国府物語

2023年9月18日 (月)

4年ぶりの「頼光寺寄席」

「笑いは健康のもとです。お寺をもっと身近に感じて、足を運んでいただきたい」坂口憲倫住職のご挨拶で、4年ぶりの「頼光寺寄席」が開催されました。今年は4年ぶりが多いことですね。
頼光寺さんについては、伊佐屋三木のblog「紅葉の名所 植村直己ふるさと公園」← クリックしてご覧ください。
(画面上部の左端 「」 ボタンで元の記事に戻れます)

会場は本堂・住職のご挨拶
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春乃そよかぜさん & トリは、春歌亭丹馬師匠

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たんたん落語会4人の皆さんの熱演で、最初は控えめの笑いから、久しぶりの大笑いに変わっていきました。
4年ぶり、稲刈り時期、午後3時開催もあってか、お客は多いとは言えませんが、継続することで増えてくるでしょう。

春乃そよかぜさんは、去年の「出石永楽館・全国子ども落語大会」において「隣の桜」を演じ、最優秀賞(第1位)を、今年高校生になって「出石永楽館:第2回落語甲子園」で、「鷺とり」を賑やかに演じて豊岡市長賞(3位)を受賞しました。
あとの皆さんはそれぞれ大学で勉強のかたわら、落語研究会(オチ研)で芸を磨かれれたとお聞きしています。

この日は「敬老の日」ということで、たんたん落語会さんは、豊岡市内や香美町小代区に続いて3回目の出演で大忙しだったそうです。
「笑いが免疫力をアップする 」「笑って元気に! 笑いは副作用のない薬です」をモットーに、敬老会、女性会、老人大学、PTA活動、人権講演会、文化祭などさまざまな集まりに笑いを届けられています。

春歌亭丹馬のホームページ」 ← クリックしてご覧ください。





2023年4月 5日 (水)

年年歳歳花相似たり

年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」(唐詩選)
毎年毎年、花は同じように咲くが、人の身は変わって同じではないという意味
(ことわざ・慣用句の百科事典)

国府桜づつみの桜が満開を過ぎて、花吹雪が見られます。
2日(日)の「国府コミュニティ主催 観桜会」では、今年も多くの花見客で賑わったそうです。

中段から南方向 & 北方向
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花越しに蘇武・神鍋連山 & ふれあい公園
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画面上の天端は舗装された歩(ある)キングコース
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近くの畑のモモとナシの花
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堤防補強を兼ねて、内側の法面を広く取り、サクラのほか様々な花木が植えられていて歩行者を楽しませてくれます。
府市場伊智神社から西芝樋門までの1500mを、春・夏・秋・冬の4ブロックに分け、各種サクラ・モミジなど約2,200本、芝生約2.300㎡が植えられています。

春ブロック : アセビ・サツキ・ヤマブキ・ツツジなど
夏ブロック : クチナシ・アベリア・ウツギなど
秋ブロック : ハナカイドウ・ドウダンツツジ・ハギなど
冬ブロック : ウメ・サザンカ・ツバキなど

ゆったり流れる円山川の上郷橋の河畔林を、さらに歩きながら四方を眺めると、南から進美寺山、須留岐山、高竜寺岳・法沢山、大師山、三開山、剣蛇ヶ岳、西へ矢次山、大岡山、神鍋山、蘇武岳、妙見山など東但馬の山々が見渡せます。

2014年4月3日 伊佐屋三木のblog 「国府花街道 桜堤コース」 ← クリックしてご覧ください。10年近い年を経て、「花相似る」も樹が随分と大きくなりました。
 

 

 

  



2023年2月18日 (土)

植村直己冒険賞に野村良太さん(続)

今日の新聞に、植村直己冒険賞を受賞した野村良太さんの記事が載っています。

   しんぶんA(2月18日総合版)クリックで拡大します
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こちらの記事も、野村さんの人柄や冒険の動機がよく表現されています。
コロナウイルス感染も静まりつつあるので、6月3日の授賞式の夜には、出身地国府地区の住民の手作りのお祝い会が3年ぶりに開かれることでしょう。

 

   

 

  

2023年2月17日 (金)

植村直己冒険賞に野村良太さん

第27回受賞者が発表され、登山家でガイドの野村良太(28歳)さんが選ばれました。

私の住む町で植村直己さんの出身地である豊岡市がふるさとの兵庫県豊岡市が世界を舞台に活躍する冒険家に毎年贈っていて、植村さんがマッキンリーで消息を絶った2月に発表されます。
今年も植村さんの母校明治大学紫紺館で記者発表され、同時に母校府中小学校で5年生らが集まり、東京とテレビ電話中継されました。

    朝日新聞但馬版記事(2月17日)
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北海道の成り立ちは大陸から分かれた東側の北米プレートが、西側のユーラシアプレートにめくれ上がるように乗り上げて、日高山脈を造りだしたと聞いています。それによって、西部と東部に大きな地理的違いが生まれました。

評価されたのは、北海道の背骨ともいえる北の宗谷岬から南の襟裳岬までの分水嶺を、冬季単独縦断する冒険です。
「世界を舞台に活躍する冒険ではない、北海道での活動が認められて嬉しい」とは野村さんの弁です。
6月3日に豊岡市日高町で授賞式と講演会が行なわれる予定です。




    

2022年4月10日 (日)

櫻・桜・さくら・サクラ・Sakura

満開だった国府桜づつみの桜 が散り始め、時折吹く優しい風に「花吹雪」が舞っています。
4月7日の神戸新聞但馬版に国府桜づつみの桜が掲載されたこともあって、多くの花見客が訪れています。
出石城や清滝の桜も見事ですが、ここの良いところは・・・・・

・20年を超す330本の桜のトンネルが楽しめる。
・車の通行がなく、安心して片道1.5㎞の長い桜並木をウオーキングできる。
・特に中段はシートを広げて弁当を食べるのに最適である。
・各所に駐車場が整備され、期間中は中央下水処理場のトイレが使用できる

花吹雪舞う国府桜づつみ
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< 桜 名言集 >

● 年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず 
   (唐詩選)
● 世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
   (在原業平朝臣)
● 願わくは花の下にて春死なん、その如月の望月の頃
   (西行法師)
● 花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは・・咲きぬべきほどの梢、散り萎れたる庭などこそ、見所多けれ (徒然草 137段)
● 明日ありと思う心の仇桜、夜半に嵐の吹かぬものかは
   (親鸞聖人)  
● 散る桜 残る桜も 散る桜
   (良寛和尚)
● 花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ
   (漢詩 井伏鱒二訳)
● 世の中は、三日見ぬ間の桜かな
   (大島蓼太)
● ♪桜の花の下で見る夢にも似てる人生さ・・♪
   (石原裕次郎 我が人生に悔いはなし 二番)
● 春は夜桜、夏には星、秋に満月、冬には雪。それで十分酒は美味い
    (比古清十郎/るろうに剣心)


 

 

   
     

2022年4月 6日 (水)

2022 こくふ桜づつみ満開です

連日20度近い好天の中、国府ふるさと公園や府市場伊智神社から中央浄化センター、西芝樋門までの3kmの桜が満開を迎えました。
合併前の日高町が1999年に堤防補強と憩いとふれあいの場として桜や紅葉を中心に植えました。
20年を過ぎると桜も大きくなり、サトザクラやソメイヨシノが開花すると桜のトンネルが出来上がっています。

レンギョウ & コゴメバナ(ユキヤナギ)
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ふれあい公園には家族連れと高齢者施設の方も
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神鍋・蘇武の連山 & ウオーキングコース
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中段から桜のトンネル
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堤防補強を兼ねて、内側の法面を広く取り、様々な花木が植えられていて利用者を楽しませてくれます。
府市場伊智神社から西芝樋門までの1500mを、春・夏・秋・冬の4ブロックに分け、各種サクラ・モミジなど約2,200本、芝生約2.300㎡が植えられています。

春ブロック : アセビ・サツキ・ヤマブキ・ツツジなど
夏ブロック : クチナシ・アベリア・ウツギなど
秋ブロック : ハナカイドウ・ドウダンツツジ・ハギなど
冬ブロック : ウメ・サザンカ・ツバキなど

ゆったり流れる円山川の上郷橋の河畔林を、さらに歩きながら四方を眺めると、南から進美寺山、須留岐山、高竜寺岳・法沢山、大師山、三開山、剣蛇ヶ岳、西へ矢次山、大岡山、神鍋山、蘇武岳、妙見山など東但馬の山々が見渡せます。


2022年2月13日 (日)

こくふ桜づつみからの山並み

久しぶりに日が差す雪の朝、「こくふ桜づつみ歩キングコース」から西に広がる山並みです。
どちらも左から、但馬妙見山1139m・蘇武岳1074m・大岡山662mで、画像にありませんが、さらに北へ矢次山568m・但馬空港へと続きます。
中央から右付近の太い雪筋が、奧神鍋スキー場です。

ゆったり流れる円山川の上郷橋付近の1kmにわたる河畔林が、川を挟んで東方向は、進美寺山361m・須留岐山450m。
上郷や中筋の山が邪魔をしていますが、桜づつみを移動するにつれて、床尾山843m・大師山・東里ヶ岳664m・高竜寺ヶ岳697m・法沢山644m・三開山202m・剣蛇ヶ岳422mそして来日岳567mまで但馬北東部のほとんどの山々が望めます。

     中央浄化センター付近から(手前はソーラーパネル基地)
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     府市場伊智神社付近から
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桜づつみの堤防はアスファルト舗装がしてあります。車の通行は禁じられていますが、堤防直下の堀、野々庄、西芝に駐車場所が設けられていて、ここに停めてウオーキングと景色が楽しめます。

マイブログ記事 「桜づつみ 春」 ← クリックしてご覧ください。
   〃    「こくふ花街道 桜づつみコース」 ← クリックしてご覧ください。

※ どちらも画面左上の戻るボタン「←」で元の記事に戻れます。

 

 

     

2022年1月23日 (日)

冬の蘇武岳・神鍋山・大岡山

桜堤から眺める冬の蘇武岳・神鍋山・大岡山
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蘇武岳上部は樹木がないので、積雪の時は白い皿を伏せたように見えるのが山頂です
ということは山頂から伊佐屋も含む国府の町並みが見えます。

国府桜づつみ歩キングコース & 桜並木

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堤防補強を兼ねて、内側の法面を広く取り、様々な花木が植えられていて利用者を楽しませてくれます。
春は梅に始まり、ツバキ・アセビ・ユキヤナギ・レンギョウ・ソメイヨシノ・八重桜・ドウダンツツジ・ボケ・クチナシ・アジサイ秋にはハギ・桜の間に植わっているモミジが、紅葉を楽しませてくれます。
ゆったり流れる円山川の上郷橋の河畔林を、さらに歩きながら四方を眺めると、南から進美寺山・須留岐山、高竜寺岳・法沢山、大師山、三開山、剣蛇ヶ岳、西へ矢次山・大岡山・神鍋山・蘇武岳・妙見山など但馬の山々が見渡せます。
自宅近くを流れる円山川の上郷橋から西芝水門まで、絶好の散歩コースで、ここから眺める景色が大好きです。

片道3.5kmで上郷橋から往復すると7kmの「豊岡市歩キングコース」に指定されています。

 

 

 

2022年1月13日 (木)

承久の乱 オトウマツリ(婆焼き) 

通称「婆焼き」と称され、4月14日(旧暦3月14日)に、松を立て周囲を竹で囲いお鉢を作り、上部に老婆に見立てた人形を縛り付けて、焼き捨てるという珍しい火祭りが行われます。

今もこの伝統を受け継いでいるのは国府地区松岡区だけで、「お柱まつり」と呼ばれ、村を二分してそれぞれ隔年で当番を担当しています。

祭りの由来は、・・・
但馬(豊岡市高屋)に雅成親王(後鳥羽上皇第四皇子)が流刑となり、その後を追って、雅成親王の妻、幸姫が京の都からやってきました。その時、幸姫は懐妊の身で急に産気づき、この地で王子を生み落としました。しかし、産後のひだちが悪く、一刻も早く親王のところまで行きたいと、ある老婆に「高屋まであと何日かかりますか」とたずねたところ、老婆は意地悪く「高屋まで九日通る九日市、十日通る豊岡、その先は人を取る一日市で、合わせて20日はかかる」と答えました。 これを聞いた幸姫は、「3日歩けば気力が尽きてしまうほどなのに、これ以上到底生きる望みがありません」と、王子を残し円山川に身を投げてしまいました。
 その後、毎年洪水が起き、村人を苦しめたため、その霊を祀ったのが始まりと伝えられています。竹と藁で鉢型の土台を作り、その上部に「御柱松(おたいまつ)」を立て、老婆に見立てた藁人形をくくりつけ、焼き捨てるという奇祭です。』(但馬の百科事典より)

         松岡婆焼き(2014年撮影)
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乱後、破れた後鳥羽上皇は隠岐島、順徳上皇は佐渡島にそれぞれ配流されました。
後鳥羽上皇の皇子の雅成親王(六条宮)、頼仁親王(冷泉宮)も但馬国、備前国へ配流され、雅成親王の但馬配流にまつわる史実を起源としているのが、婆焼き伝説です。

もともと将軍源実朝が暗殺された直後、鎌倉幕府から雅成親王を次期将軍に迎えたいとする要請が出されますが、後鳥羽上皇はこれを拒絶します。
「歴史のIF」が許されるなら親王は4代将軍として朝廷と鎌倉幕府の橋渡し役になられたかも知れません。いずれは両者の衝突は避けられなかったでしょうが・・・・・。
それでも後鳥羽上皇の死後に幕府から親王の赦免が出された記録が残っています。

春先の気候でこの時期には、強い南風が吹いたり、円山川に水害が多く発生することに対する安全と豊作を願う「火祭り」が、故事を元にした祈りに変わったという説もあります。

かっては上郷・土居・府市場・野々庄・芝の各区でも同様な行事がありましたが、僅かに伊佐屋の住む府市場区が「お塔まつり」として残っていて、我が伊佐屋もその講の一員です。
府市場で続けられた「お塔まつり(婆焼き)」も、令和元年を期に「お塔講」を解散しました。
これは別の機会に記事にします。
   
  
  

2022年1月10日 (月)

鎌倉殿の13人と但馬

9日からNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まりました。
あいにく山歩きグループ「TeamF1b」の新年会と重なり見逃しましたが、今週土曜日の再放送に期待します。
便利な世の中になったもので、朝ドラなど再放送以外に一挙放映もあるようで、一体視聴率とはどんな意味があるのかと疑問を持ちます。

ドラマの主人公となる両雄、北条義時と後鳥羽上皇の争いのクライマックスは「承久の乱」ですが、御家人13人衆も大きな役割を果たします。
「新撰組!」、「真田丸」に続き、大河三作目の脚本は三谷幸喜さん、「基本的に史実に忠実なんです。史実ではっきりしない部分を想像力でまかなうのです」と話されています。
想像力の中に三谷さん得意のユーモアを含むエンターテイメント性を持たせてくれるのを期待しましょう。

ところで、「承久の乱」に関わる史実をもとに、豊岡市いや国府地区に今なお引き継がれている行事が残っています。
つい2年前には伊佐屋もかかわっていました。それはまた別の機会に・・・・・。





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