水道管の凍結防止処置や昼からの雨戸閉鎖は滅多にありません。
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豊岡市による除雪に基準は15cm以上なのとまだ降り続いているので、20cm~30cmの積雪となるのでしょう。
昨日の段階から積雪を見込んで、奧神鍋スキー場は25日からの営業開始を決めています。アップ神鍋や万場スキー場は26日から営業開始です。
予報では警報は午後まで、少しづつ落ち着くものの、27日は冬型が強まり雪とのこと、「山にしっかり、里にちょっぴり」の願いは叶うでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

2023年1月11日 (水)

冬の但馬の快晴

山陰の冬には珍しい快晴です。
昨日の夜から空は星がきらめいていました。
朝は予報通りの快晴、放射冷却で冷え込み薄氷りが張っています。

妙見山~蘇武岳~大岡山までのパノラマ & 右は奧神鍋高原スキー場
P1110001    P1110006

南:但馬妙見山 & 西:蘇武岳(白いのが山頂)
P1110003 P1110007
以前気象予報士が、放射冷却のことを「雲のお布団がない状態です」といっていました。
布団がなければ冷え込むのが道理です。

地上に湿気が多い場合は霧が、川に近いところは川霧が発生します。
盆地の中心に位置する旧豊岡市内は、霧が晴れて日が差すのが11時頃になる時もあります。










 

 

 

  

2022年12月18日 (日)

2022 初積雪

このシーズン一番の寒波が初積雪5~6cmをもたらしました。
3日前にも屋根にうっすらと積もりましたが、実質初めてです。

東:玄関側 & 西:田んぼ側
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昨年の初雪も同じ12月18日で、2~3cmでした。
お昼になっても気温が低く、溶けないので明日にかけてさらに積もりそうです。

道の駅かんなべ高原の積雪は20cmです。「アップかんなべスキー場」の営業は24日が予定され、「安全祈願祭」が行なわれました。


 

 

   

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