我が家に今ある果樹は、屋敷内に柿3本、スダチ1本、スモモ2本、サクランボ1本、芝寺の菜園Bにはスモモ、ハナユズ、アサクラサンショがあります。
過去にキウイフルーツ、ブドウ、ポポー、キンカン、モモ、ユスラウメ、オオグミ、ナツメ、コウメがありましたが、枯れたり都合で処理したりしました。
芝寺のスモモが大きくなって、菜園Cへの出入りの邪魔になったり、近くの墓地の迷惑になるので伐採することにしました。
とりあえず、家庭用のチェーンソーで可能な部分を切って、他は元森林伐採のプロにお願いするつもりです。
30年以上かかって大きくなったものが、簡単に始末できないことは当然です。スモモは燻製チップにも使えるので一部利用するつもりです。
伐採前(手前がサンショ、奥がハナユズ)

伐採後

作年は思わぬ苦戦でほとんど取れませんでした。種まき時期の高温少雨に心配させられましたが、彼岸を迎えるにあたって順調に成長し、花を随所につけてきました。

七夕豆という名がついていて、人に聞くと播種時期は7月の七夕時期から、8月初めまでいろいろです。いわゆる「夏まき秋どり」のつるありインゲンで、7月から8月初めまでに播けばいいのです。他の豆類と連作すると、立ち枯れたり、樹勢が落ちるなど障害が出るので、3年は間を置くことが求められます。
若サヤは柔らかくて風味があり、湯がいてショウガ醤油につけたり、卵とじにしたり、てんぷらにしても美味しくいただけます。
在来種として各地で引き継がれてきて、種はどこの種苗店でも売っていません。
栽培に失敗すると近くの農家さんから種を融通しあって、長く引き継がれてきました。農家の知恵、助け合いによる伝統地場野菜の「バックアップ」が昔からなされてきたのです。
暑い日が続いて生育が早まって9日午後稲刈り、10日朝に籾摺りが終わりました。
天候の加減かやけに稲が倒れているのが目立ちます。「稲がよく実っている」→「頭が重い」→「倒伏しやすい」ということらしいです。茎が伸びすぎて倒れることもあるそうです。もともとコシヒカリは「コケヒカリ」と揶揄されるほど倒れやすいといいます。
我が家は後期高齢者になってから15㎏袋に入れています。30㎏はとても持てません。
去年より2袋多く獲れたと喜んだけど、これが平均値だそうです。4月から始まった伊佐屋のコメ作りは10日で終了です。
令和7年産コシヒカリ
農協の概算金(買い入れ前渡金)が、30㎏で15,000円、去年より約5割アップしてるから、農家はやっと米作りが続けられるとほっとしています。
1反にも満たない極小規模農家の我が家は、娘たちと3家族ですべて自家消費しているので、市場価格とは全く無関係です。
ところで、今年のコメは絶対下がらないと思います。流通の目安となるJA概算金(仕入れ値)が、30㎏で15,000円ならキロ500円、諸経費や卸・小売りを経るとキロ900円程度となるはずです。民間業者はそれより高く仕入れるので、仮に流通経路や利幅を縮めても同様です。弁当やおにぎりが安くなることは難しいでしょう。
消費者の選択肢は、値が張る銘柄米か、一等米とそれ以外の規格品を混ぜたブレンド米か、安いが多少違いが出る輸入米か、まだ残っている令和6年産以前の割安な古米か、どれかを予算に応じて買うことになりますね。
水不足が苦手な野菜の代表格にショウガとサトイモがあります。
どちらも、3日に1回程度水やりをします。水は我が家に沿って北と西に流れている約1mの用水路から運ばなければなりません。これが結構な作業となり、最近は車で畑の横まで運びます。
寒冷紗で遮光したり藁を敷き、マルチ掛けして渇水対策

普段は一時期の対策だったのが、7月から2か月続いています。こうなったら根競べです。
早朝畑に出て水やりしたり雑草を取ったりして、10時には「トレセン」で運動して、午後はエアコンで暑さをしのぎ読書、夕方また畑に出て、夜は頑張ったご褒美にお酒をいただき1日が終わります。
7月に続き8月も旱(ひでり)が続きました。
キュウリは素人でも2回栽培でき、初回はGW頃に苗を買って植えます。2回目は1回目がくたびれる頃に収穫できるよう7月初~中頃に種を播きます。
今年は少し遅れて種を播いたところ、6本のキュウリから毎日10本程度収穫できます。
日照りで水不足は、水分で構成されているようなキュウリにとって特に厳しい環境ですが、2日に1回水やりして応援します。
今朝の収穫 & キュウリ
物価高の折から、野菜も相当値上がりしているようです。自給Onryの農家でさえも苦労しているのですから、専業農家さんのコメ・野菜づくりに大きな被害が出ているでしょう。
物価高は米価や極端な円安にみられるような失政と、酷暑・渇水も原因です。
気象庁は今年の夏(6~8月)の全国の平均気温は平年より2・36度高く、統計のある1898年以降で最も暑かったと発表した。これまで最高だった2024年と23年のプラス1・76度を大幅に超えた。気象庁の担当者は「130年近い統計データのなかで断トツだ。この夏の高温は異常だった」と話した。(朝日新聞9月2日朝刊記事)
週に5回程度通っているトレセン「日高東部健康福祉センター」では、インストラクターから、絶えず熱中症予防の「水分補給」を促されます。人も植物も水分補給が必要なのです。
9月になっても厳しい残暑が続くようです。異常な天候が早く収まることを願います。
昨日の夕方からの雷雨で、久しぶりに田畑が潤いました。高温と乾燥にあえいでいた野菜たちが元気づいたのがわかります。
ただ、30度以上の高温は当分続くようなので、油断はできません。
我が家の水田は蘇武神鍋山系の豊かな自然の恩恵で、水はなんとか確保できています。
ただ、地域によってはひび割れが進んで、出穂期に必要な水がたりないところも出ていました。昨日の夕方から夜にかけての雷雨は、まさに「旱天の慈雨」となりました。
出穂が終わった伊佐屋水田
水があっても、出穂期から登熟期にかけて夜間の高温が続くと、未熟の乳白米や胴割れ米となり、品質と収量低下につながります。
コメ不足もあってJAの買い入れ価格(概算金)が上がり、生産意欲が増したところにこの異常気象は、コメ不足解消と値段の安定を難しくさせます。
「減反から増産へ」。政府が批判されていた「減反政策」「転作補助制度」から、コメの増産に舵を切ることが決まりました
歴代政府の政策失敗でコメ不足に気が付かず価格高騰を放置し、急遽備蓄米の放出で価格を下げたと評価する「自作自演」もバカげた話です。
ただ、増産することで需給バランスが崩れ、コメ価格の下落も心配されます。
カロリーベースの食料自給率が38%、100%自給できるのは米だけです。後継者不足や耕作放棄地の増加など問題を抱えながら、日本の食を守る農家が安心して米作りができる施策考えてもらいたいものです。
我が家は農家というよりも、「コメ&野菜の自給自足」を業としていて、販売は一切していません。ただ、生産的労働に関与し体と頭を使うことが、生きがいとなり健康維持に役立っています。
連日猛暑日が続き、雨が全く降りません。この夏、伊佐屋君が住む兵庫北部:豊岡の7月の猛暑日(35度以上)は13日連続で合計20日を記録しました。
異常な高温が続く上に、雨が全く降らないので、畑の作物に大きなダメージを与えています。
水田のように水路があるわけでなく、水分の供給はもっぱら雨に頼っています。アズキや豆類を播いても芽が出ない、夏野菜が早々と枯れてしまうなどの被害があちこちに出ています。
このままでは秋冬野菜にも影響してくるでしょう。
元気だったサトイモ(5月末) & 葉焼けしたサトイモ(8月初め)

寒冷紗で日除けしても枯れた株がでたショウガ

今朝の天気予報
夜中明け方が30度から下がっていません。15時頃から雷雨があるのと、週間天気では7日に一時雨が降りそうで、気温が35度以下が続く予報が出ています。
「熱中症アラート」はずっと続いています。人は自然にあがらうことができない存在です。
記録的な日照り・干ばつ、異常気象が収まりますように・・・・。
以前記事にした「スイカの収穫」の第2弾です。計り忘れましたが、今度は重量は8㎏を優に超えているようです。長年スイカを作っていますが、こんな年は初めてです。
JAに頼んだ苗は、品種は赤小玉スイカ「たべて味」で、赤大玉スイカ「縞王マックス」ではありません。もう一本には、大きめながら小玉スイカができています。まさか先方が、間違えたわけではないでしょうね。
味は良かったけど、冷蔵庫に入らないし、大きすぎるのも不便なものです。
大家族が当たり前の昔、我が家も大玉スイカを作っていて、母が大きな風呂敷に包んで、綱につけた鉤で井戸に吊り下げて冷やしていました。

最近は小家族になり大きなスイカは消費できず、小玉スイカが人気です。スーパーに行っても大玉は少なく、ほとんどが小玉かカットスイカを売っています。