但馬山友会

2024年2月25日 (日)

2024 第24回但馬山友会総会

2024年度の活動が始ります。年度初めの総会で、新年度の活動計画と新しい役員を選出しました。
例会活動では、六甲全山縦走を3回に分けて実施することが計画されました。また、遠征登山は2度目の白山が提案されました。前回(2011年)は悪天候で、室堂に宿泊したものの山頂に登れなかったと聞いています。
昨年の立山と富士山と併せて3霊山と呼ばれる信仰の山です。花の山としても有名で、ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ、ハクサンオミナエシ、ハクサンコザクラ、ハクサンチドリなどハクサンと名がつく花は、18種あると言われます。下界は酷暑時期でも、山では雪解け後の春真っ盛りの花々に会えることでしょう。

総会風景 & 退任役員へ感謝を込めて花束と拍手
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例会のうち3回を六甲全山縦走が占めるとほかの活動が狭まるので、3年掛けて計画したらどうかという意見が出ました。
これに対し「毎年歳を取るので、体力と気力があるうちに登りたい」との意見。どんどん高齢化する会の現状と会員の本音に納得です。

私は昨年17回の活動のうち参加できたのが10回でした。よく頑張ったと言いたいところですが、数回は遅れたり、エスケープしてリーダーや参加者に迷惑掛けました。皆と同じペースで登れないのが歯がゆいところです。
東部健康福祉センターでのトレーニングを重ね、初級レベルには参加したいと思っています。




2023年10月19日 (木)

但馬山友会 レジェンド逝く

15日夕刻に散歩中、乗用車との事故で亡くなった山崎幸雄さんの葬儀に参列しました。通夜葬儀にかけてご近所や友人にのほか、勤務された国鉄機関区、趣味だった詩吟の会、山の仲間がお別れしました。
もうすぐ満98歳で、ベテラン山仲間達が「白寿(99歳)祝う会」を20日に予定されていた矢先の出来事でした。

遺影とご遺族の挨拶状 & 式場
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山崎さんは、「但馬山友会」の前身で自然環境保護を目的とした「但馬自然保護協会」の会長として、10年の長きにわたって会の運営と指導につくされました。
その後2001年(平成13年)に「但馬自然保護協会」から、自然に親しみ山歩きを楽しむ「但馬山友会」に移行した後も、顧問として10年間、後輩の運営を支援されながら、一会員として山を楽しんでこられました。

但馬山友会4レジェンド(2019年納会)
Pb170101 90歳を越えた頃から山歩きは無理でも総会や納会には、2月に亡くなった初代会長上谷一さんと一緒にお顔を見せて、山の歌を歌い、ベテラン会員との交流を楽しまれました。
いつからか2
代会長Hさんと3代会長Kさんと4人を「但馬山友会4レジェンド」と呼ぶようになりました。文字どおり、但馬自然保護協会から続いた但馬山友会を生み育てるのに尽力された伝説の人物という意味です。

6年前に奥様を亡くされたあとお一人となり、日常の家事はご自分でこなされ、健康に留意され、特に拘られたのは歩くことです。1日1万歩を自分に課して、市内のあちこちを歩く姿を見かけた方も多かったことでしょう。
事故に遭われた18時頃といえば、辺りが暗くなり歩行者にとって危ない時間帯です。もちろん
事故の原因は乗用車の運転手の過失ですが、「今日は目標の1万歩にまだ足らん」と、歩かれたのでしょうか?

88歳の時、私がリーダーを務めた「2014三瓶山一泊登山」に参加され、労働歌「がんばろう」を口ずさみながら軽やかにに歩いていらっしゃったのを思い出します。
若いときは労働運動の闘士だったとお聞きしますが、私が知己を得たときは人に優しい穏やかな態度と、もの言いでした。
2017年から2019年まで会長を務めた私に会う都度、「頑張ってもらってありがとう。会をよろしく頼みます」と声を掛けていただきました。

標高が高くて険しい峰々が連なるのを「岳」と表現されます。その人生を象徴するが如く戒名にはしっかり「岳」の字が刻まれていました。
自然を愛し、山を愛し、人を愛し、平和を愛し、自分に厳しかった「レジェンド山崎」さんの心を私たちが受け継ぎたいものです。


2023年9月25日 (月)

2023 但馬山友会 鉢伏山 1,221m

但馬山友会例会も早春から始まって、後半の秋登山になりました。
彼岸の前日から北の高気圧が南に下がり、一気に空気が入れ替わったような感じです。

案内ハガキに「ハチ高原スキー場として親しまれる鉢伏山は、標高約800mの高原にホテル・山小屋等が点在し、山頂から眺める鉢伏高原は、まるで異国のようです。景観を楽しみながら歩きましょう」書かれています。
集合場所のハチ高原交流促進センター駐車場に集まったのは「体験入会」の2人も含めて49人でした。

登山前ミーティング & 登山開始
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高原交流促進センター➡林道分岐登山口➡ケルン➡鉢伏山山頂➡高丸山(昼食)➡小代越え➡シナノキの巨木見学➡ゲレンデを下山➡高原交流促進センター            <全行程 4時間半>の初級コース設定です。

ツリフネソウ と シロツリフネ
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オタカラコウ & アキノキリンソウ
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アケボノソウ & センブリ
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雲がかかる氷ノ山 & 貴重な日陰の登山道
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オヤマボクチ & ヤマシロギク
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コナスビ & ヒカゲカズラ
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ネジバナ & オオカメノキ(ムシカリ)
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センボンヤリ & アキチョウジ
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一斉にスタートしたものの、高齢の二人が遅れて、皆さんに山頂で待って頂きご迷惑をおかけしました。
ここから高丸山→小代越えと続く稜線を縦走するところですが、2人はそのままピストンで下山することになりました。

鉢伏山からハチ北方向
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鉢伏山山頂 & 高丸山・小代越えに続く稜線
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周回組の出発 & 高丸山への登り
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一方ピストン組は、下山途中も「花めぐりの旅」を続けます。
天候は曇り時々晴れ、気温も20度半ばと時折吹く秋風が心地よく感じられます。

ミコシバナ(神輿花)となったゲンノショウコ & ゲンノショウコ (赤)
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リンドウ & ウメバチソウ
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ツリガネニンジン & ツルニンジン

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ノハラアザミ & ミズヒキソウ
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ミゾソバ & ヤマジノホトトギス
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ヨメナ & 周回組が先に下山
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9時前の出発で、周回組が下山したのが12時40分で、最短のピストン下山を選んだ2人が花めぐりに熱中し、13時の下山となりました。
天候も徐々に回復し、7月から9月中頃まで酷暑の登山が続く中で、久しぶりに爽やかな秋登山を楽しみました。
次の例会は播磨の「七種山(なぐさやま)683m」、標高の割にはタフな山と聞きます。

※ 花の写真は、周回組のIさんと、ピストン組mikiの撮影を一つにまとめました。

      別宮の棚田越しの氷ノ山
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2023年9月10日 (日)

2023 但馬山友会 播磨妙見山 693m

9月半ばになっても30度越えの暑さが続くものの、朝夕は凌ぎやすくなりました。
9月例会は多可3山の一つ「あまんじゃこ(天邪鬼)伝説」が残る妙見山693m、東山古墳群を見ながらの周回コースです。
この山は、山容から妙見富士とも呼ばれています。同じ兵庫県には他に但馬妙見山1139m、能勢妙見山660mがあり、いずれも妙見菩薩を本尊とし、北極星または北斗七星を神格化した仏教といわれています。また3山とも「兵庫ふるさと100山」に数えられています。
集まったのが44人、途中の集合場所で車を整理して向かいます。

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気温が高い上に湿度も高く、風もないので汗が噴き出します。
体調不良で途中下山者が出たり、下りでは積もった落ち葉で滑って腕をすりむいた方も出るハプニングもありました。
山頂は広くない岩場中心の場所ですが、近くの三国岳 千ヶ峰、笠形山が展望できます。
次回例会は9月24日(日)、関西百名山の一つ、鉢伏山1,221mが予定されています。


 

 

2023年8月27日 (日)

2023 但馬山友会 高竜寺ヶ岳 697m

残暑のはずが、やはり盛夏並みの暑~いお天気でした。
7月例会は「但馬と丹後を分ける秀峰・高竜寺ヶ岳」で、2018年5月以来5年ぶりです。
集合場所は京丹後市久美浜側の尉ヶ畑登山口に、新入会員1人と体験入会4人を合わせてぴったり50人の参加でした。
山頂からの展望の良さと自然林に囲まれた木陰の登山道が魅力です。
登りは約90分、時折吹く涼風が暑さを和らげてくれました。
ルートはピストンではなく、帰りは「たんたんトンネル」の上を通る林道歩きの周回です。

我が家付近から東に高竜寺ヶ岳 & 但東町からの山容
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自然林に囲まれた木陰の登山道
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尉ヶ畑集落  & 久美浜小天橋
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 久美浜湾方向 & 南:粟鹿山・東西床ノ尾山 
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正面:東里ヶ岳、江笠山 & 中央:来日岳
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山頂697mに対し、登山口の標高は約300mなので、標高差は400m弱と甘く見たのが失敗でした。35度を超す気温は汗っかきの私には酷なものでした。おまけに朝飲む痛み止めを飲み忘れ、昼の薬もリュックに入れ忘れる始末です。コルセットに支えられながらも、重だるい腰の痛みに登り下りとも大きく遅れて、役員始め皆さんに迷惑を掛けてしまいました。

6月の三室山、7月の立山でついた自信が、もろくも崩れ去ってしまいました。この分では9月の播磨妙見山(693m)の参加を見合わせることになるでしょう。


   


 

2023年8月 1日 (火)

2023 立山紀行 高山植物&野生動物とパノラマ展望

今年度の但馬山友会遠征登山は、コロナ禍で延期中止が続いた立山です。
催行は4年ぶりとなり、1泊に規模を縮小して実施されました。
全員一の越山荘(2,700m)に宿泊するも、「登山チーム」→ 雄山・大汝山・富士の折立に登り、浄土山経由で室堂に下るコースと、高山植物や野生動物に出合うことができ、体力の負担が少ない「室堂・浄土山散策チーム」に分かれました。
雪解けが進み梅雨も明け、春と夏が一緒にやってきた感じの立山は、まさに花盛りです。

ガクウツギ & イワイチョウ

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チングルマ & ハクサンイチゲ
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オンタデ & コバイケイソウ
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ハクサンボウフウ & ミヤマセンキュウ
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モミジカラマツ & カラマツソウ
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エゾシオガマ & ヤマハハコ
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イワツメグサ & タカネツメクサ(中にイワギキョウ)
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ムカゴトラノオ & ヒメクワガタ
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ミヤマダイモンジソウ & シラネセンキュウ
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ツマトリソウ & ゴゼンタチバナ
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ナナカマド & アオノツガザクラ
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ハクサントリカブト & ミヤマリンドウ
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イワギキョウ & チシマギキョウ
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クロユリ & ハクサンフウロ
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ミヤマアキノキリンソウ & ウサギギク
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ミヤマダイコンソウ & チングルマ穂
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ミヤマキンバイ & ミヤマキンポウゲ
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イワオトギリ & クルマユリ
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コイワカガミ & ヨツバシオガマ
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シラタマノキ & クロトウヒレン
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ライチョウ & イワヒバリ
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室堂から一ノ越へ

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一ノ越からの眺め(南:モルゲンロート & 北:影立山・室堂)

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雄山山頂から室堂方向の眺め & 雄山頂上 峰本社
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チングルマ越しに、右から雄山・大汝山・富士の折立・真砂岳・別山・雲がかかった剱岳

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浄土山頂より、左から槍ヶ岳・奧穂高岳・水晶岳・笠ヶ岳・雲の薬師岳、中央は五色ヶ原
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浄土山から急な岩場の下り


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   みくりが池から雲がかかった立山
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山歩きには「登山」と「トレッキング」、「ハイキング」などのスタイルがあります。
「散策チーム」はコースタイムにこだわることなく、立ち止まって会話を楽しみながら景色や花を愛で、カメラを向ける「ゆる山歩き」スタイルをとりました。
さしずめ1日目の室堂から一の越山荘までは「ハイキング」で、2日目一ノ越~浄土山~室堂は「トレッキング」ですね。
もう一つのアウトドアグループ「神鍋山野草を愛でる会」の活動と似ています。







 

2023年6月18日 (日)

2023 但馬山友会 三室山 1358m

前回の由良ヶ岳640mに続き、6月例会第2弾は、氷ノ山に続く県下第2の高峰三室山(宍粟市千種町)です。
従来の登山口からのピストンではなく、山頂から展望のよい尾根筋を大通峠を経由して下る周回コースです。
「山頂付近にクサリ場があり」との案内表現もこのコースを知らない人にはやや刺激的です。標高差約800mの中級設定で、道中が90分かかる遠方であることもあって、少なめの30人が車に同乗して出かけました。

登山口手前の大駐車場に集合
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ネジキ & ウツギ
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フタリシズカ & 千種川支流添いの道
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何度か渡渉 & ジグザグの急登
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山頂付近に大岩が登場 & サラサドウダン
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ミニ・クサリ場
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山頂手前から見る船木山・後山、左奧に日名倉山 & 三室山山頂
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登山口出発が9時、約2時間歩いて山頂到着です。標高差が800m弱なので、結構急登が続きます。
曇りときどき日が差し、山頂からの展望はまずまずで、地図や望遠鏡で「山座同定」がなされました。

兵庫県鳥獣保護区地図 & ひときわ目立つ氷ノ山1510m
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鳥取県境・扇ノ山1310m & 岡山県境・那岐山1255m
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大通峠へ下山 & 笹原が続く尾根道
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ブナ林も出現
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ツルアジサイ & タンナサワフタギ
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梅雨時期の6月はやたら白い花が目立ちます。
写真にはありませんが、ハクウンボク、イワガラミやナナカマド、ガマズミ、ヤブデマリが咲いていました。
緑燃ゆる時期となると、「白色」はコントラストが高く、昆虫による花の識別に役立っているのではないかという説があります。
マタタビの一部の葉が白化するのも、虫を呼び寄せて受粉を促すためとも言われます。

ギンリョウソウ & コガクウツギ
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コナスビ & アカショウマ
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エゴ & 三室の滝
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伊佐屋君は前回の由良ヶ岳がやっとの体力だったので、過去2回登った三室山はパスする予定でした。
2日前に届いた山友のLINEの誘いについ乗ってしまいました。歩行5時間で特に下りの3時間弱は腰が持つか心配でした。
先頭を歩くリーダーから遅れがちになると、ペースダウンや休憩を入れてもらったりして、なんとか完登することができました。但馬山友会復帰後の中級レベルの初チャレンジに、仲間から励ましやいたわりの言葉を頂きました。

次回例会は7月2日に日本百名城・鳥取城跡が予定されています。
織田と毛利がせめぎ合う最前線で、記録にのこる激闘が繰り広げられた場所です。
羽柴勢がとった兵糧攻めは、「鳥取城の飢え殺し」(まっぷる)として多くの餓死者がでました。一度登りたかったところでもあり、参加することにしています。


     


2023年6月 6日 (火)

山友の命日

6月6日は、但馬山友会でご一緒した「水縄松生」さんの一周忌です。
昨年6日の未明、自宅の火災で高齢の父君とともに亡くなりました。
命日を前に奥様が句集「五月晴れ」を発刊され、友人としてご恵送頂きました。
松生氏がこの世に「生きた証」の一つとして、新聞欄で入選された句を集められたと、奥さまから聞いています。合わせてカメラの一席入選の写真が載せられ、どちらも但馬山友会の例会がテーマでした。
ご自宅が全焼で何も残らない状態から、俳壇を主宰する新聞社や周りの方の協力でここまで漕ぎ着けられました。
伊佐屋三木のblogにも松生氏や山の活動が登場し、奥さまの思い出探しに少しは役立ったことでしょう。
出石㐂らく文庫 開店です」 「㐂らく文庫 繁盛中」 「頂上目指して」 ← どちらもクリックしてご覧くださいその後は左上部の「←」戻るボタンで元記事に戻ります。

Img_20230607_0001山の会に入会時期がほぼ同じ、同年代として話が合い、山に親しみ、カメラを楽しみました。
もう一つの顔、「文人水縄」「俳人水縄」を知ったのは、ずっと後からでした。
句集は歳時記と同様、四季と新年に分けて、自然や地域、文学、農家生活、家族への思いが込められています。
春の句に「けふからは切手貼り足す四月哉」があり、彼からの封書やハガキがそれでした。

彼の筆まめは有名で、何かあると封書が届きます。
中高年の愛読紙「サライ」のクロスワードクイズが毎月送られ、「三木大兄の健闘を祈ります」と書き足されていました。
なかなか骨のあるクイズで、4~5日経ってから答えをLINEで送って確かめました。それを「水縄松生からの挑戦状」として、楽しみにしていました。
お互い先ず自力で解く、どうしても無理だったら辞書だけ使用可という暗黙のルールがありました。同じ答えであれば、「私も同じです」、違っていれば、「さーて?」が返ってきます。

パソコンやスマホがありながらも、愚直なまでに辞書や封書に拘わるのが彼らしく、「デジタルに頼るな、アナログのよさもある!」そんな声が聞こえてきそうです。

我が父の命日でもあるので、この日は忘れてはならない日です。

 

 

    

2023年6月 4日 (日)

2023 但馬山友会 由良ヶ岳 640m

但馬山友会例会に参加するのは、今シーズンは3回目です。
何かの案内で「由良川が若狭湾に注ぐ辺りに、ゆったりと裾野を広げる由良ヶ岳は丹後富士とも呼ばれる美しい山です。頂上からの眺望は素晴らしく、眼下に若狭湾を見渡すことが出来ます。遠くには若狭・丹波・但馬の山々が、足元には日本海の白波が打ち寄せる砂浜など、360度の絶景を見ることができます。西峰からは天の橋立の松並木も望めます」とありました。
640mは低山の部類に入りますが、河口からなので正味の高低差で、円山川河口に屹立する来日山567mと似ています。
また、ここは森鴎外の小説「山椒大夫」の舞台となったことで知られる地でもあります。

集合は豊岡市内で、乗り合わせて丹後由良駅まで走り、そこから登山口まで歩きます。
「車で乗り合わせて県外に出る」なんて、コロナ禍中では考えられなかったことです。
ただ、台風の影響を受けた前線の活発化による警報の大雨で、催行を危ぶんだのか通常の半分程度の26名でした。

丹後由良駅 & 由良ヶ岳をバックに登山前のミーティング
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畑に植えられたオリーブの花 & ホタルブクロ
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登山口 & 始めは急な登り
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しっかりしてわかりやすい登山道 & エビネの群落
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尾根に沿って作られた登山道はしっかりしていて、各所に目印テープが付けられています。
東峰と西峰の分岐の手前に前日の大雨ですべりや箇所があって少し緊張しました。
出発から約2時間で先ず眺めのよい東峰に登り、眼下の絶景を眺めながら少し早いお昼にします。

東峰・虚空蔵菩薩 & 舞鶴山遊会さんと山頂で一緒
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栗田湾にそそぐ由良川 & 遠くに若狭富士で名高い青葉山(双耳峰)
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食事しながら案内どおりの絶景を楽しみました。前日の大雨で川はもちろん河口も湾内も濁っています。
由良川は流域に丹波市や福知山市を抱え、過去水害が繰り返された暴れ川で有名です。
ここから遡った氷上町の分水嶺から南に下ると加古川となります。
舞鶴山友会さんのメンバーから、「もうすぐ由良川鉄橋を電車が渡るよ」と教えていただき、丹後由良駅11:28分発の西舞鶴行き列車の渡橋が確認出来ました。

京都丹後鉄道列車の由良川渡橋(列車から見ると川の中を走っている感じ)
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最高峰640Mの西峰(スカイツリー634mとほぼ同じ)
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左端に天橋立 & 栗田湾・関西電力火力発電所
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登山口の資料に、東峰の虚空蔵菩薩は地元の子供が、「十三まいり」といって13歳になるとお参りしたそうです。
「十三まいり」は京都の嵐山の法輪寺が有名で、関西ではあちこちにあります。

雲が晴れて山頂が見える丹後由良駅 & 登山証明書
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登山口には由良地区公民館発行の登山証明書が置かれていました。
私がいただいたのが202番なので、シーズンが終わる頃には3桁越えるでしょう。

ベニバナヤマシャクヤク & 本日の歩数
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 2019年から2021年の3年連続で膝腰を手術して、徐々に例会参加ができるようになりました。登り下りとも遅れがちになると、何度も休憩を挟んで配慮していただいたリーダー及びサブリーダーの皆さんに感謝です。

まだ、痛み止めを飲み、鎮痛テープを貼り、コルセットをつけての参加となります。
7月末の立山遠征登山の初級組のリーダーを仰せつかっていることから、務めを果たせるよう日々のトレーニングを欠かさないようにします。

次回例会は、6月18日(日)宍粟の三室山1358m、氷の山に次ぐ県下第2の高峰です。
山頂から大通峠をたどる周回コースで、歩行時間は5時間となっています。
過去2度登山口往復で登ったことがあります。

(今度も登れるかなぁ、登りたいなぁ) 弱者になってのつぶやきです。
 

 

2023年4月 8日 (土)

2023 但馬山友会 金山540m

但馬山友会例会第2弾は、丹波市と丹波篠山市の境にある金山540mです。
丹波市鐘ヶ坂公園からレンガ造りでは日本最古の「明治のトンネル」を見学し、古道を登り山頂付近の「鬼の架け橋」からの眺望とヒカゲツツジを愛でて、金山山頂(金山城跡)で昼食、今度は丹波篠山側に下り追入神社で休憩し、鐘ヶ坂登山道を峠越えして鐘ヶ坂公園に戻る周回コースです。
交通の要衝としての鐘ヶ坂峠を越える先人の苦労や、明治・昭和・平成の3代に渡ってトンネルを掘った知恵と技術を偲ぶことができます。
因みに現在共用されているのは、2005年開通の平成トンネルです。

参加者43名によるミーティング & 公園から見る鬼の架け橋
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明治のトンネル(明治16年完成) & 古道を登る
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盛りのミツバツツジ
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アセビ & 植林帯
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断崖に鬼の架け橋
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岩場に咲くヒカゲツツジ
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金山山頂 & 北方向:黒井城跡
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クロモジの花 & ちょっと怖い「人の架け橋」
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篠山側追入から峠越えの道を戻る
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前線が通過した後、この時期としては強い寒気が入り込んで冬型の天気のようです。
気温が低く、場所によって強い風に悩まされました。
北西方向の但馬の空はどんより曇っていましたが、こちらは晴れたり時折時雨れるも合羽や傘を使うほどでもありませんでした。

全行程 4時間+昼食時間で、ランクは初級設定です。
但馬は雨模様にもかかわらず、43名が鬼の架け橋や金山山頂からの眺め、盛りを迎えたミツバツツジやヒカゲツツジを楽しみました。

私は一念発起して、昨年12月1日から連続して4ヶ月間、近くの「日高健康福祉センター」でリハビリトレーニングを続けています。
それが効いたか腰の痛みもさほどではなく、なんとか皆のペースについていくことができました。
「努力は人を裏切らない」なんて言うにはちょっと早すぎますかね。





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