お天気・気象

2023年2月15日 (水)

冴え返り

立春を過ぎて、少しずつ暖かくなって雪解けが進みました。
伊佐屋の住む里にも雪がほとんど見られなくなり、その極めつきが12日(日)の4月並の気温でした。
「冴え返り」は春の季語で、一度春と思わせるような暖かさから、厳しい寒さが戻ってくることをいいます。「寒の戻り」も同様に使われます。
15日はまさに「返り・戻り」で、里でも数センチの積雪がありました。

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近くの香美町・兎和野高原では、48cmの積雪を記録したとラジオが伝えていて、「春、未だ遠し」といったところです。
寒気がぶりかえして寒くなったり、緩んで暖かくなったりしながらそれでも着実に春がやってきます。

小学校卒業の時、可愛がっていただいた先生が、「冬来たりなば、春遠からじ」と書いた色紙を渡してくれました。「雪が溶けたら水になるのではなく、春になるのだよ」と言いながら・・・。

 

 

   

2023年1月26日 (木)

2023 大寒波

今年に入って初めての積雪が約25cmです。西日本に大寒波被害が出ています。
JRの大混乱も「想定はしていたけれどもそれ以上の寒波」と言い訳しています。
あれだけ「この冬一番」「十年に一度」「超一級」と警戒されていたにもかかわらず、電車の運行停止や高速道路を始めとする大渋滞、立ち往生が発生しています。

妙見・蘇武・神鍋・大岡山に繋がる山々
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万場・奧神鍋スキー場
P1260009今回の寒波で但馬は最低気温はマイナス4度~6度を記録しています。
道路は除雪が進んでいますが、道路の多くはテカテカに凍り付いています。
26日は朝からお日様も出てきました。雪国ならではの美しい光景です。

カニシーズンの但馬にとって、JR特急の運行取りやめは城崎温泉など観光地に打撃を与えました。
一方、雪に恵まれてさっそく営業開始は鉢伏や神鍋高原の各スキー場です。
「あちら立てればこちらが立たぬ」のです。

 

 

 

    

2023年1月25日 (水)

2023 初積雪

新年に入っても雪なしが続き、奧神鍋スキー場もゲレンデを絞って営業していましたが、ついに16日(月)から休業となりました。
「この冬一番」「十年に一度」「超一級」と形容された寒波がやってきました。
新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」や映画の題材とされた、日露戦争前の陸軍の耐寒訓練で多くの兵士が八甲田山で犠牲になった日が、1月24日でした。
昨日24日(火)の午後から台風並みの風で吹雪となり、気温は降下し日中でもでもマイナス2度を記録しました。
雪の備えはしていても、水道管の凍結防止処置や昼からの雨戸閉鎖は滅多にありません。
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豊岡市による除雪に基準は15cm以上なのとまだ降り続いているので、20cm~30cmの積雪となるのでしょう。
昨日の段階から積雪を見込んで、奧神鍋スキー場は25日からの営業開始を決めています。アップ神鍋や万場スキー場は26日から営業開始です。
予報では警報は午後まで、少しづつ落ち着くものの、27日は冬型が強まり雪とのこと、「山にしっかり、里にちょっぴり」の願いは叶うでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

2023年1月11日 (水)

冬の但馬の快晴

山陰の冬には珍しい快晴です。
昨日の夜から空は星がきらめいていました。
朝は予報通りの快晴、放射冷却で冷え込み薄氷りが張っています。

妙見山~蘇武岳~大岡山までのパノラマ & 右は奧神鍋高原スキー場
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南:但馬妙見山 & 西:蘇武岳(白いのが山頂)
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以前気象予報士が、放射冷却のことを「雲のお布団がない状態です」といっていました。
布団がなければ冷え込むのが道理です。

地上に湿気が多い場合は霧が、川に近いところは川霧が発生します。
盆地の中心に位置する旧豊岡市内は、霧が晴れて日が差すのが11時頃になる時もあります。










 

 

 

  

2022年12月18日 (日)

2022 初積雪

このシーズン一番の寒波が初積雪5~6cmをもたらしました。
3日前にも屋根にうっすらと積もりましたが、実質初めてです。

東:玄関側 & 西:田んぼ側
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昨年の初雪も同じ12月18日で、2~3cmでした。
お昼になっても気温が低く、溶けないので明日にかけてさらに積もりそうです。

道の駅かんなべ高原の積雪は20cmです。「アップかんなべスキー場」の営業は24日が予定され、「安全祈願祭」が行なわれました。


 

 

   

2022年12月 3日 (土)

2022 冬の始まり

12月から2月まで、季節は冬となります。
待ちかねたように初雪の知らせです。
まず、初日に兵庫県最高峰である氷ノ山の初冠雪が報告されました。豊岡市内最高峰である蘇武岳や神鍋連山もうっすら冠雪したとの報告がありました。

1日朝の神鍋高原(愛でる会グループLINE、I 氏の投稿)
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2日になると神鍋山に積雪があったことが麓から確認ができたのと、近くのが法沢山や床ノ尾山など600m超の山頂が白くなりました。
昔から「妙見山や蘇武岳に雪が二度降ると、次は里にくる」との言い伝えがあります。

蘇武岳と奧神鍋スキー場(府市場から)
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昨年の初雪は12月18日でした。→ 「2018年初雪」 ← クリックで記事へ

今年は先ず一回目、中旬には初雪が訪れます。
スノータイヤへの交換、植木の屋内への取り込み、庭の木々の冬養生など始める時期となりました。

 

 

  

2022年6月22日 (水)

2022 夏至の夕日

夏至といえば、1年の中で昼の長さがもっとも長い日です。
古来中国から伝わった暦「二十四節気」の夏の節気の1つで、昔は農作物の種まきや収穫など農業の目安として使われてきました。
伊佐屋家の西側は高生平野(国府平野)が広がり、大岡山・神鍋・蘇武連山までずっと見渡せます。
幸い昨年に続き、夕方には晴れ模様となり、沈む夏至の夕日を眺めながら、デッキチェアに座ってアルコール片手に黄昏れました。

2021 夏至の夕日 ← クリックでどうぞ! ((画面上左端の「←」ボタンで記事に戻ります)

     西に広がる高生平野と大岡山・神鍋山(5月2日)
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2022年夏至の夕日
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神戸の日の出は4時47分、日の入りは19時16分で、昼の長さは14時間29分です。
我が家から大岡山の右肩に沈んだのは、18時57分でした。
以前も記事にしましたが、蘇武岳と金山の間・真西に沈むのが春分と秋分、冬至は但馬妙見山の左肩、そして夏至は大岡山の右肩に沈みます。真西からそれぞれ30度ズレるのです。また、北半球ではこの日に太陽の位置が最も高くなります。
季節の変わり目を昼の長さだけでなく、夕日の沈む位置や南中高度と合せて考えるようになりました。
    
     伊佐屋裏庭から見る各季節の日の入り位置
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夏の短い北欧では「夏至祭り」として、国を挙げてお祝いするといいます。
四季がはっきりした農業国日本では、作物の作付けの目安となる春分と秋分が大事な季節行事とされ、夏至や冬至はさほど重視されていません。この頃は梅雨入りとなり、そちらの方が興味関心事なのかも。
仏教国日本にとっても、東の薬師如来・東方浄瑠璃に現世を助けられ、西方浄土の阿弥陀如来に来世を頼む方が大切なのでしょう。

 

 

 

   

2022年2月26日 (土)

雪国の知恵 耕耘除雪機ミニ

膝と腰を手術して、動きに難がある私の楽しみは温泉入浴です。
回数券を買って、隣町にあるY温泉に週2度程度通っています。
特に腰から下をゆっくり暖めてストレッチを入念に行ないます。

そこで見つけたのが、ミニ耕耘機(管理機)に特製のアタッチメントを付けた除雪機です。
機種は三菱の「マイボーイ60」、6馬力で家庭菜園にもってこいのサイズです。
伊佐屋も30年以上前から使っていて、今の機種で2代目です。
トラクターに除雪板を付けて利用するのはよくあることですがミニ耕耘機は珍しい。
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持ち主にお聞きすると、ネットで本体を購入して、これまたネットでアタッチメントを調べて、近くの鉄工所に作ってもらったそうです。
両方併せて10万円程度で、30cm程度の雪なら除雪可能で、4~5年使えば元が取れるのと、冬以外は家庭菜園で使うとのこと。

私も本体が同機種なので考えてみました。
我が家の周囲は隣家がある南以外の3方が広がり、西と北は庭で、お堀(実は農業用水路)に囲まれていて除雪は不要です。
唯一玄関やガレージがある道路に面する東側は、交通量も多く、除雪は豊岡市がやってくれます。その後の盛り上がった部分を取り除く作業は1時間もかかりません。
ということで、マイ耕耘機「 izayamiki2号」への導入は不採用となりました。
便利でも使う機会がなかったのです。

 

  

2022年2月22日 (火)

2022.02.22

やたら2が続く日で、猫の日だとか。
人に「犬派」と「猫派」があるなら、私は断然「犬派」です。
今まで飼った犬は、コロ、晋平、ハルですが、30年以上一緒に暮らしてきました。
猫は大嫌い。近くの野良猫がゴミをあさるのを見ると、雪玉を投げつけてやります。

今朝の積雪
Dsc_0612_202202221003012022年の冬も峠を越し、今週末から暖かい日が続く予報です。3日前から20cm以上積もった雪も消えるスピードが速くなりました。今朝も数センチ積もりましたが除雪と言えるようのものではありません。
簡単ななぞなぞで「雪が溶けると何になる?」があります。雪国の住民ならすぐ正解がでます。
2月も末になると「降れども積もらず」となるでしょう。
少し甘いかな?

 

 

 

 

 

 

     

2022年2月 6日 (日)

2022 立春寒波

クリスマス寒波に続いて、立春を過ぎて強烈な寒波がやってきました。
何度か降った雪も積もらず、日陰にあった雪も無くなったと思ったら、この冬一・二番の積雪です。4日夜から降り始め、5日に約20cm、夜から朝にかけてさらに15cmほど積もりました。

正面:東側 & 中庭南側
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裏庭 & 西から我が家を望む
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例によって庭木に降り積もった雪を払い落とし、玄関までのアプローチと勝手口から人が抜ける通り道だけの除雪です。
ガレージも車を使う予定がないので、そのままにしておきます。

ところで、兵庫の日本海側、但馬に生まれ育った私は、高校を出て山陰にある島根大学で学びました。つまり22年間は雪国で生活しました。
天気予報があるわけでなく、ラジオやテレビも見ることなく、恥ずかしながら、12月から2月の冬時期は多少差があるものの雨か雪が多いと思っていました。

就職して大阪に出てくると、なんと冬に雨が降るのは月に2回あるかないか、いつも太陽が出ているのに驚きました。地理の不勉強でした。
当然雪はちらつくことはあっても積もることはありません。
そのかわり、日が落ちてから風が冷たく、寒さは雪国も顔負け、半端ではありませんでした。

その後家族を連れてUターンしたものの、冬になり気象情報を見る都度損した気になる私です。

もうひとつ雪国の話題です。雪道で転ぶ女性を見ると、「ああ、他所から嫁に来た人だな」と判断するそうです。そういえば岡山県南部育ちの嫁さんも、2~3年経つと転ばなくなりました。

 

 

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