冴え返り
立春を過ぎて、少しずつ暖かくなって雪解けが進みました。
伊佐屋の住む里にも雪がほとんど見られなくなり、その極めつきが12日(日)の4月並の気温でした。
「冴え返り」は春の季語で、一度春と思わせるような暖かさから、厳しい寒さが戻ってくることをいいます。「寒の戻り」も同様に使われます。
15日はまさに「返り・戻り」で、里でも数センチの積雪がありました。
近くの香美町・兎和野高原では、48cmの積雪を記録したとラジオが伝えていて、「春、未だ遠し」といったところです。
寒気がぶりかえして寒くなったり、緩んで暖かくなったりしながらそれでも着実に春がやってきます。
小学校卒業の時、可愛がっていただいた先生が、「冬来たりなば、春遠からじ」と書いた色紙を渡してくれました。「雪が溶けたら水になるのではなく、春になるのだよ」と言いながら・・・。