家庭菜園・農業・食べ物

2024年12月 3日 (火)

2024 豆類の収穫

秋じまいの作業も終わり、収穫が残っています。特に豆類は、枝から莢を離す、乾燥させる、莢から実を取り出す、乾燥させる、選別するの5工程を経て初めて収穫が終わります。手間暇がかかる仕事で、田舎ではジジババの冬仕事と言われます。

豆は栄養価も高く大好物で年中作ります。

春はインゲンと枝豆の早生種、夏はエダマメの中生種、秋は七夕豆・小豆・黒鶴(在来種)です。黒鶴は若取りしてエダマメで食べます。
ということは小豆を除いて、春夏秋の3シーズン、ビールのつまみを作っていることになります。  o(^o^)o

天日干し作業 & 黒鶴(クロツル)

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小豆 & 七夕豆(種用)
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伊佐屋菜園すぐ横の公民館の犬走をお借りして、小豆の赤、黒豆の黒、七夕豆の白を並べます。

黒鶴は枝豆として食べて残ったものです。干して煮豆や豆餅に使い、小豆は餡餅や赤飯に欠かせません。七夕豆は来年の種に使います。今年の豆類の出来は、猛暑で苦戦した七夕豆以外、順調だった落花生も含めてまずまずでした。
どれも乾燥のあと選別してペットボトルに保存します。長年の経験でペットボトルに入れると虫がわかないのです。
来年になると、この中から大きくて艶があるものを種とします。こうして在来種栽培が繰り返されるのです。






 

 

2024年11月24日 (日)

2024 伊佐屋菜園 秋じまい編

11月も半ばを過ぎると冬の訪れを感じます。最低気温が10度を切ってくるとエアコンやストーブの出番です。
伊佐屋菜園も夏に播き苗を育てた、秋冬野菜の収穫が始まりました。
菜園A芝寺271㎡)は、円山川堤防近くで国道や県道に囲まれています。土手外の名の通り堆積土で水はけのよい肥沃な土地です。(石は全くありません)

1月初旬にタマネギ苗を植え、中旬にエンドウの種まきをして、畑仕事が終える「秋じまい」となります。

菜園A(芝寺271㎡) 全景
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タマネギ & ニンニク
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エンドウ(発芽前) & イチゴ
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イチゴはこのまま雪と寒さにさらし、2月になると2回目の肥料を施し、マルチをかけます。
マルチを使うと雑草を抑え、地温を上げ、水分と肥料分を保持することができます。
使ったものは、できるだけ再利用します。

ダイコン & セロリ・ハクサイ
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ノラボウ菜、奥にホウレンソウ & ブロッコリー・ミズナ・カブ・ネギ・キクナ
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例によって自家消費のため少量多品種の作付けです。
使ったマルチは、雑草防止のため来年の作付けまで置いておきます。

菜園B(芝寺271㎡)「岩津ネギ」が残るだけ
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菜園B(芝寺271㎡)は、菜園(C)と同じ芝寺に位置し、集合墓地周辺を取り囲んでいます。
メインとなるクロツルとサツマイモは収穫済みなので、残るのはこれから鍋物に合う「岩津ネギ(注)」です。本場の岩津ネギとは言えませんが、同じ苗から種を採っています。雪が積もる北但では、葉折れを防ぐため積雪前に収穫します。

(注)朝来市岩津地区で栽培される岩津ネギは23日に出荷解禁されました。関東などに流通している白ネギと比べて、青葉の部分まで柔らかく、すべて食べられるのが特長です。 特に冬の冷え込みが厳しくなると、甘さと柔らかさが一段と増し、肉厚の青い葉にとろりとした水分が含まれてさらに美味しくなります。白い部分が25㎝以上という規格があり、何回かの土寄せが行われます。

昔からほかの農家さんに貸していた菜園C(芝寺954㎡) は、 耕作主が亡くなりました。
返されても広すぎて、伊佐屋君の手に合わないので府市場農産に無償で貸しています。
昨年に続いて手辺ソバを植え、収穫もまずまずだそうです。
           
    ソバを刈り終えた 菜園C(芝寺954㎡)
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2024年10月28日 (月)

2024 七夕豆苦戦中

まずまずの収穫だった落花生に比べて、七夕豆は悲惨な状況です。
まずは写真をご覧ください。元気がよいのは手前の2株だけで、他は実ることもなく枯れ始めています。
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この豆は20数年前から作っているインゲン豆の一種で、種苗会社では扱っていません。それぞれの農家が収穫したものから種をつないできた「伝統地場野菜」です。
マイブログに登場するのが2010年です。 七夕豆に関しては、マイブログ「伝統地場野菜 七夕豆」← をクリックしてご覧ください。

例年のごとく種を播いたのは7月20日ごろで、連日の猛暑を超えた酷暑の盛りでした。日に一度水やりしながら、欠株には再播種したりしました。七夕豆を栽培している知人に聞いてみると、一部を除いて枯れてしまったとの返事が数人からありました。苦戦しているのは私だけではありませんでした。中には「結構実がついているよ」と、差し入れてくれる親切な人もいます。
我が家は来年のために残った数本に手を付けずに種を採るつもりです。

かってない高温と水不足が原因としか考えられません。温暖化が進むにつれ、さらに厳しい栽培環境になることでしょう。
播種時期が一番暑いころなので、梅雨明け前に早めることやポット育苗でバックアップするなど、いろいろ考えてみるつもりです。






2024年10月26日 (土)

2024 落花生の収穫

5月のGWに苗づくりをして順調に育った落花生の収穫です。
伊佐屋菜園Aは小字を「土手外」と呼ぶがごとく、もとは堤外だったのが、堤防に付け替えによって堤内になりました。
砂や細かい土が堆積したので石が全くないのと水はけがよい畑です。落花生の栽培に適しています。

ポットで育苗(5月初) & 定植(6月初)2本立ち20株
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順調に生育(7月中旬) & 収穫前(10月下旬)カラス除けのネット
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収穫(10月末)花が咲いた後に「つる」が地中に潜って実をつける
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普通の豆類は花が実となる一方、落花生は花後に地面に潜った「子房柄(しぼうへい・つる)」が膨らんで実がなります。「落花生」と呼ばれる所以です。もう一つ、根に瘤のようなものがたくさんついていて、根粒菌を蓄えています。これが空気中の窒素を本体に供給する働きをしています。「豆類には窒素を控えめに施す」教えが理解できます。

茹で落花生
Dsc_0027_20241027105901収穫した落花生は土を落としたのち乾燥させて、焙烙(ほうろく)で煎って食べます。
我が家は面倒なので、ほとんど湯がいて食べます。塩味が適度にしみてほくほくした感じで美味です。湯がいて保存袋に入れて冷凍すれば、保存できます。

市場では中国産落花生がほとんどなので、「生落花生」は関東の千葉、茨城、神奈川などが国内産として出回っています。娘1が横浜に住んでいて、「生落花生」が販売されているとのこと。当然湯がいて食べると言います。関西では「生落花生」はあまり聞いたことがありません。娘1と娘2には伊佐屋野菜と一緒に送ってやります。

形の良いものは、洗わずに土だけ落として来年の種としてネットに入れて保存します。

 

   

 

2024年9月19日 (木)

2024 家庭菜園豆類の出来は?

マメ科のものはそれなりに成長しています。

七夕豆 & 小豆
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黒鶴 & 落花生
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小豆の種をまく時期は「清正公祭」(せいしょうこうさん)の頃、つまり7月23日を目安にしています。(早いと木ばかりが大きくなって実つきが悪いとか)
近年少し早めて中旬に播いています。おかげでその後の酷暑にも耐えて大きく育っています。
一方、七夕豆は生えそろったにもかかわらず、2割程度が枯れています。かってない水不足が原因だと考えられます。

黒豆の早生品種である「黒鶴」は、6月1日の種まきで、追肥土寄せを経て順調に成長しています。
早ければ10月13日の秋祭りに間に合うかもしれません。
これから怖いのが、台風による強風で茂った茎が折れてしまうことです。杭を打ってハウスバンドを張って支えていても、大きく成長した茎には役立たなくなります。くわばら くわばら 台風退散!

一方、落花生はどんどん茂っています。葉っぱに隠れている花が咲くと根元から細長い子房が下方へ伸び、地中にサヤを作ります。落花生とはよく言ったものですね。

 

 

 

 

 

 

      

2024年8月14日 (水)

2024 伊佐屋菜園(B)お盆編

こちらは芝寺の共有墓地近くの菜園(B)です。こちらも頑張って草取りしています。

サツマイモ & 岩津ネギ & 黒鶴(豆)
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カボチャ & クウシンサイ
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2024 伊佐屋菜園(A)お盆編

何日も雨が振らず大地が乾ききっています
この時期に幅をきかせる草は、スベリヒユ、オヒシバ、メヒシバ、コニシキソウ、ノゲシ類です。前作のマルチはそのままにしておくと草対策となります。

花を咲かせてしまうと種ができます。その後耕耘すると雑草の種まきしているようなものです。根こそぎ取り切ることが大切です。でもこんな馬鹿なことをしている人は他にはいません。

菜園(A)の東部と西部
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第2次キュウリ & サトイモ
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ニンジン & 落花生
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アズキ &  ショウガ
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イチゴの苗作り
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草取り後に耕耘
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昨年の日照りで、サトイモとショウガがほとんど穫れませんでした。
今年は2~3回水やりをしています。

 

 

2024年7月22日 (月)

2024 伊佐屋菜園(B) 梅雨明け

府市場の中央部の芝寺にあるのが、菜園(B)です。

サツマイモ・岩津ネギ・黒枝豆(黒鶴)、奧にカボチャ2種と空心菜
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昨年は植えたサトイモ30株が、日照りと連作障害で散々でした。豆類も連作を嫌います。連作障害が出ないサツマイモやカボチャ類を植えて作付けローテーションを行ないながら、それぞれ順調に育っています。

 

 

 

   

2024年7月21日 (日)

2024 伊佐屋菜園(A) 梅雨明け

21日が中国・関西地方の梅雨明けのようで、いよいよ夏本番を迎えました。伊佐屋菜園は夏野菜を中心に今が盛りとなりました。
国道と県道と円山川と人家に囲まれた、元河川敷だったのが菜園(A)で、石がなく水はけの良い畑です。

菜園A:西側 & 菜園A:東側
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ジャガイモの収穫跡にアズキと七夕豆を播く
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ニンジン & 落花生
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オクラ・バジル・シソ & サトイモ
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ショウガ & 芽が出た第2次キュウリ
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トマト・ナス & キュウリ・ピーマン・シシトウ
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エダマメ & 青ネギ
Horizon_0002_burst20240722163954471夏野菜は順調です。昨年のように1ヶ月も雨が降らないと、ショウガ・ナス・サトイモが日焼けを起こして根や実が太らなくなります。

防災無線や消防署の広報車が「熱中症警戒アラート」を盛んに発信しています。畑を通るとき、「高齢者の方は特に危険です」と一言。
帽子をかぶってタオルを巻いていても、高齢者とバレているようです。平日の昼なら勤め人ではないですね。
とは言うものの身を守るため、農作業は早朝と夕方に行ない、日中はエアコン付けて小説でも読んでいます。趣味の農業とはいえ、贅沢なものです。




 

  

 

  

2024年6月22日 (土)

初のマルチ栽培が成功(ジャガイモ)

黒マルチを使ったジャガイモの収穫時期になりました。
何人かから「マルチを使ったら追肥や土寄せが不要で、大きな芋が穫れるよ」と聞いていました。サツマイモ栽培に使っていても、ジャガイモには邪道だとばかりに抵抗してきました。

マルチ下のジャガイモ、茎はまだ元気
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マルチをめくると顔を出す芋 & 掘りあげたキタアカリ
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収納前に倉庫で乾かす(奧はキタアカリ、手前メークイン)
Tripart_0001_burst20240621145518271_cove種芋はそれぞれ2kgで、収穫は一輪車2杯ずつでした。感覚として80kgは越えているはずです。ということは各40倍となります。

<マルチ栽培の効用>
①追肥・土寄せが要らない省力効果
②地温が高い効果か茎がよく茂る
③葉を食べ、卵を産み付けるテントウムシダマシがほとんどいない
④マルチシートが陽を遮って、芋が緑化しない
⑤芋づる式に持ち上がって収穫が楽である

毎年悩まされるテントウムシダマシがほとんどいない理由は不明ですが、他は理解できます。
敢えて課題を挙げると、芋が大きくなりすぎることでしょうか。茎の状態に拘らず早めの収穫に努めることですね。
使ったマルチは、来年度使用できるように大事に保管します。
環境への負荷を少し減らすリユース(reuse)です。








  




 

 

 

 

 

 

 

 

    

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